守田です(20220315 23:00)

● 『放射線副読本』読み解き会、次回は3月19日(土曜日)

『放射線副読本』読み解き会を、大津市で継続的に行っています。次回は3月19日午後2時から。ぜひご参加下さい。

申し込み先 yomitokkiradiation@gmail.com

ロシアのウクライナ侵攻の中で、原発の危険性にあらためて大きな注目が集まっています。
福井県が若狭の原発銀座への自衛隊の緊急配備を要請し、政府も警備隊の配置などを考えると言い出しています。

しかし原発は軍隊では守れません。そもそも軍隊がいたらかえって危険性が高まります。
それに原発は地震でも壊れるし、構造的な欠陥ゆえに、自然災害がなくても壊れます。(スリーマイル島原発もチェルノブイリ原発も、それ自身の欠陥から大事故を起こしました)
原発が過酷事故があったら、たちまち膨大な放射性物質が飛び出してきます。

このため原発から命を守るために大事なのは、放射性物質の危険性をきちん学んでおくこと。
ところが日本政府は一貫して反対のことをしている。原発を人々に受け入れさせるため、放射線被曝の危険性を小さく小さく描いてきたのです。
その一つの象徴が、文科省が作った『放射線副読本』。それなら反対にこれを正しく読み解き、何がどう隠されているのかをしっかりつかむのが「読み解き会」の趣旨です。

詳しくは以下をご覧下さい。
https://toshikyoto.com/press/7080.html

● 読み解き会2回目では原爆についての解説を加えました

この観点からすでに2回の読み解きを行って来ました。2回目の動画をアップします。
『放射線副読本』読み解き会 第2回目(2月19日) 録画

今回は『副読本』の「第1章放射線について知ろう-2 放射線を受けると、どうなるの」のところをハイライトしました。
「放射線が人の健康に及ぼす影響については、広島と長崎に原子爆弾(原爆)が落とされ、放射線の影響を受けた人びとへの調査などの積み重ねにより研究が進められてきており・・・」と書かれた章です。
一見、原爆について論じるのかと思いきや、原爆でどんな被害が起こったのか、被爆者がどんな目にあったのか、まったく書いていない!被爆被害がまったく無視されています。

このため、今回の読み解きでは、原爆による甚大な被害の実態と、それがどう隠されてきたのか、詳しく解説しました。

なおパワポ使用時にzoomが使いにくくなり、スライド表示にできなかったので多少、お見苦しいですがご容赦を。
スライドは以下からゲットできます。
https://drive.google.com/drive/folders/147DEk7Gg1JkKSNU_ZJUn1ar4QOB38M6R

● 読み解き会1回目は放射線が発見されると同時に悲惨な被曝が始まったことを解説しました

『放射線副読本』読み解き会 第1回目(1月15日)録画

1回目の解説の切り出し動画です。
放射線の発見者たちは悲惨な末路を迎え労働災害も起こったー『放射線副読本』読み解き会 資料編 録画

● 被曝について学びを深めよう

昨年暮れに、原発・放射線被曝問題についての僕の一年間の活動の集大成と言える講演をしました。
これをご覧になればかなりトータルに被曝問題の今がつかめます。ぜひご覧下さい。

福島の今、復興の今、被爆問題の今、2021年の原発・放射線被曝問題を振り返って 講演録画(2021年12月19日)

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