守田です。(20121122 22:30)

すでにみなさんがご存知のように、再びイスラエルが、パレスチナ・ガザ地区への猛爆撃など、国際法も何もかも無視した殺人作戦を敢行しました。
これまでに140人を超える方が亡くなった伝えられています。重軽傷者、また生活の場を奪われた人々など、被害数はもっともっと大きいでしょう。

イスラエルはこうしたなんの正義性も合法性もない殺戮作戦をこれまで何度も繰り返しています。
白昼堂々と、民家に砲弾を打ち込む・・・そんなことがもう何年も前から繰り返されているのです。こんなことはけして許されてはなりません。
にもかかわらずマスコミは、何かこの事態が、イスラエルとハマスとの対等な戦闘であるかのように描いています。
それは全くの間違いです。軍事力がまったく違う。いやそれよりも何よりも、イスラエルは繰り返し、戦闘とは何の関係もないパレスチナ住民の家屋に、猛攻撃を加えているのです。明らかな戦争犯罪です。
そのことが何ら裁かれない。剥き出しの暴力が批判されない。そのことが、直接の軍事攻撃とともにパレスチナの人々を苦しめている。だからこそ私たちは「ガザ、私たちはあなたたちともに立つ!」という声をあげる必要があります。

このことは放射能で苦しむ私たちの国のあり方をも規定する問題です。私たちが今、目の前で行われている本当に酷い暴力に声をあげられなければ、私たちもまた酷い暴力を受けたときに助けを受けることができないでしょう。
いや、現に今、私たちは放射能被曝という酷い暴力を受けています。被曝は自然現象なのではありません。何度、危険性を訴えても原発の運転をやめなかった政府と電力会社のせいで事故はおこり、何度、必要な防護策や避難策を訴えても放置されることで、今なお避けられる被曝が続いているのです。
こうした暴力の構造は深いところでつながっています。だから私たちは今、自分自身を救うためにも、ガザの人々を守る必要があります。守れなかった生命を追悼し、これ以上の悲劇を食い止める必要があります。

京都では僕も参加するピースウォーク京都と、つばめクラブが11月26日午後6時からの「ビジル」を呼びかけています。抗議のプラカードとキャンドルを持って、三条大橋の上に立ちます。この他、24日にも行動が呼びかけられています。
お近くのかたぜひご参加ください。またみなさんのそれぞれの地域でぜひ抗議の声をあげてください。

なおすでに停戦が成立したから大丈夫なのではという方もいるかもしれません。もちろんこれ以上、攻撃が拡大しないことは大事ですが、しかしすでにイスラエルは140人以上を殺害しています。民家を攻撃してです。たくさんの子どもたちも生命を奪われてしまいました。
このことに世界中からの声を集めなければ、同じことが必ず繰り返されます。そのために一人でも多く、声をあげることが大事です。
同時に、イスラエルはこれまで停戦の間に、酷いことを繰り返してきました。国際的な注意が緩んだ時を狙っているのです。そのためにも、世界で多くの人々が注視しているという姿を見せる必要があります。
この後者の点に関して、友人で、パレスチナ訪問記などを著してきた森沢典子さんがメッセージを出してくれたので、それを転載しますのでご参考ください。

みなさん。平和のために行動しましょう。
ガザのために、そして私たち自身のために!

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森沢典子さんより(停戦発表2時間後に発信)

今から2時間前にイスラエルとガザのハマスの間で停戦の合意が成立しました。

エジプトが仲介に入りました。

これでイスラエルは大規模な空爆は出来なくなりますし、ハマスもロケット弾による攻撃やバスの爆発を止めるでしょう。

気をつけないといけないのは、イスラエルは停戦合意中にこそ活動を盛んにし、パレスチナ全土の封鎖、家の破壊、入植、水源や道路や農地の破壊を繰り返していることです。

停戦合意されると世界中はホッとしてパレスチナへの注視を止めてしまいますが、それが何よりもパレスチナの人々を苦しめています。

実際に今回の空爆でもイスラエル政府はガザ南部の人々にガザの北部へ避難するよう空からビラをバラまいています。

空爆の脅威は計り知れなく、人々は持てるだけの家財道具を荷馬車に積んで避難していました。

ガザ南部とはエジプトとの国境付近ハンユニスやラファ地区の辺りを指します。

これまで停戦中にもかかわらず毎晩のようにイスラエルの戦車や装甲車がやって来て家の破壊が行われ、人々が逃げ出したところを『軍用安全地帯』(意味がわかりません)と名付けて立ち入り禁止にし、事実上イスラエルの土地として併合されつづけている地域です。

ヨーロッパやアメリカからも家の破壊を止めようと若者たちがパレスチナ支援に入り2003年にはブルドーザーの前に立ちはだかりパレスチナ人の家を守るためにイスラエル兵士との交渉を試みたアメリカ人のレイチェル・コリーが、イスラエルのブルドーザーにひき殺されました。イスラエル政府は『誤って』と発表しましたが、目撃者たちはブルドーザーが進んで轢いて、後退してもう一度轢いたと証言し日本でもニュースになり世界中からイスラエルへの批判が高まりました。

パレスチナ全土で人々はレイチェルへの喪に服していました。
ラファやハン・ユニスで家や庭や農地がメタメタに壊された瓦礫だらけの場所にそのまま住んでいる老人たちが『私は絶対にここから逃げないよ。私たちは48年にイスラエルの攻撃が怖くて逃げ出してしまいこの場所へやって来た。そのまま村に帰らせてもらえずここでこうして難民になって生きてきた。今逃げたら、またこの場所をイスラエルに盗られてしまう。だから私はここを逃げないよ。』と話してくれたことが忘れられません。

イスラエルがパレスチナへの占領や封鎖、侵攻を続けていることに注視し続けて行く大切さを噛みしめています。

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以下、京都での二つの行動の案内を貼り付けます。英文もあります!
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【拡散歓迎】
ガザ、私たちはあなたとともに立つ、
―――― 今、私たちの思いをアクションに!
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キャンドル・ビジル 11/26(月)午後6:00-7:00、三条大橋
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あと何度、私たちは見なければならないの? 
 ガザで、彼らが爆撃され、焼かれ、殺されていくのを…。
あと何度、私たちは誓わなければならないの? 
 こんなこと、二度と繰り返しませんと…。
あと何度、私たちはその言葉を裏切れば気が済むの?

ラナーン、ガザの7歳のパレスチナ人の少女、
 あなたはなぜ、死なねばならなかったの?
イスラエル南部の街、アシュケロンに暮らすあなた、
 あなたはなぜロケット弾で死ななければならなかったの?

なぜ?なぜ?なぜ?

こんなこと、もうすべて終わりにしたい!

この思いに共感して下さる方は、
11月26日(月)午後6時、三条大橋にお集まりください。
キャンドル・ビジルを行います。
ガザとイスラエルで奪われたすべての命を悼んで、
パレスチナとイスラエルにおける公正な平和を願う
私たちの思いを届けるために、
私たちのこの恥に満ちた人間の歴史に終止符を打つために、
市民として私たちに何ができるか、ともに考えるために。

【呼びかけ団体】つばめクラブ、ピースウォーク京都
 問い合せ先:090-3704-3640(蒔田)

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OH, Gaza, here we are standing with YOU
Now, it’s time to put our aspiration for Peace into ACTION !
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Candle Vigil, on Monday 26th. Nov. at 6:00-7:00pm, on Sanjo-Ohashi
bridge
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How many more times do we have to see them bombed, burned, and
massacred, there in Gaza…?
How many more times do we have to swear that we shall not let it happen
again?
How many more times do we have to betray ourselves?

Why did you have to die, you, Ranan, 7 year-old Palestinian girl, in
Gaza?
Why did you have to be killed by rocket, you, having lived in
Ashkeron in Southern Israel?

WHY? WHY? WHY?

We really want to end all of this !

Anyone that share this feeling,
please gather on Sanjo-Ohashi on Mondy 26th. Nov. at 6:00 pm
for standing candle vigil for mourning all lives taken in Gaza and
Israel,
appealing our wish of peace with justice in Palestine/Israel to the
public,
and seeking together what we can do as citizens to put an end to this
shameful human history of ours.

Organized by TSUBAME Club, Peacewalk Kyoto

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***転送・拡散歓迎***

☆イスラエルのガザ攻撃に抗議の声を!

パレスチナ・ガザ地区が、イスラエル軍の激しい攻撃に曝されています。
この一週間で143名が殺害されてしまいました(11月21日現在)。
幾度となく繰り返されてきたガザ攻撃、大規模侵攻。
たとえ「停戦合意」が結ばれたとしても、イスラエルによる封鎖政策が続く限
り、真の平和が訪れることはありません。
イスラエルにこれ以上の殺戮をやめるよう、そしてパレスチナ占領政策をやめ
るように、抗議の意志を共に示しましょう。

○11月24日(土) 16時からの17時まで
場所:三条河原町アーケード入口

※可能な方はプラカードなど持参ください。

※「停戦合意」がされたとしても、私達は今回の作戦で殺害された犠牲者を追
悼し、パレスチナ問題の根本的な解決を求めて行動を行いたいと思います。

※17時からは同じ場所で沖縄・辺野古への新基地建設に反対し、普天間基地の
撤去を求める京都行動による定例アピールがあります。8年以上、毎週土曜日
続けられてきた活動です。時間の許す方はこちらにもぜひご参加ください。

よびかけ:さぼてん企画

(拡散用URL: http://is.gd/ID7fd7 )

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Stop the massacre!
Stop the bombing!
End the occupation!
Free Palestinians!

Come join us at a street protest against Israel’s attacks on Gaza.
Time & date: 4 to 5 pm, Satruday, November 24, 2012
Venue: On the western side of Kawaramachi Street, Sanjo-Kawaramachi,
Kyoto

Bring your own banners, signs, and placards.
If a cease-fire materializes, we will still meet and protest.

Organized by Saboten Kikaku (the Cactus Planning)

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以上