守田です(20210702 23:30)

● 森川聖詩と守田敏也のもりもり対談ーその1 ぜひご覧下さい!

このところ、さまざまに活動をご一緒している被爆二世の森川聖詩さんと、僕、守田敏也で「もりもり対談」を始めます。
すでに一回目の動画を作成しました。アドレスを貼り付けますのでぜひご覧下さい。

森川聖詩と守田敏也のもりもり対談ーその1
https://youtu.be/-D5ajMeNAgo

記事のタイトルに「被爆、被曝、被ばく、ヒバクについて考える」と書きました。
軸にしているのは原爆と原発のこと。
いろいろな角度からこの問題を扱い、深めていきたいと思っています。

● 被爆二世三世健康アンケートを進める中で

森川さんとご一緒している活動の中で大きなものは、被爆二世三世健康調査アンケートです。
僕は京都「被爆二世三世の会」の世話人で、いま、みんなで第二回健康調査アンケートを進めているところ。
これについては私たちの会のホームページをご覧下さい。

被爆二世・三世の健康問題と対策
http://aogiri2-3.jp/chousa.html

このアンケート、森川聖詩さんの本からの抜粋から始めています。『核なき未来へ~被爆二世からのメッセージ~』からです。
森川さんは、この本の中で被爆二世としてご自身の身体にあったことを赤裸々に書いて下さいました。詳しくは以下の記事をご覧下さい。

明日に向けて(1651)書評『核なき未来へ 被爆二世からのメッセージ』森川聖詩著-1
https://toshikyoto.com/press/3136.html

この本で森川さんがご自身の身体について書かれたことを僕が抜粋し、「あなたの身体には同じようなことが起こってませんか」との問いかけから始めているのです。
いま集まっているアンケートは90通弱。二世の回答が約8割を占めています。
二世の回答100通を集約に入る一つの目途としていますが、もちろん三世の回答ももっと増やしたいですし、その後も回答を募っていきたいです。ご関心のある方、ぜひご連絡ください。

● 被爆者の思いにどう迫るのか

そんな活動をしながら、森川さんとは同時に、広島・長崎原爆の被爆者の思いにどう迫るのか、どう受け止めるのか、どう引き継ぐのかの討論も行って来ました。
討論だけではなくて、森川さんのお父さんが実際に被爆された地点を訪れ、そこから辿った路をともに歩き、お父さんのあの日を一緒に追体験しました。
「被爆者の思いにどう迫るのか」・・・なかなか簡単には答えは得られません。またそのためにはたくさんの痛みを追体験しなくてはならないけれど、そこに特有の辛さもある。

でもそれでも事実と向き合い続けていると、いろいろと見えてくるもの、聞こえてくる声があり、そこに今を生きる私たちにとっての尊いものを感じる瞬間があります。
その声が聞こえて良かった、またそれを誰かに伝えられて良かったと、しみじみそう思う時がある。
今回の対談では、森川さんのお父さんのことも交えながら、主にそんなことを語り合いました。

これを出発点に、今後も対談を重ねていきます。
どうかよろしくお願いします。


お父さんの定實(さだみ)さん(1915~2011)が原爆の惨状をつづった詩「声」の前にたつ森川聖詩さん
書家で2017年に亡くなられたお母さんの瑞枝さん(雅号・紫峰)が揮毫されたもの。多賀図書館にて 2019年8月 守田撮影

#被爆者 #被爆二世 #広島長崎 #原爆 #森川聖詩 #守田敏也 #京都被爆二世三世の会 #被爆二世三世健康調査アンケート

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