守田です(20221004 21:00)
● いまこそ脱原発の声を高めよう!
岸田政権が末期だそうです。大問題である自民党と統一教会の癒着を正すことができない中で、安倍元首相の国葬を強行したからです。
さらにいかに政権との対決へと高めていくのか。僕は脱原発こそが最も大きなポイントだと思います。ぜひこの秋、冬から春と、脱原発イベントをできるだけ行いましょう!
このためにも捉え返しておくべきなのは、昨年、今年の国政選挙での野党勢力の敗北。僕は昨秋に、脱原発共闘がつぶされる中で起こったと捉えています。衆院選を前に、立憲も共産も、原発反対のトーンを著しく落としてしまったのが痛かった。
「原発に依存しない脱炭素社会の実現を」というスローガンで原発反対をあいまいにしてしまったため、対立軸が不鮮明になり、市民と野党の共闘の大きな敗北があったのだと思います。
● 脱原発こそ最も鮮明で有利な対決軸
そもそも一昨年から昨春、東電柏崎刈羽原発で「不祥事」が連発し、規制委員会から「運転禁止命令」が出されました。裁判でも原発の運転を禁止する判決が続き、避難者訴訟でも国が敗北も重ねていた。
昨夏には黒い雨訴訟控訴審が画期的に勝訴し、過少評価されてきた被曝の危険性に大きくメスが入りました。その上、総裁選で核燃料サイクルの是非が自民党内の論戦の俎上に乗ってしまうなど、脱原発派にとって有利な流れがありました。
これに対し、脱原発共闘つぶしが目指されました。「次の選挙で政権が取れるかも知れない。そのためにはもっと保守の人々の気持ちも満足させないといけない」という囁きで、反原発のトーンを下げるように仕向けつつ、刺客として連合芳野会長が登場。
強烈な共産党嫌いの表明で共闘に揺さぶりをかけ、原発反対のトーンをより落とさせたのです。残念ながらこのずるがしこい戦略を、市民と野党の共闘は打ち破れず、鮮明な争点を自ら手放し、結局衆院選、参院選と惨敗してしまいました。
● 岸田政権の原発推進政策には展望がまったくない!
脱原発共闘の後退を見すえた上で、原発推進勢力の「反転攻勢」が強まっています。それが8月24日の岸田首相の「原発再稼働促進、次世代原発の開発・建設」発言につながりました。
しかし大事なのはその政策にはなんの展望もないことです!原発はもう終わってしまったコンテンツ=オワコンなのです。核燃料サイクルは完全に破たんしもんじゅも廃炉に。原発輸出もすべて失敗。原子力産業をリードすると宣言した東芝も倒産状態。
なぜでしょう?もはや原子力にまったく展望がないからです。結局、巨大な危険性が除去できず、経済効率もひどく悪い。安全マージンを増しただけで経営的に成り立たないから世界のどこも買ってくれない。しかも原発は戦火の中に置かれたら最悪です。
いいところなど一つもないので与党は今まで原発推進を明言しなかったのです。それでも原発復活に舵が切られたのは、国際原子力マフィアが自己維持のために無理を押し通そうとしているから。大事故の可能性も犯しながらです。
● 脱原発企画をできるだけたくさん行おう!
しかし展望がないので確実に破たんします。同時に一部の人々の利益のためなら多くの人々に危険を押し付ける、現政権の矛盾の象徴なので、私たちがきちんと対決すれば、市民ー野党勢力の巻き返しを実現しできます。
そうすれば、も深刻な事故の可能性を少しでも遠ざけ、脱原発の流れを強めることができる。その中で政権交代の展望だって切り開けます。だからこの秋から来春、できるだけたくさんの脱原発、反被爆企画を行いましょう!
やればやるだけ効果があります。規模は小さくても良い。なるだけたくさん、頻繁に行いましょう。それでまずは、来春統一地方選で脱原発派議員を増やしましょう!
そのためにも、この夏に僕は広島・長崎を8日間に亘って訪問するなどして、核の問題に関する見識をさらに深めてきました。その内容をどんどん解き放ちます!頑張りましょう。
#岸田政権 #安倍元首相国葬反対 #脱原発の声を高めよう #原発はオワコン #脱原発共闘の強化を #原発推進政策に展望はない #原発復活路線は確実に破たんする #脱原発企画を行おう
注目動画 美浜3号機、地震が頻発しているのに再稼働?
核と戦争の問題の取材、深掘りを続けています。ぜひカンパでお支え下さい!
振込先 ゆうちょ銀行 なまえ モリタトシヤ 記号14490 番号22666151
Paypalからもカンパができます。自由に金額設定できます。
https://www.paypal.me/toshikyoto/1000
- 投稿タグ
- 原発はオワコン, 原発は巨大な暴力, 原発一基で日本の半分が壊滅, 原発再稼働反対, 原発災害避難, 原発輸出, 原発輸出をすべて止めた, 反原発・脱原発・原発ゼロ, 放射線防護, 明日に向けて, 脱原発の声を高めよう, 脱原発共闘, 脱原発共闘つぶし