守田です(20201116 23:30)

● たかつかさ児童館にて 午後7時より

「コロナと暮らし」というタイトルでお話します。京都市北区大将軍のたかつかさ児童館2階ホール/1階育成室にてです。
11月20日金曜日の午後7時から9時まで行います。
参加にあたっては学童保育利用者は無料、その他の参加者は400円必要です。
2020年度たかつかさ児童館保育者会の企画です。

● コロナの推定死亡率はかなり低いことからおさえよう

どんなことをお話しするのか。アウトラインを示します。
新型コロナウイルス感染症について、いま感染者が増えつつあります。いや正確にはPCR陽性者が増えつつあることが確認されています。
この病はどれだけ恐ろしいものなのか。まず陽性者の中の死亡者数を見てみましょう。東洋経済オンラインの「新型コロナウイルス国内感染の状況」の中の「年齢別の陽性者数」を使います。
URLを示しますが、今回示すのは「11月11日時点」のものです。

新型コロナウイルス国内感染の状況
https://toyokeizai.net/sp/visual/tko/covid19/

グラフにカーソルをあてると数値が出てくるのでこれを書きとります。陽性者の合計数とそのうちの死亡者数が示されています。
80代以上 6722人ー1063人 70代 7169人ー484人 60代 8479人ー173人 50代 13854人ー60人
40代 15687人ー20人 30代 18708人ー6人 20代 29334人ー2人 10代 5925人ー0人 10歳未満 2614人ー0人 不明 809人-6人

このうち40代以下を合算すると陽性者合計72259人-死者28人です。
陽性者の中の死者数の割合は約0.00039。30歳未満で見てみると合計37873人-死者2人で0.000052。充分小さい。
当初は数パーセントとか1%とか言われていましたが、そんなことはまったくなかったのです。

ただしこれはPCR陽性が確認された人の中での数。欧米などの例から実際の陽性者は10倍以上、もしかしたらもっと大幅にいると考えられるので、それらを考えると死亡率はもっともっと低い。
かなりの割合の人が無症状・軽症ですんでしまう感染症です。

● はやり現状は恐怖を煽りすぎ!心の平安と健康を保とう!

この数値からだけでも、恐怖が煽られ過ぎてきたことがはっきりします。
4月には「東京はもう手遅れ」と叫ばれ、7月には「日本は8月には目も当てられなくなる」などとも言われましたが、そんなことはまったくなかった。
どうしてなのか、何が欧米と違うのか、いろいろ推論されていますが、とにかく死亡率が当初の予想よりずっと低いことは一目瞭然です。

中でも子どもや若者にはほとんどリスクがない。明らかに季節性のインフルエンザの方が危険性が高いです。
だとするならばそれぐらいのところにまで対応をアジャストすれば良い。そうでないと他のさまざまな矛盾に飲み込まれてしまいます。

いま社会的に大事なのは、煽られてきた恐怖感を冷ましていくことです。
実はこの点を4月からきちんと訴えてきた医療機関があります。日本赤十字社です。以下のビデオクリップが秀逸です。4月21日に配信されています。

「ウイルスの次にやってくるもの」
https://www.youtube.com/watch?v=rbNuikVDrN4

日本赤十字社は「恐怖」を「もしかしたら、ウイルスよりも恐ろしいもの」とも指摘しています。
このビデオを多くの方に見ていただきましょう。

● 対応はどうしたら良いのか

医療崩壊を避けるために、3密を避けること、マスク着用を励行するこどは続けると良いと思います。ただし過度にならないようにし、インフルエンザ対策のレベルに近づけていけば良いと思います。
実は新型コロナの場合は、指定感染症2類に分類しているからこそ医療崩壊も起こり得ます。陽性者を全国で1800病床弱しかない指定感染症病床に隔離しなければならないけれど、間に合わないからです。
でも実際にはなんとかできているのは、実は指定感染症2類対応ではないことも許容してきたからです。

隔離にホテル使用を認めたのもそれです。そうした柔軟な法の運用をもっと拡大すれば良い。
「指定感染症2類」指定を解除し、インフルエンザと同等の対応に落ち着かせれた方がベターだと僕は思いますが、しかしそれには社会的合意も大事。感染症対策には人々の気持ちも大事な因子です。
とくにいまは冬に向かっています。コロナは風邪ウイルスなので当然冬には陽性者が増えます。それにつれて不安も拡大しがちですから柔軟に指定解除に向かうのがベターです。

個人レベル、家庭レベル、地域レベルではどうしたら良いのか。
恐怖を癒しつつ、シンプルに身体を強くしていけばいい。健康的な生活、良い食事などであらゆる病に強い身体を作っていくのが一番良い。薬や医療、あるいは科学への過度の期待を見直したい。
引きこもりをいましめ、適度な運動をし、友人・知人との触れ合いで心の温かさを保つことも大事。「恐怖の嫌がる」こと(日赤のビデオより)をしましょう!

#新型コロナウイルス #ウイルスの次にやってくるもの #指定感染症

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