守田です(20220310 11:30)

● 若狭への自衛隊配備はあまりに愚かな道

福井県知事が、ウクライナでの事態を受けて、福井県南部の「嶺南地方」への自衛隊配備を緊急要請したそうです。なんて愚かな。原発は軍隊では守れません。
むしろ軍事基地は攻撃目標になってしまうので危険が増すだけ。しかも原発は地震でも構造的欠陥からも崩壊する可能性があります。自衛隊は何の役にも立ちません。唯一の対処法は「原発を止めてなくす!」ことです。

またそもそも岸田政権は、「敵地攻撃能力」の保持を叫びだしています。そんな時に、中国や朝鮮民主主義人民共和国の目の前の若狭に自衛隊基地なんか作ったら、両国にとって脅威が増すだけです。
そもそも海岸線に、たくさんの原発を作ってしまったこの国は、戦争などできる国ではありません。
いや僕は、日本政府が心の底から、中国や、朝鮮民主主義人民共和国を信頼したからこそ、若狭に原発を林立させ、柏崎刈羽に世界最大の原発を置いたのだと思います。
その信頼自身は正しい。両国は原発を襲うことなどまったく考えてないでしょう。それなのにミサイル配備だなんて・・・。

福井県知事による嶺南への自衛隊配備の要請を報じる福井新聞 20220309

● 憲法の精神にこそ、日本を守るリアリティがある

そもそもこの国の憲法にはこう書かれています。
「日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。」
そうです。平和を愛する諸国民への信頼が大事なのです。

しかし残念なことに、この観点から「持たない」と宣言した軍隊を持ってしまった。「自衛隊」です。しかもそれを嶺南地方に並べるのだそうです。
しかしこの国は、近隣諸国を信頼しきった国土建設を進めてきています。原発だけではない。火力発電所や製鉄所や石油タンクなど、攻撃を受ければひとたまりもない施設が海岸線にたくさんある。
軍事的リアリティとしてももはや守りきることなど不可能。憲法9条の上に立った平和外交こそ、この国を守るリアリティでもあるのです。

「あたらしい憲法の話」(文部省発行)より

● 京都府から真の安全を発信したい

にもかかわらず、敵地攻撃能力を持たた自衛隊を嶺南地方に配備するとかの物騒な声に対し、京都から真の安全を発信したい。
京都府は若狭原発から直近の位置にあります。福井県庁のある福井市より舞鶴や綾部の方がずっと近い。だから京都から真の解決を訴えたい。

ちょうど4月10日投開票の京都府知事選が間近に迫っています。私たちの候補予定者、かじかわ憲さんは、「原発を止めてなくす」ことを重点プランの4本の柱の一つとしています。
さらに、かじかわ憲さんは、いつもかつて蜷川府政の時に高校でいただいた「憲法手帳」を持ち歩き、スピーチで読みあげています。とくに「諸国民を信頼して」歩もうと語り続けています。

ぜひ、かじかわ憲京都府知事のもとで、原発を止めてなくし、諸国民との相互信頼を深めたいです。お力をお貸し下さい。

● 2つの企画のご注目を

こんな情勢の中で、この問題について掘り下げてお話します。
一つは3月11日午後2時から、京都市出町柳のかぜのねにて。「福島・ウクライナ・若狭原発と京都」のタイトルでお話しします。zoom併設。お申し込みは以下まで
https://forms.gle/pWwThLFfD2AsbH5t6

二つ目は3月11日午後7時から。京都駅そばのキャンパスプラザ京都第3講義室にて「かじかわ憲とともに原発をなくすためのタウンミーティング」。
これもzoom併用。お申し込みは以下まで。
https://forms.gle/FMaufMouWHTP7iZRA

ぜひともに原発を止めてなくし、平和の道を歩みましょう!

#若狭原発 #ロシアの軍事侵攻反対 #ウクライナ #若狭に自衛隊配備は愚か #敵地攻撃能力 #かじかわ憲 #憲法 #原発は止めてなくす #嶺南地方 #草の根プロジェクト


2月26日の企画の動画です。ご覧下さい。

なお3月11日はもう一歩深い内容を話します。

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