守田です(20241130 22:00)
●『原発からの命の守り方』の第7章、8章を読んでみんなで考えます
日本被団協へのノーベル平和賞授賞式が12月10日にオスロで行われます。これに向けてすでにさまざまな報道がなされています。
この機に、広島・長崎と福島のつながり、あるいは被爆者と被曝二世・三世、新ヒバクシャ(福島原発事故のヒバクシャ)とのつながりを考える学習討論会をzoomで行います。ぜひご参加下さい。
12月7日土曜日、午前10時半から12時半まで。なお午後1時ぐらいまで話足りない方のために放課後を設けます。
イベントページをご紹介します。以下のバナーをクリックして下さい。参加費や『原発からの命の守り方2024』の入手の仕方もここから分かります。
お申し込みは以下から(録画視聴も受け付けています)
https://forms.gle/m8sgasA8GmPVtJiJ7
● 福島と広島・長崎のつながりを学ぼう
日本被団協のノーベル平和賞受賞の中で、被爆のことが世界的に大きくクローズアップされています。
今回、この時期にみなさんと、あらためて広島・長崎に触れ、被爆者の声に耳を傾けたいと思います。そしてみなさんと被爆者の魂の訴えをシェアしたいと思います。
被爆者は「二度と被爆者を作らないで」と叫び続けました。しかし実際には新たな被爆が起こり続けました。第二次世界大戦終結後も、核保有5大国が核実験を繰り返してきたからです。とくに米ソは合計で400回を超える大気中核実験を行いました
さらに核施設の大事故も繰り返し起こりました。1979年のスリーマイル島、1986年のチェルノブイリ、2011年の福島での原発の過酷事故でした。これに再処理工場や、核兵器製造工場の事故を加えると、核災害は枚挙の暇もないほど重ねられました。
そのたびに膨大な放射能が撒かれ、そこで出た放射能にはまだ残っているものもたくさんあります。だから私たちは本当にもう何度も放射能の被害を受け続けているのです。
しかしそれでも核兵器も原発も存在し続けている。それをどう可能にしてきたのかというと、被曝影響をものすごく小さく見積もることによってです。そのありかたが広島・長崎から福島までつながっている。今回、その点をしっかり学びます。
● 核なき未来への展望を切り拓こう
ではどうやってその流れを断ち切るのか。核なき未来への展望を切り開くのか。大事なのは被曝被害を私たちの手で明らかにしていくことです。これに尽きる。このような観点から京都「被爆二世・三世の会」で健康調査アンケートを行って来たので紹介したいです。
しかも調査で驚くべきことが見えてきた。被曝の遺伝的影響が確実にあるとともに、その症状が福島原発事故で被爆した新ヒバクシャの症状と大きく重なっていることです。
さらに特筆すべきは被曝影響の中の広島・長崎で「原爆ぶらぶら病」と言われ、被爆二世・三世や新ヒバクシャを苦しめてきた症状(能力減退症)の仕組みがようやく見えてきています。その治療の可能性が大きく切り開かれつつある。
端的に言えば被曝で大脳の中の間脳という部分がダメージを受け、そこから出るべきホルモンが出にくくなってしまっているのです。だったら出ていないホルモンを補充してあげれば良い。
この点を発見し、治療に結びつけて大きな成果を上げているのが岡山の医師、三田茂さんです。このことをご紹介します。さらに私たち京都「被爆二世・三世の会」の調査は、他の多くの場での被爆影響のあらわれをつかみ取ったものにもなっている。
だとすればこれを手引きにより多くの人々と結びつける。世界中のヒバクシャと連帯しつつ治療の可能性を広げることができます。その中でこそ被爆被害への認知を広め、核なき未来をたぐり寄せることもできる。今回、こんなことをみなさんとお話したいです。
お申し込みは以下から
https://forms.gle/m8sgasA8GmPVtJiJ7
みなさま。ぜひ12月7日の読む会にご参加下さい。
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