守田です(20230412 17:00)

● サンタナ学園とひとつぶてんとう園の経験から見えてくること

滋賀県立大学院准教授の河かおるさんと、しずえさん、守田敏也で、鼎談し「子どもたちの学ぶ権利に」ついて話しました。その動画をアップします。
後半で地方自治のことにも触れていて、統一地方選を担うにあたっても大事な点を話せたと思っています。その点からもぜひ観ていただきたいです。

河さんは「サンタナ学園」という滋賀県愛荘町の在日ブラジル人の学校を支援しています。まずこの学校を訪問させていただいてから鼎談しました。

この学校を支えるため、河さんが理事の一人となって設立したNPO法人コレジオ・サンタナのHPを示しておきます。
https://sites.google.com/view/nposantana

にしむらしずえさんもフリースクール、ひとつぶてんとう園の代表を務めています。
それぞれの園に通う子どもたちは、当然ながら学ぶ権利を持っていますが、行政からの支援はこれまでまったくありませんでした!

それはおかしい。学ぶ権利は当然守らなければいけないし、何より子どもたちがのびやかに育てない社会なんて貧しすぎます。
ではどうすれば良いのか。そんな点をお話しました。

● すこしずつ国も行政も動き出した 

行政もまったく何もしていないのではなくて、この間、多くの方の関わりの中で少しずつ変化してきています。
国は2019年10月から幼児教育・保育についての無償化を決めましたが、ここだけはサンタナ学園も対象になっています。
また滋賀県はヤングケアラーのことでもアンケートを行っています。

2021年、滋賀県が社会福祉協議会に委託して「子ども若者ケアラー実態調査」を実施
https://www.pref.shiga.lg.jp/ippan/kosodatekyouiku/kosodate/327438.html

国はさらに「教育機会確保法」を制定し、不登校時の学校以外の学びの場を学校の出席扱いと認める「出席認定」を始めました。
そのことで行政によって差はありますが、フリースクールに子どもが通っている親への支援もはじまりつつあります。
滋賀県でも県議会で意見書が出されています。

滋賀県議会「不登校児童生徒の教育の機会の確保に向けたフリースクール等の在り方検討と経済的支援を求める意見書」2022年12月21日可決
https://www.shigaken-gikai.jp/g07_IkenView.asp?SrchID=869&bunrui=&kword1=&kword2=

でもそれが実際に子どもたちの目線に十分に立っているのかというとさまざまに限界もある。そこをどうしていくのか。何が必要なのか。
この点で、河さんとにしむらさんの話が混じりあいました。

続く

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ひとつぶてんとう園、オープンデーの動画もご覧下さい。