2013.05.04

明日に向けて(670)半断食というエクササイズ・・・ルポ6 「食物の陰陽表」

守田です。(20130504 23:30)

半断食道場から帰って二日が経ちました。この間、「宿便」と思わしきものがでました。その際、気分が爽快になるとのことでしたが、それほど劇的な変化は感じませんでした・・・。体がすっきりしたのは確かですが。
ただ体重が減ったたのは事実で、一週間で3.2キロほど痩せました。半断食を始めた時が63.9キロ、終わった時が60.7キロです。ちなみに2011年3月11日以降、それまで年間100回ほどトレーニングをかねて登っていた大文字山にまったく行けなくなり、太り続けて最大で70キロほどになりました。そのときが一番、身体の悪い時でした。

その後、肥田舜太郎さんの言葉などに学んで、玄米を中心に、食事をよく噛んで食べること、暫くはお酒は肉を止めることを実践して、ゆっくりと体調を戻していき、8キロほど落として62キロになりました。身体もかなり良くなりました。最近はそこから少し太めになっていた状態でしたが、もう一度、すっきりさせることができました。
デトックスの効果はまだ自分ではよくわかりません。もう少し継続的に身体によい生活をしながら自分を見ていきたいと思います。

さて、今宵は半断食中の講義録の続きとして、「食べ物の陰陽表」をお届けしたいと思います。これもまたマクロビオティック食事法の重要な考え方で、陰陽二元論に基づき、全ての食べ物を陰陽によって分類し、食べ方のカイドとするものです。
以下、今回配られたプリントとほぼ同じものをネットから見つけましたので参考にしてください。
食べ物の陰陽表(横) マクロビオティック食 桜沢里真著よりスキャン
http://rakumin.jugem.jp/?eid=7

陰の食べ物は、身体を冷やし、緩める、広げる効果を持っています。反対に陽の食べ物は、身体を温め、締める、縮める効果を持っています。橋本宙八さんの解説の重要なポイント、だからどちらが身体に良いとか悪いとかいうわけではないと考えている点です。
陰陽はあくまでもその食べ物の持つ性質であり、それを知って、どのように食べるか、あるいは組み合わせるかが重要だということです。
これまで僕の中で「冷えは万病のもと」ということから、陰性のものが悪く、陽性のものが良いような混乱もありました。確かに現代の私たちの体は、甘いものが多く出回っていることが多く、冷えているので、大方の場合は温めた方がいいのですが、それもあくまでこういう条件ものとでのこと。あくまで大事なのはバランスなのです。

非常に面白く感じたのは、さまざまな食べ物の古くから伝わる食べ方の多くが、この陰陽論によく合致していること。例えば魚はほとんどが陽性。そのために刺身の場合は、陰性の強いワサビやショウガと一緒に食べます。寿司にガリがつきものなのも同じこと。陽性の肉類に、陰性のジャガイモやシイタケなどが付けあわさせるのも理にかなっている。面白いです。
果物も全体として陰性の側にありますが、その中でもバナナやパイナップルなど、南国のものはより冷やす力が強く、みかんやりんごなど、日本で採れるものは冷やす力が弱い。沖縄はより南方の島々では、そこで採れる果物があっており、温帯気候のうちに人々には日本の代表的な果物の方が身体に適していると言えるということです。

陰陽表をよく読み込んでいくと、このように面白い気づきがたくさん生まれてきます。
ちなみに放射性物質はどうかというと「極陰」になるそうです。極端すぎてとにかく排除すべきものであるということです。
・・・今宵は、これら陰陽論にまつわる講義をお伝えします。

*****

半断食道場講義 食べ物の陰陽法(5月1日)
橋本宙八談
ノートテーク 守田敏也(小見出しは守田)

1、老子の陰陽論
東洋人の考え方においては、物の本質を気としてとらえている。
その代表は中国の老子だ。老子は次のような名言を残した。
「一、二を生じ、二、三を生じ、三、万物を生じる。」
彼は宇宙の本源をタオ(道)といった。道とは何もないが、行き先だけが見える世界だ。
宇宙の本在はすべてがあるが何もない世界。そこからすべてのものが生まれてきている。
昔の人はそれを直感で分かっていた。

では老子の言葉の意味はどういうことだろうか。
一とはタオ(道)のこと。見えない世界のことだ。
二とは気の世界のこと。陰性の気と陽性の気と二つの気がある。
三とは光のこと。見える世界のことだ。

近代科学は、三の世界から始まっている。これに対して東洋人は見えない世界を考えてた。そこに気をみた。

2、なぜ気なのか
マクロビオティックの世界では、陰陽論で考え、食べ物もそこから見る。気から見る。気の世界でとらえる。
「病気」も気の病と書いてある。反対に「元気」も気の元とある。

なぜ気なのか。ものの世界、見える世界では、無限に動いている命の世界を捉えられない。「あなたの身体には××カロリーが必要だ」というと、次の瞬間には身体のあり方、命のあり方が変わっているから、ウソになってしまう。
陰陽論の方が、つねに変化する命のあり方をとらえられる。無限に変化する命を変化のままにとらえる。それが陰陽の世界だ。

3、陰陽による補い合い
自然界は、男と女など、違ったものが助け合って成り立っている。食べ物にも陰性と陽性がある。

銀河系も二つの手を持つ渦でできている。一つは円に向かう気の流れ。もう一つは外に広がる気の流れ。前者が陽性で後者が陰性だ。
地球も回転している。そこから上にあがるもの、広がるものが陰性だ。一方で地球の自転によって宇宙からの気が取り込まれる。下降する気が陽性だ。

人間で言うと、女性は陰性だ。地球から外に向かう気をいっぱい持っている。男性は陽性だ。宇宙から地球に向かう気をいっぱい持っている。

4、食物における陰陽
陰性のものは暖かい土地・気候で取れるもので、上にすっと伸びるものだ。
陽性のものは寒い土地・気候で取れるもので、あまり伸びないものだ。

陰性は紫色で陽性は赤色。それぞれの食べ物はその間のスペクトルに対応している。

紫色の食べ物は身体を冷やす。広がる力を持っている。典型的なのは、ナス、ブドウ、イチジクなど。このため、あまり紫のものを摂ると冷える。子どもをさずかりたい場合は避けたほうがいい。ワインもそうだ。
赤いものの食べ物は身体を熱くする。肉などがそうだ。だから肉料理はぶとう酒と合う。
身体の冷えている人は青い野菜を食べない方がいい。反対に身体が熱い人は青い野菜を食べるといい。

5、味による区別
渋い味、苦い味は 顔がちぢまる。気が内に向かう。つまり陽性だ。反対にえぐいもの、辛いものは顔を広げる。気が外に出る。つまり陰性だ。
肉を食べると、ちぢまる力が働くので、辛いものが欲しくなる。典型なのは焼肉とキムチの関係だ。

現代人が辛いものを好きになってきたのは、食べ物に動物性のものが多くて、体が硬くなっているから。辛いものでこもった熱を外に逃がそうとしている。血圧の高い人などとくに辛いものを好む。
南の島の人たちも辛いものを食べる。体温が身体の中にこもるから。広げて熱を出すためだ。カレーライスなどは典型だ。

ナトリウムの多いのものは塩気があり、身体を締める。そのため塩を摂ると、身体の細胞がしまってくる。いきすぎると血流が悪くなる。その場合は、カリウム、果物などを摂って広げるとよくなる。

6 中庸の食べ物=穀物
これに対して、穀物は中庸のものが多い。そのため身体にとってバランスがよい。
ところは現代は美食が多い。両極のものをたくさん採っているが、バランスが崩れている。そうすると気の流れが右に左にと行きつ戻りつするので、心のバランスも崩れる。
とくに両極端だと、双極性障害(うつ状態と躁状態を繰り返す病い)になりやすい。
それらから中庸がいい。穀物が主食になる理由だ。

7 野菜について
たけのこはやや陰性だ。病の中で身体の上の方に出ているものは陰性なものの摂り過ぎによってなりやすい。のどの痛み、頭痛など。そのとき、たけのこ、シイタケなどは摂らないほうがいい。
ジネンジョやゴボウ、ニンジンなど、地球の中心にむかうものには陽性の力がある。このため身体の冷える人は根菜類を食べるといい。

8 魚について
赤身の魚は非常に陽性だ。これらを食べていると身体が熱くなりすぎる。クジラ、マグロ、サバ、ブリなど。
年中、動き回る人は魚をいっぱい食べるている。エネルギーが余っている。日本に住んでいる人に多い傾向だ。
これに対して、タコ、ハマグリなど動かないもののほうが陰性だ。

9 果物について
バナナはカリウムが多い。これを食べると筋肉が緩む。陽性なものをいっぱい摂っているとこれらが好きになる。
日本で採れるリンゴ、モモなどは身体をそれほど冷やさない。これらが採れる気候のもとでは一番身体にあっている。

10 肉類について
肉類 豚肉、牛肉などみな陽性。そのためジャガイモやキノコなど陰性のものとよく合う。料理でこれらが付け合わされるのもこのためだ。魚を食べるときに大根おろしを使うのもそうだ。

11 香辛料について
わさび、しょうが、とうがらしなどはみな陰性だ。
陰陽がどちらがいいというのではない。バランスが大事。だからこれはら薬味として使われる。
ただし、食道がんなどは香辛料を摂りすぎた人などがなる。過剰な場合、甲状腺やのどをやられる。なんでも摂り過ぎはよくない。

12 マメ類について
マメがらできたものでは豆乳が陰性だ。マメはいいのだが、豆乳は、うわずみとして上にあがったものなので冷えを持っている。マメでも小豆は陽性だ。身体を温める。

13 飲み物について
ウイスキー、ワインなどは陰性だ。これに比べて日本酒は陽性。
日本人は魚をいっぱい食べてきたので、日本酒をとって血管をひらいてやるといい。
西洋人はより陽性の強い肉をいっぱい摂っているので、より陰性の強いウイスキーなどが必要になる。

お茶では緑茶は陰性が強い。身体を温めるのに良いのは番茶だ。

14 調味料・油・乳製品について
白砂糖は強い陰性。これを摂ると身体が偏る。精神がナーバスになる。合成酢も陰性。化学調味料も陰性だ。
チーズやヨーグルトは陽性。
調味料はだいたい陽性だ。日本料理は陽過多になりやすい傾向がある。このため、反対の性格を持っている野菜をいっぱい使う必要がある。

15 病と陰陽論
皮膚に問題がある人たちは陰性のもの食べない方がいい。できれば中庸のものを採ったほうがいい。病気を治すときは、食事を中庸にもっていくのが基本。

ガンも両極端によってなるが、転移が心配なとき(広がりのとき)は、陰性のものを摂らない方がいい。これはガンをなおすときのポイントだ。

以上

« | | | »

Trackback URL

Comment & Trackback

Comment feed

Comment

  • ?
  • ?
  • ?