守田です(20221121 23:00)

● 長崎訪問報告会を行います

ヨウ素剤を配ってよ@京都と京都「被爆二世・三世の会」共催で、10月28日から31日にかけて行った守田の長崎訪問報告会を行います。

日時 12月18日(日)  18時半より20時半
場所 ひと・まち交流館 京都 第4会議室  及びZOOMのハイブリッド開催です。
京都市下京区西木屋町通上ノ口上る梅湊町83番地の1 (河原町五条下る東側) TEL:075-354-8711

参加費 1000円 会場・ズーム共 
zoom申込フォームをお知らせします。
https://forms.gle/YAU28Ua78DtzBC2E6 
         
共催 ヨウ素剤を配ってよ@京都 ・ 京都「被爆二世・三世の会」
連絡 080-2051-9039(萩原)

以下、チラシに載せた呼びかけの文章を転載します。

● 高橋眞司さんから聞いたNGO被爆問題国際シンポジウムのこと

夏の訪問に続き、10月28日より31日まで、再び長崎を訪ねてきました。
今回は29日に長崎原爆被災者協議会(被災協)の主催で行われた高橋眞司さん(上の写真)の講演会に参加することが一番の目的でした。
高橋さんは1973年、31歳の時に長崎の大学に赴任されて以降、被爆者とともに長く歩みを続けて来られた方です。

今回、特に詳しく話していただいたのは、1977年に東京・広島・長崎で行われた「NGO被爆問題国際シンポジウム」のこと。
日本被団協が国連に原爆被害の調査を求めたことから、国連に関係する世界の多くのNGO参加の下に行われたもので、なんと9000人の被爆者からの聴き取り調査が行われました。
調査に携わった方も4000人。極めて大規模なものでした。この時、それまでの調査では表に出ていなかった被爆者のさまざまな切実な想い、生活の苦しさ、いかなる困難の中にあるのかなどが、リアルに浮き彫りになりました。

高橋さんもこの調査に全力で関わり、その後の報告書の作成、発表なども数多く手がけられました。
長崎の被爆者の心に深く分け入るこの調査の過程で、高橋さんは長崎の被爆者運動をけん引されてきた多くの方と出会われました。
このころ高橋さんは、平和公園内にある被災協事務所からの帰り道に、いつも路面電車の終点からバスに乗って一番後ろの席に座りながら涙を流していたそうです。胸がキュンとなるお話でした・・・。

左:高橋眞司さん 守田撮影 右:発言する守田 柿田富美枝さん撮影

● 秋月辰一郎医師と「原普協」、そして碑巡り

また、長崎の被爆者運動を、医師として被爆直度の救護からはじめ、長く先頭で走ってこられた故秋月辰一郎医師のお話も伺えてとても感銘しました。
秋月医師や高橋さんなど、シンポジウムに関わった長崎の人々は、その成果を引き継いで翌年に「長崎『原爆問題』研究普及協議会(原普協)」を結成されました。会長は秋月医師でした。
今回、その資料も京都に戻った後に郵送して頂きました。宝物のような冊子類です。

中でもシンポの報告書として作られた『被爆者の現在』(表面写真)は読みごたえがありました。
高橋さんのお話と共に、これらの資料や秋月医師の著作を通じて学んだことも報告します。(秋月医師がマクロビの知恵を活用されことも紹介します)
この他、今回は平和公園内にある碑も一つ一つ丁寧に回ってきました。最近になって米軍が大量の黒い雨が降ったことを隠していたことが明らかになった西山貯水池も訪れてきました。
さらに長崎市長の1948年から2022年までの平和宣言をまとめた本も購入してきました。それらも踏まえてご報告します。

この旅を通じて、長崎の被爆者運動の最も熱いもの、私たちが学び継承していくべき大切なものをつかんでくることができたと思っています。ぜひみなさんとシェアしたいです。
またその中から、今一度、原爆とは何か、戦争とは何か、長崎は私たちに何を教えてくれているのか、考えたいと思います。
どうか報告会にお越し下さい。一緒に語り合い、考えましょう!

秋月辰一郎医師と著書および長崎平和宣言集

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