明日に向けて(1503)原爆被害の真実を明らかにするために―連載1500回越えにあたりカンパを訴えます(2)

守田です(20180418 23:30)

「明日に向けて」連載1500回越えに際してカンパを訴えています。
ここで目指しているものへのご支援をお願いしたいのですが、今日は「原爆被害の真実を明らかにする」ことについて述べたいと思います。

前回、僕は放射能の害から人々を守るためには、アメリカによって内部被曝が隠ぺいされ、被爆被害が過小評価されてきたことと向かい合わねばならないことを述べました。
今回はそこからさらに進んで、原爆被害の真実を明らかにすべきことをこの場で目指していること、それへの支援を訴えたいです。

原爆の被害はその多くが加害者によって隠され、それに日本政府が加担してきたために、投下後72年以上を経てまだ多くが明確になっていません。
例えば昨年8月にNHKが「原爆死 ヒロシマ 72年目の真実」という画期的な番組を編成しました。
記録に残る広島市民55万人以上の当日の足跡というビックデータをパソコンにインプットすることで被害の実相を再現したものです。

僕はこの番組を文字起こしし、以下の記事から3回連続で掲載しました。
動画のアドレスも記してあるので、興味のある方はぜひご覧ください。

明日に向けて(1413)広島の原爆死の真実を捉え返すー1 あの日たくさんの人が圧焼死していった(NHK「原爆死 ヒロシマ 72年目の真実」より)
2017年8月17日
https://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/b7bf0efd3e738b825ec3a4b1a168ac2e

番組が告発していたことは3つありました。
1つに原爆が多くの家屋をたたきつぶし、多くの人を下敷きにしたため、身動きがとれないまま圧焼死した人々がたくさんいたことでした。
さらに2つに新たに分かったこととして、原爆特有のやけどが起こっていたことが判明しました。猛烈な光線によって血管内部の水分が沸騰し、水蒸気を発生させて血管を破裂させていたのでした。
このため血管周囲の組織がダメージを受けて死滅していき、人々は皮膚が剥がれたまま2~3日かけて命を失っていきました。
さらにこの時期を生き延びても、治りにくい火傷の傷から細菌が侵入して感染し、高熱と痛みにさいなまれて一週間後には亡くなるという経過を多くの人々が辿りました。
原爆がこれほどむごい形で人々をじわじわと殺していたことは今回、初めて明らかにされたことでした。

さらに3つに原爆による放射線の影響を外部被曝だけに限ったアメリカとそれに追従した日本政府が主張してきた「半径2キロ、ないし2.5キロより外では被曝影響は出ていない」という説が事実と異なっていることが突き出されました。
番組は爆心地からもっと遠いところで、黒い雨=放射能の雨が降った地帯で、明らかに被曝の急性症状によって亡くなった人々がいたことを示しました。
前回、僕が書いた「内部被曝が無視されてきたけれども、実際には広範囲で人々が内部被曝によっても急性死していたこと」が55万人以上のビックデータによってはじめて裏付けられたのでした。

このように原爆被害の実相はまだまだ明るみに出ていないことがたくさんあるはずです。
特にこの番組で初めて「内部被曝」の被害が2.5キロ以遠で起こっていたことが示されたことはきわめて重要で、今後、もっとこうした点を掘り下げていく必要があります。
そのためにはもう一度、さまざまな文献を精査し、NHKによる調査などにも学び、論点を問い返していく必要があります。地道な作業が必要です。

またこれに核実験での被害の調査も加えていく必要があります。
映画『放射線を浴びたX年後』シリーズなどが突き出してきた点をさらに掘り下げていかねばと思います。

今回は、このためのさらなる調査と研究の続行のためにぜひみなさんのご支援をお願いしたいと思います。
僕はそれは被爆者の味わったものすごい苦しみにせめても報いることだとも思うのです。とくにすでに亡くなった方たちの苦しみをきちんと受け取り、それを次の幸せに結びつけることで弔いとしたいと思います。
どうかご支援をよろしくお願いします!以下、振込先を記しておきます。

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