守田です。(20120427 16:00)

表題にあるように、4月30日に京都市伏見区丹波橋駅そばの呉竹会館でお話します。新日本婦人の会伏見の方たちのフェスティバルの一環で、「放射能汚染や内部被ばくと食べ物の安全」のタイトルでお話します。時間は11時20分から。1時間お話して、質疑応答を15分受け、その後、別室でも質疑を受ける予定です。よろしければおこしください。

なお今回は、放射能汚染された食材をいかに避けるのかだけではなく、いかによい食事をするのかについてもお話しようと思っています。
というのは、あるところで、放射能汚染された食材を徹底排除されようとしている方から、結果として海産物のほとんどをあきらめていることを聞き、それもまた違ったリスクを作り出してしまうことを感じたからです。

今、大事なのは、栄養学を踏まえた視点だと思います。なぜかというと、もともと日本の食事は、栄養学の観点から言って、非常にバランスがよく、健康食といえるものが多いのですね。だから一つの参考数字ですが、OECD各国の「生活習慣病」事情をみると、日本は韓国と並んで、ダントツのスリム国となっています。心臓疾患などが非常に少ない。それらもあって、日本は世界最高峰の長寿国です。(もちろんこれには日本の優秀な医療制度の貢献も大きく関与しています)

この健康食を支えている大きなものが豊富な海産物です。なので海の幸を使った食事は、体に大変良いのです。ところがその私たちの恵みの海に膨大な放射能が垂れ流されてしまった。そればかりか今もなお、垂れ流されているわけです。何度も許せないという思いがこみ上げてきますが、問題はそれですべての海産物を摂取しないようになると、それはそれで健康上のリスクが大きくなるということです。

ではどうするのか。測って、安全を確認して食べる。もう少し強調すれば安全を確認したら、できるだけ積極的に食べることが必要だと思います。現状では、西日本、とくに九州近海の魚などは安全性が高いですが、それもこの先どうなるか分からない。だからこそ、測定の充実が今後、ますます重要になります。

ただしここで重要な問題が浮上してきています。測った数値をどう解釈するのかです。せっかく測っても、そこで内部被曝の脅威をまったく評価していないICRPのものさしをもってきてしまっては、「安全」「安全」のオンパレードになってしまう。だから測ることと同時に、内部被曝のメカニズムをきちんと学び、これを隠してきたICRPへの批判的視点を養っていくことが大事です。

今回は、こうした点についてもお話しようと思っています。可能な方は
ぜひご参加ください

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新婦人 サークル発表会&体験会
伏見フェスティバル

~新婦人50周年記念 私たちにできること~ 
     
にちじ  2012年 4月 30日(月)
ばしょ  呉竹文化センター 創造活動室・2階会議室・和室 
ないよう
10:00~  オープニング  南京玉すだれ キッズソーラン
10:15~  サークル発表
コーラス・フラダンス・英語・俳句・着物リフォームなど
11:20~  学習講演会 
   「放射能汚染や内部被ばくと食べ物の安全」 
講師 守 田 敏 也 氏  

12:35~  お昼休み(2階会議室にて)
豚汁・産直米ごはん・珈琲あります。マイ箸・食器 ご持参ください。
*スペースが狭いいので、30分ずつ 2交代で食事・交流をしましょう。
13:40~ 体験会 (要材料実費)
       デコアート・英会話・ロミロミマッサージ、笑いヨガ・着付け
        忍者コーナー・折り紙コーナー                              
15:00~ フィナーレ 大抽選会
       

作品展示、実演、販売もあります。
絵手紙・ぬりえ・絵画・編み物・裂織・書道・陶芸・パッチワーク・布ぞうり・ビーズ・おりがみ・トールペイント・エコクラフト など手作り作品いろいろ
                                        
お問合せ 新婦人伏見支部 TEL 621-5598