守田です。(20140926 23:00)

今宵はもう一つ、情報発信をすることをお許し下さい。
9月から10月の講演スケジュールをお知らせします。・・・頑張ります!

まずは明後日、日曜日(28日)の企画のご案内をします。

第40回国際婦人年京都集会で講演します。
午後1時半から4時半まで。
会場は弁護士会館です(京都市中京区)

今回は、瀬戸内市在住の蝦名宇摩さんとのコラボ。彼女が先に津軽三味線を披露してくださり、その後に僕がお話します。
ちなみに奄美大島出身の蝦名さんは津軽三味線とともに島唄、三線の修得。さまざまな大会で優勝された凄腕!
彼女は同時に福島原発事故直後に埼玉県から必死の覚悟で飛び出した避難者でもあります。しかもその時に、僕が発信していた「逃げて下さい」というメールをリアルタイムで受け取りながら、西へ西へと向かってくださいました。

あの時、どこかの誰かに届いて役に立って欲しいとの思いで、必死で情報を出し続けたのですが、それをリアルタイムで読んで下さり、役立てて下さった方でした。昨年12月に岡山県津山市の講演のときに三味線を持って駆けつけて下さり、初めてお会いしました!
現在は岡山県に移住。福島の子どもたちを瀬戸内に保養で呼ぶ「瀬戸内交流プロジェクト」にも取り組んでいて、僕を何度も岡山に呼んでくださっています。今後もさまざまな形でコラボしていくことになると思います!
とにかく三味線が凄いのでぜひお聞きにいらしてください。9歳の娘さんの蓮津(れつ)ちゃんも美声と太鼓を披露してくれます。

その後に僕が講演。以下のタイトルでお話します。
「福島は今・・・原発事故、放射能汚染はどうなっているのか」
~チェルノブイリ・トルコ・福島・避難者・京都の女性の繋がり、祈りの権利を求めて~

今回のお話で一番、強調したいのは福島原発事故による汚染の実態です。「福島は今・・・」とタイトルに載せましたが、東北・関東の現状についても触れます。
セシウムの汚染について、よく使われている早川由紀夫さんのマップなどでご紹介するとともに、2011年秋に明らかになった東北・関東の焼却場からのセシウム検出データを振り返ります。
またストロンチウムやプルトニウム、ウランの飛散情報にも触れます。

その上で、健康被害についてお話します。データ的に確認できるものとして、福島県の子どもたちの甲状腺がんについて触れます。
またこの春に大騒ぎになった『美味しんぼ』騒動なども振り返りたいと思います。

続いて、こうした現状を私たちが越えて行く一つの大きな方向性としての国際連帯についてお話します。
3月のベラルーシ、ドイツ、トルコ訪問、8月のトルコ再訪、10月のポーランド訪問(予定)などに触れます。
以上を1時間半の枠の中でお伝えします。

僕の講演のあとに福島から京都に避難移住されている方より「福島から避難して」というお話があります。
またこれを踏まえて「原発賠償訴訟について」のお話もあります。
お近くの方、ぜひお越しください!
(ちなみに前夜27日にも左京区のキッチンハリーナで投げ銭ライブを行います。こちらは18時30分から。じっくり聞きたいという方はこちらにもどうぞ。ただし満員になったら入れませんのであしからず・・・。)

続いて10月9日の滋賀県大見八幡市で「集団的自衛権は戦争への道」というタイトルでお話します。
午前10時から。サン・ビレッジ近江八幡にてです。

集団的自衛権を持つ意味についてのお話になりますが、とくにハイライトしたいのは中東のシリア・イラク情勢です。
今、アメリカは台頭する「イスラム国」に対して、シリア領内での空襲を開始しました。しかしロシアは反対しており、国連安保理での決議があげられない状態にあります。
僕自身は国連安保理で決議が上がったとしても、アメリカが空襲を行うことには反対ですが、今回の空襲に対してはアメリカの国内外からですら法的根拠がないという指摘が出ています。

アメリカは自衛権の行使だとして合法性を主張しており、さらに集団的自衛権の行使として、エジプトなどアラブの数国を引き込んで攻撃を行っています。
このようにアメリカは、自衛権も集団的自衛権も強引に使って、戦争を正当化しようとしています。
今回の攻撃にすぐに自衛隊が参加することはないでしょうが、集団的自衛権の行使が決まれば、こうした戦闘に自衛隊が参加することになります。

しかもこの空襲開始のタイミングで安倍首相が、国連の場で、この法的根拠のない攻撃を絶賛し、資金面での協力を約束してしまいました。
安倍首相のこの発言は、イスラム国だけでなく、アメリカの度重なる軍事侵攻に批判的な人々の日本への不信感や怒りを呼び覚ますものでしかありません。
これまで中東ではとても良かった日本へのイメージを悪化させ、在外日本人の安全も著しく低めることになってしまっています。

まさに集団的自衛権は戦争への道。
みなさんと平和を作る道を一緒に考えていきたいです。

なおこの日は午後にもう一つの企画を入れる予定です。そちらでは放射線防護のお話をします。
場所、時間など詳細が決まったらまたご案内します。
10月12日から14日まで岡山県に行くことになりました。

12日は吉備中央町でお話します。
転入定住支援センター「いまここ」で、19時から21時までです。
タイトルは「10年後に向けて(原発事故後の自然エネルギー・食品・経済・産業のこれから)」となっています。
少し広すぎるので、主催者の方にもう少し聞きたいことを絞ってもらっています。
いずれにせよ、10年後に向けて、これからの課題をお話します。

13日は瀬戸内市長船長町の「福岡住宅」でお話します。
水害対策・原子力災害対策についてです。午前10時からです。

14日も同じく瀬戸内市中央公民館で水害対策・原子力災害対策についてお話します。
こちらも午前10時から。なお13日、14日ともに蝦名宇摩さんが声掛けしてくださいました!

以下、それぞれの企画の詳細を貼り付けておきます。

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9月28日 京都市

2014年 第40回国際婦人年京都集会
13:30~16:30
京都弁護士会館
参加費1000円

第一部…「津軽三味線」蝦名宇摩さん、
第二部…講演 守田敏也さん「福島は今…原発事故、放射能汚染はどうなっているか」、
報告「福島から避難して」「原発賠償訴訟について」

主催:国際婦人年京都連絡会(075-256-3320)
後援:京都府、京都市

連絡先 09052525764(井坂)

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10月9日 近江八幡市

「安倍サンやめて!」懇談会 第2弾
「集団的自衛権は戦争への道」

日時  2014年10月9日(木) 午前10時~12時
場所  サン・ビレッジ近江八幡 ミーティングルームA・B
近江八幡駅南口出口から徒歩約9分 (男女共同参画センター北隣りです)
お話  守田敏也さん(フリーライター)
参加費500円

今、日本は大国の中で唯一、第二次世界大戦後、軍隊が他国民を殺したことのない国として、アフガニスタンや中東、アラブでも良いイメージを持たれています。
しかし、集団的自衛権が行使されると、日本とは関係なくても自衛隊が海外で戦争し、人殺しをさせられるようになります。
自衛隊が参戦すると、日本の良いイメージが壊れるだけでなく、戦争の当事者として報復の対象にもなり、安全保障に逆行してしまいます。
自衛隊が戦争をしないように、人殺しをさせられないように、一緒に平和について考えましょう!

主催:平和をまもるために戦争許さない会
世話人代表:鈴木悛亮  世話人:真野生道、福井勝、峯本敦子、高谷順子
連絡先 070-6505-9741(高谷順子)

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10月9日 近江八幡市

午後2時ごろより会場をあらためて放射線防護に関する講演会を検討中。
会場等が決まり次第、また案内を出します!

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10月12日 岡山県吉備中央町

おかげさまで10月に当センターも開所1周年を迎えることになりました。
そこで運営委員さんからご提案をいただき、開所1周年を記念し、
「10年後に向けて(原発事故後の自然エネルギ?・食品・経済・産業のこれから)」
と題して守田敏也さんの講演会を開催することになりました。

日時 10月12日 19:00~21:00 (オープンは18:00)
場所 転入定住支援センター「いまここ」

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転入定住支援センター「いまここ」
岡山県加賀郡吉備中央町竹部2164-65
TEL 0867341234
http://imacoco-kibi.jimdo.com/

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10月13日 岡山県瀬戸内市

いつ起きるかわからない南海トラフの地震や、台風による災害など、私たちの身の回りには多くの災害の可能性が潜んでいます。
今回の会では、兵庫県篠山市の防災計画に関わっている守田敏也さん(フリージャーナリスト)と、
東日本大震災で被災し、瀬戸内市に子どもと移住してきた渡辺由紀子さんをゲストに迎え、
実際の災害時の状況とその時に私たちがとるべき行動、そして子ども連れでの避難生活などをテーマに防災講義を行います。

≪時間≫  10月13日(月・祝)10時~12時
≪場所≫  ふれあいプラザ
≪参加費≫ 無料
※参加者に防災グッズプレゼント

≪講演会の流れ≫
9:45 会場
10:00 開演
10:10 渡辺由紀子講演
10:30 守田敏也講演
11:30 質疑応答
12:00 終了

≪講演者プロフィール≫
守田敏也
京都市在住兵庫県篠山市原子力災害対策検討委員会委員。同志社大学社会的共通資本研究センター客員フェローなどを経て、現在フリーライターとして活動中。
原子力政策に関して独自の研究・批判活動を続け被災地にも度々訪問。物理学者矢ヶ崎克馬氏との共著岩波ブックレットから『内部被曝』を上梓。
ブログ「明日に向けて」を通じて、連日、原発情報を発信中。
※会場で守田さんの本や講演会のDVDを販売しております。

渡辺由紀子
東京都出身。4姉妹の母。結婚後、宮城県南三陸町でカキ養殖と民宿を経営していたが、東日本大震災で津波被災。
南三陸町での再建を断念したが、素晴らしいご縁に恵まれ、瀬戸内市牛窓でカキ養殖業を再開する。
また、震災前より、誕生学アドバイザー・産後教室講師として、小学校や保育所や産後ママクラスなどで
ゲストティーチャーとして「いのちのお話」を届ける活動を続けている。

主催 福岡住宅町内会

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10月14日 岡山県瀬戸内市

つむぐる&カンガルーポ合同企画
親子がそろって生き延びるための防災講座

もはや災害はヒコゴトじゃない!!
これからの防災をリアルに考える学習会

2014年10月14日(火)10:00~12:00瀬戸内市中央公民館 参加費200円
フリージャーナリスト守田敏也さんのお話&みんなでカフェ交流会

いつ起きるかわからない南海トラフの地震や、台風による災害など、身の回りで起きるかもしれない災害。そんな、もしもの為の防災講座を行います。実際の災害時はどんな感じなのか?
子どもを連れての避難生活は?その時、私たちはどう動くべきなのか?今回は、ゲストに守田敏也さん(フリージャーナリスト)をお迎えします。
守田さんは兵庫県篠山市の防災計画にも関わっていらっしゃいます。お話の後はカフェ形式で、先生を囲んでみんなで楽しくおしゃべりしましょう。
知らないより、知っていたほうが良い!備えあれば憂いなし!もしもの時の備えとして、ぜひご参加ください。定員30名くらいまで

お申し込みは 文化☆体験ネット西大寺子ども劇場
●TEL&FAX 086-942-1544
Email:info@npo.sakuraweb.com

主催:つむぐる
NPO法人文化☆体験ネット西大寺子ども劇場