明日に向けて(1582)『逃げ遅れる人々~東日本大震災と障害者』からみんなの命の守り方を考えよう!

守田です(20181004 16:30)

10月7日、僕が参加している「ウチら困ってんねん@京都」主催でこの映画の上映討論会を行います。
まずイベントページの案内を貼り付けます。

上映会とお話
『逃げ遅れる人々~東日本大震災と障害者』
https://www.facebook.com/events/232900007571590/?active_tab=about

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2011年3月11日
混乱のなかで、障害のある人々になにが起きて、どうなったのか。
私たちが見過ごしがちな避難が難しい人々の視点から、災害に備えるということの本質に向き合わせくれるドキュメンタリー作品です。
上映後は避難されている方からお話を伺う予定です。

日時: 10月7日(日)18:30〜
場所: ひと・まち交流館京都 2F第1・2会議室
参加費: カンパをお願いします
主催: ウチら困ってんねん@京都

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● とっとと逃げる・・・しかし「逃げ遅れる人々」をどうしたらいいのか

原発事故が起きたらどうするのか。
「とっとと逃げること」と僕は繰り返し強調してきました。いまもそれは変わりません。ぜひみなさんに「とっとと逃げる」準備をしていただきたいです。

僕が「とっとと逃げること」を繰り返す理由の一つは、原発事故はひとたび起こるとどこまで拡大するか分からないものだからです。福島原発事故と同じようなことが起こると考えるのは危険です。
もっと破滅的な爆破がおき、より大量の放射能が飛散することもあり得ます。だからそうなる前に少しでも遠くに逃げた方が良い。
僕自身はすでに放射能が舞っている中でも逃げ出した方が良いと思いっています。より破滅的な事態の影響を避けるためです。

しかしこうしたことを語るたびにいつも胸に突き刺さるのは「逃げ遅れる人々」のことです。
またその人たちをケアしている人々のことでもあります。いったいどうしたらいいのか。

● まずは実情を知ろう!

僕が思うのは、とにかくできるだけたくさんの人で「まずは実情を知ること!」です。できるだけリアルな経験を共有することです。
それで少しでも「逃げ遅れる人々」がより逃げやすくなること、避難に伴う困難さが減ることを目指そうと言うことです。

例えばこの映画の冒頭で、福島県の南相馬市で避難を強いられた障害者やその家族が避難所にいくことを躊躇したこと、結局、行かなかった(行けなかった)ことなどが出てきます。
そのときみなさんがおっしゃったのが「迷惑になる」ということでした。胸が痛みました。「迷惑になる」と思わせてしまうこの社会のあり方を本当に変えたいです。
他にもこの映画の中には「逃げ遅れる人々」が感じた困難がたくさん示されています。それを知ることから、同じような場に遭遇した時に、少しでもより良い対応がとれる可能性が生み出すことができます。

● 避難者が守られるのは当然の人権だ!

もちろんこれらは私たち市民の自助努力だけで果たされるものではありません。もっと圧倒的な公的資金の投入が必要です。
原発事故に限らず、これだけ災害が続いているのですから、避難という立場におかれた方がより困難が救なく、できるだけ快適に過ごせるために、大胆に国家予算を投入すべきです。
いやそもそも、避難者を守るのは人権尊重そのものであり、国家にはそれを果たすべき義務があります。だから国家に適切な対処を求めつつ、同時に私たちがさまざまな人々のおかれた現実をより知っていくこと、このことが大事だと思います。

● 「逃げ遅れる人々」が「遅れなく」なれば誰もがより幸せになる!

また結局、そのことは誰をも救うことになるのです。
なぜって私たちの誰もがさまざまな理由で「逃げ遅れる人々」になる可能性があるのだし、かつそれらの人々をケアする側に立つ可能性があるのだからです。
だからこそ「逃げ遅れる人々」に手厚く接し、少しでも困難を減らしていくことは、私たち誰もの幸せにつながります。

そのためにもぜひまずは多くの方にこの映画をご覧になって欲しいです!
お近くの方、ぜひお越しください。