守田です(20220511 23:30)

● 5月22日(日)13時半から、長浜市神照まちづくりセンターでお話します

若狭原発を目の前にした長浜市でお話します。
5月22日13:30~16:15
このうち僕の講演は13:35~15:00です。

主催 湖北原発ゼロの会
会場 神照まちづくりセンター 多目的ホール
参加費 無料
連絡先 北川TEL090-4642-5990

● EUなどの「カーボンニュートラル実現のためには原発が必要」という声は本当?

主催者より与えられたお題の一つは、「脱炭素化のために原発は必要か?」という内容。僕はこれには二段階の論議が必要だと思っています。

一つは原発は本当に脱炭素化の促進として有効なのかということ。これ、まったくのウソです。それもとんでもないウソです。
また脱炭素化を考えるならば、除外されている兵器の規制を考えないと意味がないことにも触れます。この点はダニー・ネフセタイさんが力説されている点です。

EUで脱炭素化のために原発が必要との声が高まっていることを報道した日経新聞 20220202

二つは二酸化炭素が増えることが温暖化の本当の原因なのかという点。
実は僕はこの点に懐疑的なのですが、今回は「カーボンニュートラル実現のためには原発が必要?」という問いへのお答えに注力するので、この点には触れないでおきます。
でも「それでは気候変動はどう考えたら良いのか」という声がおありかと思うので、気候変動対策には何が必要なのかのお話もします。

さらに、そもそも地球史の中で、温暖化とはどんな現象だったのかについても触れます。
実はこの点で、世界の中で最も貴重で、稀有なデータが長浜市直近で見つかっています。若狭町の水月湖の底からです。最近、このそばにある年縞博物館を訪れてきたので、その点も少しお話します。
みなさんの「温暖化」に対するイメージが、大きく変わるのでは?と思います。

水月湖の底に積もっていた7万年分の気象データが展示されている!福井県年縞博物館より 守田撮影

● 若狭で事故が起きたら湖北ではどうしたらいいのか

主催者から与えられたもう一つのお題は、若狭で事故が起きたときにどうしたらいいのかという点です。
この点では安定ヨウ素剤の事前配布など、備えておくべき大事な点についてお話します。

同時に、原子力防災の抱えている困難な点、端的に言って、確実に安全を確保する事はとてもできないこと。
せめても少しでも被曝量を減らす工夫を重ねる以外ないことについて、きちんとお伝えしようと思います。

この点については、昨年11月20日に行われた、長浜市での原子力防災訓練を見学してきたので、その感想も交えてお話しします。
この見学は、「米原の原子力防災を考える市民委員会」のみなさんと一緒に行ったもの。平尾米原市長ともご一緒しました。
その後の委員のみなさんの感想などもご紹介します。

これらを含めて、長浜市ではどんなことが考えられるのか。かなりリアルにお話します。
長浜市のみなさん、近隣のみなさん。ぜひお越しください。

長浜市原子力防災訓練を見学 左から前長浜市長、米原市長、守田、米原市職員 にしむらしずえさん撮影 20221120

長浜市の体育館内での放射線計測訓練 もしここにまで放射性物質が押し寄せたらこの設備をそっくり少し南の体育館に移動することになっている。そこが汚染されたらさらに南に・・・とおしゃるのだけれど・・・。守田撮影 20221120

#長浜市 #カーボンニュートラルと原発 #原子力防災 #脱炭素化 #温暖化 #温暖化と兵器 #水月湖 #年縞博物館


注目動画
そのときあなたはどうしますか 「原発事故からのいのちの守り方」を考える 美浜町にて 2022年4月24日

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