守田です(20230301 22:00)
● 「核の問題」というけれど何が問題?広島・長崎・チェルノブイリ・そしてウクライナから学ぶ
本日、3月1日には二つの大きなことがあった日です。一つは1919年のこと、日本の植民地支配に対して朝鮮独立を目指した三・一独立運動が起こった日です。
もう一つは1954年3月1日に太平洋のビキニ環礁で、アメリカが水爆実験(ブラボーショット)を行い、多くの島々の人々は海域にいたたくさんの船の乗組員を被曝させた日です。
この日に、岡山で行った講演から、以下のものをご紹介したいです。ぜひ朝鮮半島のこと、ビキニ環礁のことを考えながらご覧下さい。
● 核のことからさまざまな事実のつながりが見える
といってもこの動画では三・一独立運動のことを論じているわけではありません。それでもこの日に紹介したいのは、ちょうどアメリカが核実験を頻発させていた1950年代前半に朝鮮戦争が行われたからです。
このとき米軍はさまざまな物資を日本で調達しました。そして日本は「朝鮮特需」という戦争景気に沸き、恥ずかしいことに、その中で「戦後復興」を遂げたのでした。
動画の後半で紹介しましたが、その象徴が古い方の東京タワーであることはご存じでしょうか。なんとあの上部の三分の一は、アメリカの戦車の鉄でできているのです。
またこの動画はビキニ環礁での核実験についても詳しくは論じていません。
しかしそこに至る過程、放射線は核分裂の「発見」、原爆開発と使用による大量虐殺、その過程でどのように進んでいったのか。核の問題の成り立ちを論じています。
これをご覧になると、「核の問題」とはどのようなものなのか。どのような経緯をたどってきたものなのかが見えます。その意味でも3月1日、およびこの日の近くでこれをご覧いただきたいです。
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