守田です(20220213 20:00)

● エジソン、ダリ、マリ・キュリー、ラジウム・ガールズ・・・

放射線の発見者たちは悲惨な末路を迎え労働災害も起こったー『放射線副読本』読み解き会 資料編

現在大津市で行っている『放射線副読本』読み解き会1回目の動画から、放射線の発見者たちが悲惨な末路を迎えたことを解説した部分をピックアップしてご紹介します。
これは『副読本』冒頭のコラムで「レントゲン博士による放射線の発見」のみが紹介され、すぐに悲惨な被曝が始まったことが書かれてないことを指摘した箇所です。

例えばレントゲンを使って大儲けをしようと考えた発明王エジソンが、「レントゲン透視箱」を作ろうとして、助手のダリの手を繰り返しレントゲン撮影しましたが、ダリの手はボロボロになり、やがて悲惨な結末が待っていました。。
ラジウムから放射線が出ていることを発見し、レントゲン博士に続いて第2回ノーベル物理学賞を受賞したマリ・キュリーも指を落とし、病に苦しみました。
そのラジウムの蛍光性を利用して、腕時計の文字盤にラジウムを塗っていた女性の工員たち=ラジウム・ガールズも大変な被害に見舞われました。

『放射線副読本』が無視しているこれらの事実を動画でご紹介しました。ぜひご覧下さい。

● 原発はやはりとても危険

あと一月で再び3月11日がやってきます。福島原発事故から11年です。
11年経って福島原発からはほんの少しのデブリも取り出せていません。内部の様子もほとんど分かっていません。それで何の教訓がつかめるはずもないのに、「新規制基準」のもとで、原発の再稼働が続けられています。
国と社会を滅ぼす行為です。許してはなりません。何度でも「危険な原発をとめて」という声を高めなくては。

そのために最も重要なのが、被曝の危険性をきちんとつかむことです。
『放射線副読本』は危険性をあいまい化し、危なさを隠し、被曝の強制を強いるとんでもないBOOK。だからきちんと読み解く必要があります。
2月19日土曜日に2回目の読み解きを行います。

次回は文科省部分の8ページ、「放射線を受けると、どうなるの?」からです。
ここではじめて原爆のことが登場するため、次回は原爆と被爆、被曝のことも掘り下げます。ぜひご参加下さい。

詳しい案内は以下からご覧いただけます。
https://toshikyoto.com/press/7080.html

申し込み先 yomitokkiradiation@gmail.com

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『放射線副読本』読み解き会1回目動画、公開しています。

12月19日に行った「核と原発」に関する守田の講演も公開しています。

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