守田です(20181216 23:30)
再びとても嬉しいニュースが飛び込んできました。
日立製作所がイギリスへの原発計画を断念し、凍結を決めて「日米両政府にこの方針を非公式につたえたもようだ」(共同通信)というのです。
面白いことにこの記事を今日、最初に配信したのは、トルコへの原発輸出断念のときは沈黙を決め込んでいた読売新聞でした。
もっとも凍結に向かっているという報道そのものはすでに12月10日にANN-テレ朝からも出されていたので読売新聞が最初に報道したとも言えないのですが。
ともあれ今のところ出ている記事のアドレス一覧を示しておきます。
テレビニュースのアドレスも幾つかご紹介しておきます。興味のある方はお早めにご覧下さい。
日立、英原発計画を凍結へ 安倍政権輸出案件、全て暗礁に
共同通信 2018/12/16 16:28
https://this.kiji.is/446920761068766305
この記事には計画予定地のアングルシー島の位置も紹介されているので全体をご紹介しておきます。
日立の「原発計画」凍結か、出資企業集め難航
読売新聞 2018年12月16日15時00分
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20181216-OYT1T50004.html
日立製作所 英原発計画を凍結へ
TV TOKYO 12月16日
https://www.tv-tokyo.co.jp/mv/txn/news_txn/post_168426
日立、イギリスでの原発建設計画を凍結へ
TBS NEWS – 12月16日(日) 21時3分
https://news.myjcom.jp/video/story/3550628.html
日立が英原発建設計画「断念も視野」 建設費増大で
ANN 20181210
https://www.youtube.com/watch?v=d1A_hDDPs3Q
さてトルコへの原発輸出の断念が伝えられて時にも詳述しましたが、これは私たち民衆の原発反対運動の積み重ねの中で実現されつつあることです。
またもや私たち民衆の勝利です!嬉しい!素晴らしい!
もちろん「私たち」というのは世界で「原発をゼロに」と歩んできている民衆全体のことです。
トルコでもイギリスでも、計画断念が濃厚な理由は「建設費が高騰した」ことだと報道されています。
しかし問題はなぜ高騰したのかで、それこそ世界の民衆が原発反対の圧倒的に声を強めたからなのです。
だから各国の規制当局が事故対策を強めざるを得なくなり、そうしたらすぐに建設費が倍近くに膨れ上がって採算が採れなくなり、次々と破産してしまったのです。
さらに日本ではこれが安倍政権の屋台骨を揺るがす事態に発展しています。
原発輸出がアベノミクスの一つの柱だったからです。それが完全に折れてしまったのです。
この決定的事実を私たちはしっかりと見据え、さらに「原発いらない!」「再稼働反対!」、そして「安倍政権は退陣せよ」の声を高めましょう。
おごるる平家は久しからず!安倍政権も必ず倒せます!
さらに前へ!!