守田です。(20110416 11:30)
日本キリスト教協議会が、菅直人内閣総理大臣に宛てて声明を発表しました。
大変、素晴らしい内容ですので、みなさんにお読みいただきたいと思い、
転送させていだきます。
これほど短い文章の中に、大切なことがみな書きこまれていると思えます。
それはこの方たちが、どれほどこの問題を深く考えられてこられたのかを
象徴していると思います。
にもかかわらず、この方たちは、原発を止められなかったことについて
「私たちは悔い改めます」と書いています。僕もこの方たちとともに
「抗議し」「悔い改め」「要望したい」と思います・・・。
なお、私にこれを送ってくれた友人の言葉も添えておきます。
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流すのではなく、ぜひ、立ちどまって読んでほしいと思いました。
要望と併記して綴られる悔恨の念。
この立ち位置なくしての再出発はあり得ない。
ワタシ自身、そう考えどおしの毎日ですが、それをどんな言葉に乗せるのか、どんな
言葉で伝えるのか。と。
ここに、これからの道筋が記されていると思いました。
はあ。涙が出ます。まっとうなコトバが、まっすぐ胸に沁み込んでいきます。
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福島第一原子力発電所事故に関する日本キリスト教協議会声明
2011年4月11日 日本キリスト教協議会 議長 輿石勇
2011年3月11日に起きた東北太平洋沖地震と津波によつて、東京電力福島
第一原子力発電所で取り返しのつかない事故が起き、また現在も続いています。
人類で初めて原子爆弾による被害を受け原子力の猛威を自ら体験したゆえに、
脱原発社会を目指すはずの日本に住むキリスト者として、脱原発という方針を
掲げている日本キリスト教協議会(31のキリスト教教団。団体のネットワーク)は
改めて以下のように自らの信仰的立場を明らかにします。
わたしたちは抗議します。
原発震災や事故について想定できたにもかかわらず、日本政府が「安全
神話」を根拠に原子力行政を続けてきたことに抗議します。東電従業員を含む
労働者の被曝、住民の被曝、環境への放射能汚染の第一の責任は日本政府
にあります。また、必要とされる適切な情報を開示しないこと、労働者や食料品
の被曝線量の安全基準数値を任意に引き上げることにも抗議します。
わたしたちは悔改めます。
わたしたちは原子力発電が人間の手に負えるものではないこと、環境破壊
行為であることを指摘してきました。それは科学を絶対化する偶像崇拝であり、
神の倉造のみわざに対する冒涜だからです。原子力行政は、人々の消費欲求
を作り出し、拡大することですすめられ、そのために消費能力の弱い者に
負担を押しつけてきました。また一部企業の収益増加につながる原子力の軍事
利用と結びついた非人間的な政策です。そのことをわたしたちはこれまで
指摘してきました。それにもかかわらず原発を止めることができずにいる自らの
怠慢を神に懺悔します。創造主から「土に仕える」(倉1世記3章23節)使命を
与えられたものとして、わたしたちは改めて原発の廃止に向けて努めます。
それが未来世代への私たちの責任です。
わたしたちは要望します。
・ただちに国内における原発および関連施設の全廃を決定し、可能な限り
速やかに停止し、廃止するための作業を進めてください。また国外に原発を
輸出しないでください。
・継続中の事故の処理、放射性廃棄物の処理、事故の原因究明を、誠実に、
同時に労働者の人権を擁護しつつ行なつてください。
・情報を管理することによつて思想を統制しないでください。むしろ、事故の
状況や放射能汚染に関する正確な情報を開示してください。
・正確な計測に基づいて、高濃度の放射能に汚染された地域住民を政府の
責任において強制避難させてください。また事故によつて損害を受けた
すべての人に誠実な謝罪と損害賠償を行つてください。
「被造物がすべて今日まで、共にうめいていることをわたしたちは知つています。」
ローマの信徒への手紙8章22節
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