守田です(20210311 14:46)

● あの3月11日から10年経ちました

みなさま。本日2021年3月11日14時46分で、あの大震災と福島原発事故から10年が経ったことになります。
今日は多くの方の命日。大震災と原発事故でお亡くなりになられた全ての皆さまに、心からの哀悼の意を捧げます。
ご遺族やゆかりのみなさまにもお見舞い申し上げます。

一方で未だにたくさんの方が避難生活を余儀なくされています。
大津波の被害がいまも大きく残っているところがあります。福島原発から飛び出した放射性物質のために帰れないところもあります。
心身を傷めてきたすべてのみなさまに、心からお見舞い申し上げるとともに、、少しでも痛みをシェアし、和らげるための努力を続けることをお約束します。

● 災害対策を進めましょう

亡くなられた方への思いを胸に、私たちは大震災と福島原発事故から教訓を引き出していく必要があります。
問われているのは一つに災害対策全般の強化をはかっていくことです。地震・津波、そしてまた洪水・土砂災害、火山噴火への対策も重ねていく必要があります。
東南海トラフ地震や関東大震災、さらにひずみ集中帯地震も警戒しなければ。豪雨時の大きな河川の決壊や火山噴火にも備えなくては。

もう一つは二度と原子力災害を起こさせないことです。そのためには全原発を止めなくてはいけない。
にもかかわらず政府も電力会社も反省せず、責任もとらず、危険な稼働を続けています。許しがたいです。
脱原発運動を続け一つでも多く止めましょう。それと密接な関係にあるものとして原子力災害対策を重ねましょう。


篠山市(現丹波篠山市)の原子力災害対策ハンドブック たたき台を執筆しました・・・

● 原発を止めてこそ災害対策が進む

ここで強調しておきたいのは、実は原発の存在が、災害対策の促進をも阻んでいることです。
なぜなら世界で稀有ともいえる災害大国日本できちんと対策を進めれば、原発を動かしてはいけないことなど明々白々だからです。
政府はここから目をそらすために、地震や火山噴火の可能性をもきわめて過小に見積もり続けています。「原発が壊れる地震などこない!」と言う大嘘すらついています。

実はそれが、それぞれの災害対策をもおそろかにさせてしまっている。原発は災害対策上の最も悪質な障害でもあるのです。
だからこそ脱原発運動を強めることは、災害対策全般を進めることにつながります。原発を無くしてこそ、起こりうる災害ともっときちんと向かい合うことができるからです。
みなさん。災害対策と脱原発運動を一つのものとして進めましょう!そこにこそあの3月11日から引き出す教訓があります。

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