守田です (20210410 23:00)

● 存在を把握すらしてなかったコンテナが出てきた

またしても東電の放射性物質に関するあまりにずさんな管理実態が明らかになりました。中身不明のコンテナが構内に4000基もあることを事故から10年経って白状したのです。
事態の発覚は先月の東電の把握してないコンテナの発見からでした。福島県と東電が福島原発構内を確認中に、旧研修棟東側で詳細不明のコンテナ4基が福島県によって発見されたのでした。
コンテナを調べたところ、表面から1センチで毎時1.5ミリシーベルトの高い放射線値が計測されました。

この現場確認が行われたのは、3月初旬に構内の排水路で雨水の放射性物質濃度が上昇したことが発端。
3月25日には排水路上流にある廃棄物一時保管エリアで、高線量のゲル状の放射性廃棄物の塊が見つかりました。周辺の鋼鉄製コンテナから漏れ出した可能性が浮上しました。
これを受けて、福島県が周辺のコンテナなどの調査を東電に求め、一緒に確認に入る中で上述の4基を見つけたのです。東電は「存在すら把握してなかった」と述べたそうですが怪しい・・・。

● 中身不明のコンテナが4000基も

この事態のあとに、東電は放射性物質を入れてあるものの、中身が不明のコンテナが約4000基もあることを明らかにしました。
東電によれば構内に約8万5千基のコンテナがあり、事故やその後の廃炉作業などで汚染された資材やがれきが納められています。
約4万6千基が可燃性のがれき、約3万1千基が使用済みの防護服、約3千基が不燃性のがれきなのだそうですが、残りの約4千基の中身が把握されていないというのです。

なぜこうなったのか。もともと東電が事故から1年間はなんの記録もつけなかったためです。その後、記録を取り始めたものの、2017年11月まで何をどこに入れたのか把握していませんでした。
そのまま6年8カ月も放置したのち、ようやく照合を開始したものの、約4千基の内容が分からぬまま、今日までそのままにしておいたのです。またしても問題を知りながら対処をさぼっていたのです。
しかも今回も東電はこの事実を黙り続けていた。福島県が確認に入らなければ隠されたままだったでしょう。


東電による4000基のコンテナ問題の会見を報道するTBS NEWS

● 放射性物質のまともな管理もしない東電に汚染水を流させてはダメ

今回も明らかになったのは東電の放射性物質に対する管理のあまりのずさんさです。
そもそも東電は事故後少なくとも2年間、核燃料デブリを冷やした放射能汚染水が地下水と混入して海に流入していることを知りながら黙っていました。このころ同時に、コンテナにもなんの記録もつけずに放射性物質を詰め込んでいたのです。
柏崎刈羽原発ではこの間、核物質を扱う原発の運転室に不正な入室を許したり、不正入室を阻止するためのセンサーが壊れているのを知りながら対処をしてなかったことなどが相次いで発覚しています。

どう考えてみても東電には核物質の管理に対するまともな責任感がないのです。もちろん「これ以上放射能汚染をさせない」というモラルなど、まったくもちあわせていません。だから発覚するまで黙ってあれやこれやの杜撰なことを続けてきているのです。
政府はそんな東電に、放射能汚染水を海洋放出させようとしています。まったくもって言語道断です!いやこんなずさんな管理を10年間許してきた責任を、原子力規制委員会や経産省、菅政権がとるべきです。
もはや東電に核物質を扱う資格などありません。原発の運転からも、事故収束ー廃炉作業からも撤退させ、廃炉公社を創設すべきです。いわんや放射能汚染水の海洋放出など許されてよいはずがない。

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#放射能汚染水海洋放出反対 #福島原発事故から10年 #中身不明のコンテナ4000基 #廃炉公社の設立を #東電の放射性物質管理はずさんすぎる

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