守田です(20230905 23:30)

● 放射能汚染水海洋投棄問題がクローズアップされている今だからこそBOOKを読む会にご参加を

9月10日と13日に『放射線副読本すっきり読み解きBOOK』を読む会を行います。午後6時からと午前10時からです。
今回は5回で読み解くシリーズの最終回。総まとめの回です。BOOKの内容を幅広く振り返ります。

岸田政権は8月24日から放射能汚染水の海洋放出を開始しましたが、私たちが着目しておかなければならないのは、海洋投棄はこれが初めてなのではまったくないこと。
それどころか最初の2年間以上、おそらくは5年目ぐらいまで、放射能汚染水はダダ漏れだったのです。それも一日300トンとか400トンとかの量でです。

もちろん「薄める」なんてことはまったくしていない。相当に濃厚で、たくさんの核種が入り混じっていて、しかもとてもではないけれど,
管理もカウントもできないようなものが注ぎ込まれ続けたのです。
これほど海が汚されたのですから、当然、私たち自身も汚染されています。被曝しているのです。ここがキモ!だからこそ、被曝被害としっかり向き合うことが大事なのです。

『放射線副読本』はすでに膨大な放射能が大気中にも海にも放出されたこと、たくさんの人が被曝した事実を知った人々が作り上げたおそろしい副読本です。
だからこそ「放射線は友だち」「被曝は大して危なくない」「大事なのはいじめを起こさないこと」と、危険性を小さく見せ、問題の焦点をぼかし、見えなくするテクニック満載のBOOKが出されたのです。

この点をしっかりと読み解いてこそ、私たちは命を守れます!
みなさん。ぜひいまこの時にこそ、読み解き会にご参加下さい。

● 第5回は総まとめの回、全体を振り返ります!

いよいよ今回は最終回、総まとめの回です。

第5回 全体を振り返ろう (最後まで)

文科省が『放射線副読本』全体の振り返りを促して、「こう答えさせよう」という問いを設けているので、それの検討から入ります。
文科省の20ページ、私たちのページ「ら」「む」です。

また『副読本』の最後に原子力災害への備えが書かれていますが、あまりに安易に描かれているので、実際には何が必要か検討します。
文科省の21ページ、私たちのページ「う」です。

その上で、この『放射線副読本』をどうご家庭で読み解いていけば良いのかを話し合い、まとめとします。
22ページと「ゐ」です。

最後の回ですので、できるだけ参加されたみなさんに意見、感想を出していただき、まとめとします。たっぷりお話しましょう。

● お申し込みは以下から

このGoogleフォームからお願いします。
https://forms.gle/iR83VWwoXTQx3mfV7

なおすでにお申し込みいただいた方も、Facebookイベントページも作りましたので、ぜひそこで参加表明して下さい。
https://fb.me/e/N89XZ5Sj

1回の参加料は1000円。これまでの録画を含めて全5回参加だと3500円です。
お申し込みいただくと振込先が送信されます。

なお「読み解きBOOK」は以下からダウンロードできます。製本版のお申し込み先も示しておきます。
https://nyoki2pj.com/lp/info_yomitokibook/
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdKXBwKnFYkIvDdfEs3q9NhrFwqVxDe3BwNDeepaNaxylfXVA/viewform

● これまでの内容を動画でご覧下さい!

なおすでに行った内容を示しておきます。
それぞれ動画を購入できます。1つ1000円、全5回3500円です。

第1回 『放射線副読本』の秘密と放射線被曝の基礎 (ページ「と」まで)
なぜ私たちが『放射線副読本』の読み解きを行おうと思ったのかから始めました。それがこの副読本の性格を説明することになるからです。
その上で文科省のタイトルの「第1章 放射線について」に入り、放射線とは何か、放射線の性質とは何かを学びながら、副読本でその危険性がごまかされている点をおさえました。

第2回 被曝影響を小さく見せるテクニックが使われている (ページ「わ」まで)
「第1章 放射線について」の続きを学びました。まず1回目のおさらい。続いて放射性物質の半減期について学び、それがしばしば被曝影響を小さく見せることに使われている点をおさえました。
さらに放射線に被曝すると人体はどのような影響を受けるとされているのか、その影響がどう小さく見積もられているのかを学びました。

第3回 「復興」「風評被害」という言葉による大切なことがごまかさている (ページ「そ」まで)
文科省のタイトルの「第2章 原子力発電所の事故と復興のあゆみ」を読み解きました。原発事故が福島やその周辺に与えた影響もまたとても小さく描かれていますが、これを使用されている図表、グラフを丁寧に読み解いておさえました。
さらに進んで、「風評被害や差別、いじめ」というタイトルもと、「意地の悪い子が避難者をいじめている」かのように描いていることの問題点を読み解きました。

第4回 もう一度「風評被害」を考えよう。食べ物は大丈夫? (ページ「な」まで)
風評被害の問題、いじめの問題は大切なので、もう一度、考察と討論を行いました。さらに文科省のタイトルの「食べものの安全性」を読み解き、けして安全とは言えないのに、安全かのようにイメージ操作されている点を学びました。
続いて同省のタイトルの「未来へ向けて」で、福島の現状、とくに「福島イノベーションコースト構想」という恐ろしいものが進みつつあることを学びました。

それでは9月10日ないし13日にお会いしましょう。

ある回の読む会より

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