守田です。(20151127 22:00)
みなさま。
台湾から帰国してから「明日に向けて」の更新を怠ってしまいました。
その間にも世界ではとめどなく暴力的な事態が広がり、ああ、分析を出さねば、平和の訴えを、同時に可能性を論じなければとやきもきしているのですが、身体がついてきませんでした。
台湾に行くから強まりだしていた腹痛のためです。(というかこの間、持病化していました)
それで連れ合いや知人の気功師さんの勧めもあり、病院で胃カメラ検査とピロリ菌検査を受けました。何度か繰り返しているそこそこの大きさの十二指腸潰瘍が一つ、小さめの胃潰瘍が二つできていることが分かりました。
ピロリ菌も発見されたのでこれが潰瘍の大きな要因だろうとのことです。潰瘍治療とピロリ菌除去を薬物で行うことにしました。
同時にこうした病はやはり私の身体への労わりを欠いた仕事のスタイルが招いているわけですから、その点を深く、真面目に、真摯に反省し、生活改善に取り組むことにしました。
一日に一度は散歩なども含めて身体を動かしに外に出ること。夜更かしをしないこと。仕事で根を詰めすぎないことなどが課題です。お酒も控えます。
これまでもたびたび起こる腹痛のため、一緒におられる方にしばしばご迷惑をおかけしてしまいました。せっかくの食事がぼそぼそとしか食べられず、同行者の楽しみを減らしてしまうこともありました。
本当に反省しかりです。お詫び申し上げます。
今一度、肥田舜太郎さんが訴えられた大事な点を思い起こしています。
「みなさんは『自分はちっぽけでとるに足りない人間だ。どうせ自分なんて・・・』などとは夢にも思ってはいけない。一人一人がかけがえのない命なのです。その命を大事にして、少しでも長らえるように努力することが大切なのです」。
その通り。原発から、放射線から、命を守ることを訴えている僕は健康でなくっちゃいけない。またいつまでも健康で、元気で、未来のために働きたいです。
だからしっかり養生します。まずは腹痛を根治し、少しずつ体力をアップさせていこうと思います。
さてそんな状態で執筆を控え、身体を休めて力が宿ってきたので、土日は少しく頑張って、幾つかの企画を駆け巡ります。
今日の記事のタイトルに「政治を活性化するために」と書きましたが、京都の市政をめぐる行動、企画が二つ。滋賀での「くらしとせいじカフェ」への参加が一つあるのでこう書きました。
時系列に沿ってお知らせすると、まずは明日28日のお昼過ぎ、12時半から「憲法いきる京都市政を 憲法市政みらいネット事務所開き」に参加して一言挨拶します。
場所は四条堀川です。以下のチラシをご覧下さい。
https://www.facebook.com/2016honda.kumiko/photos/a.136781176672757.1073741828.135040210180187/168999370117604/?type=3&theater
その後、午後1時半からすでにお知らせしたようにカライモブックスで『原発からの命の守り方』についてお話します。
第31回カライモ学校「守田敏也さん『原発からの命の守り方』出版記念講演会」
http://karaimo.exblog.jp/24881671/
KARAIMO BOOKS カライモブックス
京都市上京区大宮通芦山寺上がる西入る社横町301
Tel/Fax 075-203-1845
夜は「京都の今を考える」という企画に参加します。
★京都の今を考える-来年2月は市長選挙!-
https://www.facebook.com/events/1656381111307592/
これにも深い思いがあります。
というのは京都市政は現門川市長のもとで、ものすごく、むちゃくちゃに、ひどくなっているからです。
京都を愛し、京都の文化、歴史、宗教の研究を行ってきた一人としてもう本当に許せません。
例えば世界遺産に指定されている下鴨神社の一部が切り売りされてなんとマンションが建設されようとしています。そのため神社の霊気をまとった木々の伐採が狙われています。
同じように梨木神社の一部もすでに切り売りされ、木々が切られて、マンションが建ってしまいました。
門川市長はあまりにも不信心です。
人々が長い歴史の中でさまざまな思いで祈りを捧げてきた場、心のこもった場を、一時の金儲けのために切り刻むこのあり方はあまりにひどすぎます。
そればかりではありません。教育がどんどん劣化し、格差が拡大してしまっています。
小学校の統廃合が行われ、使用されなくなった学校敷地がなんとホテル経営をめざす外資に売り渡されたりしている。
そもそも京都の小学校は、番組小学校と言って、明治の初めに町衆が自らカンパを集めて作り出したものです。明治政府よりも早く、従って日本中で一番早くにです。
リードしたのは、同志社大学の創始者、山本覚馬でした。大河ドラマの主人公になった山本八重のお兄さんです。(もっとも大河ではこうした偉業の意義にあまりに浅くしか触れられていませんでしたが)
覚馬は「教育は政府の手でやらせてはならない。町衆たちこそが担い手になり、自主的に作り出さなければならない」と人々を説いて回り、お金を集め、みんなで学校を建てたのです。これは同志社創建に先立つことです。
ところが旧小泉政権の時に京都市の教育長になり、小泉改革に腰ぎんちゃくのように寄り添って教育の不平等化を進めた門川現市長の下で、この歴史遺産が次々と、見るも無残に食いつぶされてきています。
僕はなんとしてもこの流れを止めたい。
その点では僕は京都においては純正保守であると言いたいです。門川市長、自民党、公明党などに、この町の伝統を愛し、守り、育む心持はまったくありません。京都を壊すばかりです。お金儲けのためにです。
先人から受け継がれてきたよきもののすべてを切り売りし、教育の不平等を拡大するこの市政のあり方と対決していきたいです。それでこの夜の企画に参加します。
僕の発話はここでも原発です。福井原発群が事故を起こしたら1200年続いてきたこの都を私たちは放棄しなくてはならなくなる。どこの土地だって被曝されていいわけはないのはもちろんですが、しかし僕は京都の歴史遺産を何としても未来に手渡したいです。
そんな思いのもとに心を込めて発言します。なお、朝の「憲法市政みらいネット事務所開き」とこの夜の企画で京都市政の改革にチャレンジする本田久美子さんとご一緒します。
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明後日29日には午前中に滋賀県近江八幡市を訪れて「くらしとせいじカフェ」に参加します。
くらしとせいじカフェ〜福島みずほさんを迎えて
https://www.facebook.com/events/1686531971583271/
これは市民の側に政治を取り戻すというか、くらしの場からせいじへの通り道を作り出していくと言うか、そんな感じで、しがの方たち、とくにしがのかあちゃんたちによって続けられてきた企画です。
この間は彦根・長浜・米原などで行われていて、民主党国会議員の田島一成さんも参加され、2カ月に一度、みんなでわいわいと論議してきました。
僕にとっても民主党の国会議員の方を交えながら、定期的にみなさんと会って政治を語り合う場は初めての体験で、今まで知らなかったものをずいぶんと教わることができました。
なんというかそんなことのつながりが色々な形でこの国の政治のあり方を変えていっているように感じています。
今回の近江八幡での会合は、田島さんではなく、社民党元党首の福島みずほさん、民主党の徳永ひさしさん、共産党の宮本たけしさんを呼んでの企画だそうで、僕もこの間の参加の延長で加わらせてもらうことにしました。
その際、明確な目的が一つあります。僕がインターネットで購入して保有している安定ヨウ素剤をお分けすることです。
各政党の議員さんに、もはや安定ヨウ素剤は常時持つべきものなのだと言う感覚を持っていただきたいからです。同時にそれを周りの議員の方にも見せていただきたいからです。
そのことも含めて、3人のお話に期待して近江八幡までいきます。
さてこれが終わってから、時間的には微妙なのですが、可能なら京都に戻って、以下の企画に参加したいと思っています。
まろんが分析!<<仮面を脱いだロクローとココペリの関係>>
https://www.facebook.com/events/608957492575265/
これは今年の京都市会議員選挙への挑戦のあとに、うつ状態になってしまった広海ロクローさんをケアしたホメオパスの栗乃まろんさんによる公開講座です。
彼女はクラシックホメオパシーを学ばれ、実践されています。
ホメオパシーについてはまた機会を改めてご紹介したいと思いますが、僕も何冊か書物を読んでその可能性に注目しています。
放射能被曝によって、今後、確実に被害がもっと深刻に表面化してくる。その際、人々をケアする対抗手段の一つになるのではと思いつつ、今はその体系に学んでいるところです。
参加無料だそうです。興味のある方、ご参加下さい。