明日に向けて(1502)放射線被曝から人びとを守るために―連載1500回越えにあたりカンパを訴えます(1)

守田です(20180417 22:30)

みなさま。前号より「明日に向けて」がいよいよ1500号越えを記録しました!
2011年3月11日より約2560日で1500本の記事。10日で6本ちかい記事を書いてきた計算になります。連載を始めたころには想像もできないことでした。

今回、連載1500回越えを際して、みなさまに心の底よりカンパを訴えたいと思います。
「明日に向けて」で試みていることへの支援としてです。同時にこの試みを共に担っていただくことをこれから何回かにわたって訴えさせていただこうと思います。

「明日に向けて」は東日本大震災と東電福島第一原発事故の勃発を契機に始めた情報発信です。
僕は福島原発事故が起こるまで、「もし深刻な原発事故が起こった時、この国の政府は人々をきちんと逃がしてくれないだろう。その時、自分に近ければとっとと逃げる。遠ければ逃げよと呼びかける」と心に決めていました。
そのため事故後に僕は原発が深刻な状態にあること、大量の放射能が漏れだしてきていること、今後、さらに被害の拡大が考えられることから「逃げる」ことを訴え続けました。

この点を踏まえてこれまでを振り返ったとき、やはり今なおこの声を上げ続けなければならないと強く思います。
僕がこの過程で学んできたのは肥田舜太郎さんと矢ケ崎克馬さんによる、内部被曝の危険性とそれが隠ぺいされていることの告発でした。肥田さんはこうおっしゃられました。
「放射線防護学で言われていることと、僕が診た被爆者の実状はあまりに食い違っていた。内部被曝の危険性が隠されていたからだ。隠したのはアメリカだ」・・・。

最も単純化して言えば、戦後史のすべての真実の大元がここにあると言えると僕は思います。
諸都市への無差別空襲と沖縄上陸戦での民間人大量虐殺を行ったアメリカは、その後に広島・長崎への原爆投下を行いました。すべて明確な戦争犯罪でした。
しかも原爆投下は人体実験として行われました。もはや戦争に勝つために原爆は必要なかったのに、アメリカは原爆投下まで戦争を伸ばし、最悪の実験を強行したのでした。

その後、アメリカは排他的に日本を占領し、原爆調査を開始しました。
目的は二つありました。一つは原爆の威力と影響力を知ること。ソ連攻撃の際にどこに何発の投下が必要かを割り出し、また被曝影響下で兵士たちがどれぐらい闘い続けられるかなどが調べられました。
もう一つは原爆による被害、とくに放射線障害を隠すことでした。戦争が終わってからも人々を苦しめ、未来世代をも苦しめる最悪の戦争犯罪の隠ぺいのためでした。

こうした目的のもとにアメリカによってヒバクシャ調査が行われましたが、その際、徹底されたのが内部被曝の影響隠しでした。
アメリカは放射線の影響を、原爆の中心から飛び出した中性子線とガンマー線による「外部被曝」だけに限り、降下した死の灰を体内に取り込むことで生じる「内部被曝」を無視しました。
このもとに作られた「放射線防護学」がICRP(国際放射線防護委員会)の見解としてまとめられ、世界中に流布されました。

アメリカはこのもとでたくさんの核実験を行い、膨大な放射能を世界中にまき散らしました。アメリカが行った核実験は1996年までで大気圏内215回、地下815回で合計1030回。対するソ連は大気圏内219回、地下496回で合計715回でした。
私たちの周りにはこの核実験だけでも膨大な量の放射能がまき散らされています。その上にスリーマイル、チェルノブイリ、福島を初めとする大小の原発事故が繰り返され、放射能が降り注ぎ続けられてきたのでした。
しかしアメリカとそれに追従する世界の「原子力ムラ」は、放射能被曝、とくに内部被曝の危険性を無視し続け、その徹底した過小評価を今日まで続けてきています。

このため人々を放射線被曝から守るために必要なことの第一は、隠されてきた内部被曝の危険性を明らかにし続けることです。
いまもこの国の東側には核実験による汚染の上に、福島原発事故によって飛び出した膨大な放射能が存在しています。それは食べ物や物流を通じてもはや全国に蔓延しています。
にもかかわらず政府は被曝影響と向き合おうとせず、恐ろしい被曝が放置され続けています。しかも残念ながらどの政党も、また進歩的な団体の多くもこの現実と向かい会えていないのが実情です。まだまだ人々はアメリカに騙されている!

だからいま、被曝の危険性をもっともっと訴えなくてはと思います。そのためにも内部被曝の歴史を何度も解き明かさなくてはなりません。
僕は「明日に向けて」で、今後もこの点を中心に訴え続けたいと思います。
そのためにみなさんにご協力を訴えます。

以下にカンパの送り先を記します。
どうかよろしくお願いします。

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