守田です(20241001 15:30)

● 『原発からの命の守り方2024』を読む会にご参加下さい

『原発からの命の守り方2024~能登半島地震・珠洲・志賀・福島原発を問う 福島原発事故から13年を踏まえて~』を読む会を、8月からにょきにょきプロジェクトで始めました。
原発を止めるために必要な点をみんなで討論しながら深めていく企画です。8月3日の1回目の開催に続いて、今週土曜日、10月5日の午前10時半から2回目を行います。

Facebookのイベントページを示しておきます。バナーをクリック!
『原発からの命の守り方2024』を読む会 第2回 ~南海トラフ地震発生の可能性の高まりが告げられる中で~

パンフレットは無料でダウンロードできます。冊子版申し込みフォームも示しておきます。
https://forms.gle/k6EY83VWM3gAdT3U6 
https://forms.gle/T8EeCkJP4d1wW6Eb9

今回は『原発からの命の守り方2024』に盛り込んだ10のコンテンツの3.4番目を扱います。
3,福島原発事故について、あらたに見えてきたこと
4, 福島原発事故以降、私たちはたくさんの原発をとめてきた

これらについて1時間ほど読み解きを行い、あとの1時間で自由な討論を行ってみんなで内容を深めます。
1回目に参加していなくても問題なく理解できるように工夫しています。その点は安心してご参加下さい。

お申し込みは以下から
https://forms.gle/m8sgasA8GmPVtJiJ7

参加費は表をご覧下さい。まとめて申し込むとお得です。
https://toshikyoto.com/press/8764.html

「にょき3000円コース」の方はさらにお安くなり「にょき7000円コース」「議員コース」の方は無料になります。
各コースの詳細はここからご覧下さい。⇒https://nyoki2pj.com/lp/info_yomitokibook/

なお第2回目の10月5日(土)以降のスケジュールは、➂12月7日(土)、➃2025年2月1日(土)、➄4月5日(土)です。
毎回アーカイブも出すので録画視聴でも参加可能。

● 福島原発事故について新たに分かった事実は驚愕、危機はもっと深刻に進んでいた

とくに今回、深めたいのはあの事故から13年もかかってやっと見えてきた真実です。
僕はそれをNHKメルトダウン取材班が作成した『福島第一原発事故の「真実」』によって知りました。

講談社文庫から2024年2月15日に「ドキュメント編」「検証編」に分けられて出された本で、全部で約1000ページあるのですが、とにかく内容に驚愕しました。
というのはこれまで一番深刻な崩壊にいたったのは2号機であり、そのどこかが裂けてしまった結果、大量の放射能が飛び足したとされてきました。

そのこと自身は間違っていないのですが、実は「ベント」成功で危機を免れていたと思われていた1号機、3号機でも相当に深刻な危機が進んでいたのでした。
その際、恐ろしいことに必死の注水が、かえってメルトダウンを速めていたという事実があったことが明らかになりました。水-ジルコニウム反応というものに伴って膨大な熱が発生していたからです。

それらの事態から分かった真実は、現場の必死の対応がかなり間違っていて、危機を回避しようとする行動がかえって危機を促進させていたことです。
そしてそこから教訓として導かれるのは、過酷事故になった時に確実に安全を確保する道などまったくないということ。それどころかどうしたら良いのか分からなくなってしまうのです。この事実をリアルにつかんで頂きたいです。

なお関連性が強いので、現在、始めようとしてなかなか進んでいない燃料デブリ取り出し問題についても解説します。

福島原発事故に関する驚くべき新事実をスクープした『福島第一原発事故の「真実」』(NHKメルトダウン取材班)

● 総選挙を前にあらためて原発のことをしっかり学ぼう

いまちょうど石破茂氏が自民党新総裁になり、国会解散ー総選挙が行われようとしています。投開票は10月27日になりそうです。
国の行く末を占う選挙になりますが、そんな時だからこそ、原発のことをしっかり学びましょう。

とくに石破氏は国を守ることを主張の大きな柱にしています。それならば「ぜひとも原発を全廃を」との声を強めましょう。過酷事故が起これば日本の半分、いやそれ以上が壊滅してしまう可能性があるからです。
実は石破氏、自衛隊OBなどとも近くて、そのリアリティも知っているから、一時期「原発ゼロ」を口走ったとも思われます。河野氏、小泉氏が選挙前までは原発推進に否定的だったのも、同じような理由からでしょう。

小泉・河野両氏が早々と原発ゼロを捨てる中、石破氏は「原発ゼロに向け最大限努力する」と一度は掲げたが・・・日経新聞20240826

しかし政権をとるためにこの方たちは「原発ゼロ」の主張を簡単に捨ててしまいました。端的にいって国や社会を愛する気持ちが薄いからです。これらの人々が掲げる「愛国心」など薄っぺらであまりに底が浅すぎる。
ただし僕は「国を守る」という言い方はしません。「国」は利害の異なる人々の住まう幻想の共同体だと考えいるからです。このため「国を守る」ことの実態は、往々にして「上級国民」の利益を大衆が守らされることでしかありません。

だから国というより「社会」を、「私たちと未来世代の命」を守るために、「原発ゼロの即時実現」という声を上げていきましょう。そのためにしっかり学びましょう。
10月5日(土)午前10時半からの『原発からの命の守り方2024』を読む会にご参加下さい。

お申し込みは以下から
https://forms.gle/m8sgasA8GmPVtJiJ7

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