守田です(20180723 23:30)

●この猛暑はもはや災害だ!

依然、猛暑が続いています。
23日に埼玉県熊谷市で41.1度という観測史上最高値が記されました。
これを受けて気象庁は同日夕方に記者会見を開き「命の危険がある暑さ。一つの災害と認識している」と述べました。

その通り!まさにこの猛暑は災害です。
毎日新聞の調べで岐阜県多治見市で40度越えを観測した18日から23日までに熱中症で亡くなった方は少なくとも30都府県で93人に上っているそうです。
みなさま。とにもかくにもこの猛暑から命をお守りください。

●気になるのは被災地と貧困家庭

この暑さは猛暑日を記録しているどこの地域にいても脅威ですが、やはり最も気になるのは被災地と貧困の中にいる人々です。
とくに劣悪な避難所にいるとトイレ事情が極めて悪いのでついつい飲食を控えがち。それが熱中症やエコノミー症候群の引き金になりやすいのです。
ぜひとも現場にいる方はこの点を最大限に注意し、可能な限りホテルなど、快適な場での避難ができるような努力をされてください。

もう一つ気になるのは貧困の中にいる人々です。
例えばエアコンが買えなかったり、電気代が気になって十分に使えなかったりなどが考えられます。
また体調が悪くなっても医療機関にいくことをためらってしまうこともあるでしょう。

そんな時はためらわずに行政をはじめ思いつく限りのところや人に助けを求めて欲しいです。
お金の面で助けを求めることはそれ自身、プライドが傷つくなど辛いことが多くて困難が伴いますが、それでも何とか得られる援助を受けて、猛暑災害を凌いで欲しいと思います。

●貧困をみんなで越えるためにともに学び考えよう!

そんな点をも考えながら、この26日に京都市で「貧困を越えること」をテーマとした企画を行います。
かつて京都市役所の職員として生活保護を担当し、多くの貧困家庭への援助のために奔走してきた南博之さん(現 京都自治労連副委員長・社会保障担当)をお招きしてお話を聞きます。
7月26日午後6時半から9時まで。ひとまち交流館3階第4会議室にてです。

南さんとはこの春の京都知事選のときにお会いしました。僕が京丹後の演説会に参加することになった時に、車で京都市から送迎してくださったのです。
この時、南さんに聞いたお話がとても衝撃的でした。一つは京都市にも本当に深刻な貧困があることを教わったからです。
同時にその困難性と向き合いつつ、市民を守るために本当に奮闘を重ねている職員のみなさんがおられることでした。

貧困は私たちの誰もが直面しているものでもあります。誰もが公的助けを受けなければどうにもならなくなる可能性をいつだって抱えている。
だからこそ現場のことを知り、同時に公的助けのための現場の奮闘も知って、みんなで一緒に貧困を越えていくことをこの豪雨に続く猛暑災害の中で考えたいのです。

ぜひご参加下さい!

*****

京都の今とこれからを考える16
今回のテーマ:貧困をみんなで越えるために!
https://www.facebook.com/events/2102343109986013/

京都市で今貧しい人が増えてる
子どもの貧困も深刻

そんな時、私らの生命を
つないでくれるのが生活保護
市の職員さんも一緒に悩んで
奮闘してくれている

貧しい家庭に入って苦しみを聞いて

ぐれそうになった子どもを
叱ったりはげましたり
暴力団に入りそうになるところを
取り戻しに行ったり
職員さんのやることはいっぱいある

今 現場の話を
みんなでとことん聞いて
京都の未来を考えたい

この街を本当に豊かで
優しい街にするために

今回は 生活保護の窓口で
長いこと働いてこられた
南博之さんに
お話を伺います

*****
7月26日午後6時半~9時
ひとまち交流館3階第4会議室
資料代 500円
話し手 南博之さん
元京都市ケースワーカー
京都自治労連副委員長(社会保障担当)

主催 ウチら困ってんねん@京都
連絡先 090-4377-7044