明日に向けて(1473)静岡県で広がる原子力災害対策(ヨウ素剤配布)の動き(3日焼津市、4日静岡市、11日富士宮市でお話します)

守田です(20180225 23:30)

3月に静岡県で連続講演をします。
3日焼津市、4日静岡市、11日富士宮市で講演し、12日に富士市でも小さなお話会に参加します。

僕が初めて静岡県で講演したのは昨年7月のことでした。牧之原市と静岡市で連続してお話させていただきました。
その時の静岡市での講演動画があわせて約7000回も再生されました。以下の二つです。
https://www.facebook.com/gomizeromirai/videos/1722213984485398/?hc_location=ufi
https://www.youtube.com/watch?feature=youtu.be&v=TUUCX2qGlhc&app=desktop

静岡のみなさんとは、その後にこの講演会の振り返り企画に僕がビデオトークで参加させていただくなどして、より関係性を深めて来ることができました。
またこれと前後して、富士宮市で行政によるヨウ素剤事前配布が可能かも・・・という話が持ち上がってきて、富士宮市にも訪れて講演させていただくことができました。
この時は市会議員の若林しず子さんや静岡市の小笠原学ぶさんの尽力のもと、富士宮市役所を訪れ、危機管理局の方と懇談し、市長ともお話することもできました。
その場で市長が「ヨウ素剤の積極的備蓄を行い、市民に周知徹底する」ことを表明してくださいました。

今回、これらの流れを受け、新たに焼津市で講演を行い、再度、静岡市と富士宮市で講演し、さらに富士市でも小さなお話会を持ってきます。
ところでどうして静岡県内でこうした動きが強まっているのでしょうか。はじめて牧之原市を訪れたときに知ったのは、静岡県もまた福島原発事故で漏れ出した放射能の影響で大きな被害を受けたことでした。
とくに牧之原市など、静岡県のあちこちに見渡す限り広がるお茶畑の上に放射能が降り注いだため、2011年、静岡県内の新茶の多くに出荷規制がかかり、販売ができない事態においやられたのでした。

このとき全国のお茶のバイヤーたちは、静岡茶が手に入らないことに困窮し、鹿児島で大量のお茶を買い入れて間に合わせたそうなのですが、その後、この流れが戻らなくなってしまった。
いまでは静岡茶からは放射能は検出されず、安全性が確認されているのですが、ひとたびブランド力のある静岡茶よりも相対的に安い鹿児島茶でバイヤーさんたちが賄うことのできた流れが止まらなくなってしまったのだそうです。
精魂込めて作ったお茶が汚されてしまった。その結果、売ることもできなくなってしまった。しかもバイヤーも他に奪われてしまった・・・。お茶農家さんの多い地域の嘆きと怒りは大きいです。
こうしたことを背景に静岡県内では多くの自治体が浜岡原発の再稼働に反対しています。賛成している首長はごくわずかで、それも浜岡から相対的に遠い地域に限られています。

また富士宮市役所を訪れたときに痛感したのですが、もともとこの市は目の前にある富士山と向かいあっている。富士宮市役所7階の展望室から見る富士山は本当に雄大で美しいのですが、しかしその富士山が噴火し、町が襲われるリスクがここにはある。( いや本当はこのリスクはもっと広範にあるのですが・・・)
ちょうど僕が市長にお会いしに行った時も、展望室がある7階の会議室で、市民を交えた富士山噴火予測とその対策の講座が開かれていました。
それだけではありません。静岡県ではかなり前から東海地震の発生も予測されており、それに加えて南海トラフ地震で短時間のうちに津波が沿岸部に押し寄せてくることも予測されていて、他の県と比べてかなり高い防災意識が作られている。
この高い防災意識が、福島原発事故後に原発災害のことも結びつき始めていると言えるのかもしれません。

もちろんここでも火つけ役となっているのは、全国と同じようにかつてからコツコツと危険な原発に反対してきた方たちですが、そんな中で今回特筆すべきことは、子育て世代のお母さんたちがヨウ素剤配布の必要性を考えだし動きだしたことです。
今回の焼津市、静岡市での連続企画もそれで立ち上がりました。これまた静岡市を中心に牧之原市とも富士宮市とも連携をとって活躍してくれている小笠原さんがしっかりと支えてくださっています。
それで焼津市・静岡市で「うちっちも安定ヨウ素剤をくばるっち」という素敵なグループが立ち上りました!このグループは安定ヨウ素剤の自主配布の可能性も探っています。
グループのFacebookのページをご紹介しておきます!
https://www.facebook.com/yousozaikubarutti/

以上の動きに掉さすために、3月3日4日、11日12日と再び静岡県を訪れます。
東海地方のみなさん。ぜひお近くの会場にお越しください!

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3月3日焼津市 4日静岡市

焼津・静岡ママ企画 原子力防災・守田敏也さんリレー講演会

3.11福島原発事故からの教訓 『安定ヨウ素剤ってなあに?』
~子どもたちの健康を守るための知識を持とう~
焼津会場 https://www.facebook.com/events/157659041693335/
静岡会場 https://www.facebook.com/events/396244317483956/

浜岡原子力発電所を持つ静岡県。
万が一のことがあれば、偏西風と浜風により焼津市や静岡市まで放射能が飛んでくる恐れがあります。
そんな時どんな対応をしたら良いのでしょう?

福島原発事故の教訓を生かすために。みんなが安心安全に暮らせるように。
いま一度、災害に遭ったときのことを家族で話し合うために。そんなきっかけづくりをするための講演会を開催します。
難しくなりがちな内容をとてもわかりやすく話して下さる守田さんと一緒に、子どもの身を守るために、家族の身を守るために、自分の身を守るために。
まずは安定ヨウ素剤のなぜ?なに?を学びましょう。

3月3日(土)13:30~16:00
場所:焼津 魚市場会館2F(焼津市中港2-6-13)
講師:守田敏也さん
参加費:大人1000円(お子様同伴歓迎します)
駐車場:有
暖かい服装でお越しください。会場内にキッズスペースがあります。
お子様の泣き声など気にせずご参加ください。
「焼津流、平和の作り方」
市民グループ焼津港100年会議(かまぼこ屋根の会)
飛び込み企画として会場をお借りしています。
http://kamavox.eshizuoka.jp/e1875421.html

3月4日(日)10:00~12:00
静岡市西部生涯学習センター 第2・3集会室
静岡市田町3丁目46-5/054-255-3960  (駐車場に限りがあります。)
静岡市西部生涯学習センター http://sgc.shizuokacity.jp/lc/detail.asp?lcid=3

当日はしずおかマラソン交通規制にご注意ください。会場までのバスは午前中運休です。
静岡マラソン交通規制マップ http://www.shizuoka-marathon.com/traffic/
参加費/1000円(焼津市・静岡市)
会場内キッズスペースあります。
泣き声など気にせずご参加ください。

申し込み
焼津会場:kiramekuinochi812☆gmail.com (寺本)☆印を@へお願いします
静岡会場:090-7955-1613(森木) 090-3954-6563(小笠原)hugandtouch35☆yahoo.co.jp ☆印を@へお願いします メッセージでも受け付けます☆

講師:守田敏也さん《全国各地で、原発からの命の守り方を講演中。難しい内容を、分かりやすく話してくれます。》
1959年生まれ。京都市在住、フリーライター。関西を中心に各地で放射線防護の講演を積極的に行っている。
2014年よりドイツ・フランス・ベラルーシ・トルコ・ポーランド・台湾でも公演を実施。特にトルコでは日本からの原発輸出予定地シノップに関わりを持っている。
兵庫県篠山市原子力災害対策検討委員会委員として、篠山市の安定ヨウ素剤事前配布に貢献。
著書は物理学者矢ケ崎克馬氏との共著『内部被曝』(岩波ブックレット)、原発災害対策について述べた『原発からの命の守り方』(海象社)がある。

主催/うちっちも安定ヨウ素剤配るっち
賛同:かまぼこ屋根の会、311を忘れないin静岡、支援交流『虹っ子』バディプロジェクト、福島子ども支援基金、焼津市民の会  (50音順、敬称略)

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3月11日 富士宮市

3.11を忘れない 第2回 原発災害からのいのちの守り方
https://www.facebook.com/events/1924424551201752/

東日本大震災から7年近くが経とうとしています。
原発災害は数年経っても復興が叶わないことを経験しています。また避難時に混乱の中正しい対処が出来なかったこともあります。
それらの反省を込めて今後起きる災害に対し、どう対処すればいいのか、どうしたら命を守れるのか皆さんと学びたいと思います。
是非ご参加下さい。

講師 守田敏也さん
東日本大震災体験者のお話 小笠原明日香さん

2018年3月11日(日)
午後1時30分〜
富士宮駅前交流センター きらら
2階 集会室
参加費500円

主催:防災を考えるみんなの会
連絡先:090-9133-9030(山田)