守田です(20220503 20:00)

● 6月5日にzoom公開講座を行います。午後1:30から4:00までです。

前回もお知らせしましたが、6月5日にzoom公開講座を行います。
一つに、1982年、厚生省が「遺伝的影響は認められない」と公表しようとした「健診結果集計データ」が、むしろ遺伝的影響をしっかり示していた衝撃的な事実を森川聖詩さんから明らかにします。
二つに、京都「被爆二世・三世の会」が2019年から取り組んできた「被爆二世・三世健康アンケート調査」の中間的とりまとめ報告を、守田敏也が行います。

参加申し込みは以下のフォームからお願いします。
https://forms.gle/z1dCc95tjBZ4cKr57

参加費無料ですが、可能な方は投げ銭をお願いします。投げ銭先はまた示します。
神奈川県原爆被災者の会二世・三世支部、京都「被爆二世・三世の会」の共同主催での企画です。
連絡075-811-3203(平)090-3540-1590(森川)morita_sccrc@yahoo.co.jp(守田)

● 被爆二世・三世健康調査アンケートのとりまとめにご注目を

二つ目は健康調査アンケートの中間とりまとめ報告ですが、これまた万感の思いを込めて発表したいと思っています。
この調査は進めるにあたっていろいろな辛さも経験せざるを得ないものでした。何故なのかと言えば、被爆被害があまりに酷いからです。調査の欠かせない前提として、たくさんの被爆証言を読み込みましたが、被爆を体験することそのものでした。
また被爆二世・三世からの聴き取りでもさまざまな身体に起こったことだけでなく、それと密接に絡まりつつ、家庭内で起こったことなど、本当に多様な被害・苦しみを知ることとなりました。

しかし調査の中で、被爆二世・三世や核実験や原発事故などのヒバクシャの多くが、孤立しながら苦しんでいること、調査はそこに光を当てることでもあることが力強く見えて来ました。
多くの方が、自分の苦しみを被曝に結びつけることができず、自分だけに起因する、孤立した苦しみとしてもがいています。しかし被爆影響が見えた時、「自分のせいではなかった」「孤立してない。仲間がいる」と見えてきて、光が差し始めます。
もちろん私たちはそこで止まってしまうつもりはありません。被爆被害を抱えながら、どうしたらよりよく生きれるのか、さまざまな知恵を共有して被爆二世・三世の生活の質を上げていきたいのです。
同時に、この苦しみは、核被害者へのほしょう、補償・保障・保証を国から引き出すことによってこそ、軽減されなくてはいけない。いや、それでこそ命を守ることもできるのです。だから実情を集め、国にしっかり提示していく必要性があります。

それは日本被団協を中心に、原爆被爆者の先達の方々が、さまざまに勝ち取ってきた権利をさらに拡充することですが、こうして被爆二世・三世への「ほしょう」を広げることは、他のすべての核被害者救済の道の拡充にもつながります。
核実験、そして福島原発事故などのヒバクシャ、世界のヒバクシャの権利の拡大にもつながるのであり、だからこれはすべての人の権利、あなたの権利を拡大させることにしっかりと連なっていくのです。
これらの点を、明らかにするために、守田から中間報告を行なわせていただきます。ちなみにアンケートは以下のようなものです。いまも募集を継続しています。

被爆二世・三世、そして未来世代の健康を守るためあなたのことを聞かせてください
http://aogiri2-3.jp/chousa/2020chosa.pdf

6月5日の企画へのみなさんのご参加をお待ちしています!

#被爆二世健診 #被曝の遺伝的影響 #森川聖詩 #神奈川県原爆被災者の会二世・三世支部 #京都「被爆二世・三世の会」 #核被害者への「ほしょう」 #被爆二世三世健康調査アンケート

参考動画
被爆二世問題・運動の歴史と今後の展望 2021年9月12日

福島の今、復興の今、被爆問題の今、2021年の原発・放射線防護問題を振り返る 2021年12月19日


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