2013.03.10

明日に向けて(637)世界各地で、日本各地で、脱原発の声が上がった!

守田です。(20130310 23:30)

少し前に加古川市から帰ってきました。今日は午前中、西宮市、午後に加古川市で講演しましたが、どちらもたくさんの方が集まってくださいました。昨日の奈良市民測定所での企画も含めて、非常に熱のこもった企画3つに連続参加できました。
それぞれの場で迎えてくださったみなさん。どうもありがとうございました!

この間に、世界各地で、日本各地でたくさんの行動がありました。ネットを検索していると、どんどんと記事が上がりだしています。それらのまとめをしていたら、NHKがフランスとドイツの行動を動画で報じていることをみつけました。
動画ニュースは短時間でアップが切れてしまうので、できるだけはやく記事をしあげてみなさんにお知らせしようと思います。

まず8日に呼びかけ動画を紹介したフランスですが、パリで人間の鎖に2万人が参加。アレバ社などを囲んだ行動が実現しました。ドイツでは4箇所で2万8千人が参加。原発に近いヒルデスハイムで人間の鎖を行いました。
これらの行動が動画になっています。とくにフランスの行動が、事前の呼びかけの感じどうりで面白いです!(事前のよびかけは、「明日に向けて前号をご覧ください)ドイツではドラム缶をたたくデモを行ったり、日本語で「原発反対!」「再稼働反対!」などと叫んでくれています。
動画そのものはNHKの英語放送NHKWORLDの方が長く流しています。こちらもぜひご覧下さい。

日本では9日に東京で「つながろうフクシマ!さようなら原発大集会」が行われ、1万5千人が参加。京都でも「バイバイ原発」集会・デモが3500人の参加で行われました。
今日、10日は東京で4万人のデモが行われました。広島でも1500人行動が行われ、青森の行動も報じられています。
これらは全国津々浦々の行動のほんの一部です。今夜から明日にかけてもっとたくさんニュースがアップされてくると思います。

ちなみに今日の加古川市の講演の質疑応答で、「今の世の中を見ているとなかなか希望が持てない。守田さんはどうやって希望を胸にいただいているのか教えて欲しい」という質問が出ました。
そのお答えとして初めに僕が答えたのは、こうした行動をしていると、常に感動的な人に出会う。その力をいただいているということでしたが、同時に、私たち自身の力をもっときちんとみつめ、評価し、自信を持とう。もっと希望を持てる力があるという話もしました。

今、日本の中で動いている原発は大飯の2基。これをどうみるか。再稼働をされてしまったという見方が一つ。しかし動いているのはたった2基という見方もできます。僕は後者の見方をするのです。なぜか。そこに民衆が政府や原子力村を圧倒していることがそこに現れているからです。
大事なことは、政府はこの民衆の力を民衆自身に気づかせないようにしているということです。私たちの自信を奪い、私たちが私たちの力を低く見積もることこそを政府は望んでいるのです。その政府の意向を受けているからこそ、メディアもあまり熱心に脱原発行動を報道しないのです。

これに乗ってはいけない。私たちの力をもっと自分たちで評価し、互いに伝え合い、そうして高めていく必要がある。こうした観点から民衆運動を見ていくことがとても大事です。
あるドイツの友人が言いました。「日本人はドイツは進んでいるよく言う。でもドイツは原発がまだ8基も動いている。僕は、少なくとも今は、日本の方が断然進んでいると思う。日本人はもっと自信を持つといいんだよ」
まさにその通り!そして政府が何よりも恐れていることこそ、そうして民衆が自信を持つことなのです。自信を持ったら、実は政治家のほとんどはいらないことが見えてきてしまいます。自信を強めたら、実は官僚のほとんどもいらないことが見えてきます。
それだけではありません。科学者・技術者の多くも、新聞社の多くもいらないことがわかってくる。いやそれが見えてこそ、本当に力を持った科学者・技術者・新聞社が光もするのです。だから民衆が自ら力を持たなくてはいけない。自信を深めなくてはいけない。
だから、自分たちの行動に、自分たちで光を当て、自ら報道し、行動の意義を高めていく必要があるのです。

そうした観点から、ぜひ以下の、マスコミなどに載ったニュースを見てください。フランスの行動も、ドイツの行動も、わたしたちを見つめてくれている行動です。民衆同士のつながりの行動であり、だからこれも私たち自身の力なのです!
・・・ちなみにそんなことを考えていたら、FACEBOOKで一足さきに流した僕の情報に、この冬に、関東から滋賀県高島市の保養キャンプに参加した女性からコメントがきて、そのキャンプで出会ったフランス人がパリ人間の鎖に参加していることを教えてくれました。まさに私たちは直接につながっている!

この行動はまだ明日も各地で行われます。福島でも行動が行われる。加古川市からも、今日の講演会企画が終わったあとに、数人の方たちが夜行バスに乗って向かいました!今、北陸道あたりを走っていることでしょう。
みなさん。まだまだそれぞれの地で頑張りましょう。頑張ったらその成果を発表し合いましょう。Power to the people! 変革の力を持ちましょう!ラディカルなデモクラシーの実現を!

以下、ニュースを貼り付けます!

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仏 パリで反原発の「人間の鎖」
NHK NWESWEB 3月10日
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130310/k10013084791000.html

フランスのパリでは、9日、およそ2万人の人たちが手をつないで「人間の鎖」を作り、反原発を訴えました。
これは、フランス国内の26の反原発グループが、福島の原発事故からまもなく2年になるのに合わせて、反原発を訴えるとともに、事故の被害者への連帯の気持ちを示そうと呼びかけたもので、およそ2万人が参加しました。
参加者は、市内18か所に分かれて集合したあと、同じ時間に手をつないで一斉に歩き始め、市内を巡る人間の鎖を作りました。
このうち、フランスの原発関連企業「アレバ」の建物の前では、参加者が手をつなぎながら「原発はもういらない」「福島のような事故を2度と起こしてはいけない」などと声を上げました。
フランスでは、58基の原子炉があって、電力の80%近くを原子力が占めていますが、2年前の原発事故直後の世論調査では、原子力発電に反対する意見が大幅に増えました。
オランド大統領は、2025年までに原子力の比率を50%にまで引き下げるとしていますが、最近の世論調査では原発を支持する人の割合が反対を大きく上回っており、今後のエネルギー政策を巡って国内でさまざまな議論が行われています。

独 原発の即時停止求めるデモ
NHK NWESWEB 3月10日
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130310/k10013084681000.html

東京電力福島第一原子力発電所の事故発生から2年になるのを前に、脱原発に向けてかじを切ったドイツでは、運転を続けている原発の周辺で、即時停止を求めるデモや集会が行われました。

福島の事故を受けて、ドイツ政府は脱原発に向けてかじを切り、2022年までに国内すべての原発を閉鎖する方針を決めています。
現在、9基の原子炉が稼働を続けていますが、9日、原発の周辺など4か所で、主催者の発表で合わせて2万8000人が参加して、即時停止を求めるデモや集会が行われました。
このうち、原発に近いドイツ北部の町、ヒルデスハイムでは、数百人が手をつないで「人間の鎖」を作り、原発の運転に抗議しました。
このあと、町の広場で集会が開かれ、福島県在住の母親でつくる団体によって書かれた、子どもたちへの影響などを心配する手紙が読み上げられると、集まった人たちは、日本語で「原発反対、再稼働反対」と声を上げていました。
参加した男性は、「福島の事故は私たちへの警告です。原発は私の子どもや孫を常に危険にさらすものです」と話していました。
ドイツでは、原発事故の発生から2年となる11日にも、首都ベルリンなど各地で原発の即時停止を求めるデモや集会が予定されています。

Anti-nuclear power protests staged in Europe
NHK WORLD Mar. 10, 2013 – Updated 00:03 UTC (09:03 JST)
http://www3.nhk.or.jp/daily/english/20130310_08.html

People opposed to nuclear energy are staging demonstrations in Europe ahead of March 11th, the 2nd anniversary of the nuclear accident in Japan.

In Germany, protesters rallied at 4 locations on Saturday. They demanded an immediate halt to the country’s 9 nuclear reactors that are still operational. The government plans to close all nuclear plants by 2022.
Organizers say a total of 28,000 people took part in the demonstrations.
In the northern city of Hildesheim, protesters formed a human chain and demanded a halt to the operation of a nuclear plant near the city.
A letter sent from a group of Japanese mothers living in Fukushima was read to demonstrators attending a rally.
The mothers expressed concern about their children and the possible health effects from the nuclear accident.
Participants shouted anti-nuclear slogans in Japanese.
One participant said that the accident in Fukushima was a warning to Germany. He said that nuclear power puts future generations at constant risk.
Anti-nuclear demonstrations are planned in Berlin and elsewhere on Monday.

In Paris, about 20,000 demonstrators formed a human chain.
The event was jointly organized by 26 anti-nuclear groups in France.
Participants gathered at 18 locations in the city and began to march hand in hand at the same time.
Near an office of the French nuclear energy giant Areva, protesters shouted anti-nuclear slogans such as “no more nuclear plants” and “no more Fukushimas”.
France has 58 nuclear reactors which generate nearly 80 percent of the country’s electricity.
President Francois Hollande says the government will decrease the rate to 50 percent by 2025.
A recent poll suggests that French people supporting nuclear power outnumber opponents by a large margin.

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「つながろうフクシマ!さようなら原発大集会」に1万5千人参加
さよなら原発1000万人アクション 3月9日
http://sayonara-nukes.org/2013/03/130309action/#more-2911

2011年3月11日の東日本大震災・東京電力福島第1原発事故から2周年を前に、3月9日、東京・明治公園で「さようなら原発1千万署名市民の会」主催で、「つながろうフクシマ!さようなら原発大集会」が開かれ、全国から1万5千人が参加しました。

集会は二部形式で開かれ、第1部は日本音楽協議会のオープニングライブを皮切りに、脱原発に取り組む各団体や各地からリレートークが行われました。福島県葛尾村から避難している小島力さんは村民による集団訴訟の取り組みを、国際環境NGOFoE Japanの満田夏花さんは「原発ゼロの後退を許すな」と訴え、原子力資料情報室の伴英幸さんも「原発再稼働をさせてなならない」と述べ、毎週金曜日に官邸前デモをするMisao Redwolfさんは「選挙結果はあっても脱原発は国民の声だ」と語気を強めました。日本消費者連盟の富山洋子さんは「安心できる社会を次代へ」と語り、元山口県祝島島民の花田恵美代さんは「海の埋め立てを許さない」との祝島島民のメッセージを代読しました。
沖縄出身の金城吉春さんとアシビナーズの歌と三線演奏をはさみ、各地からの訴えでは、茨城・東海原発(大石光伸さん)、静岡・浜岡原発(伊藤実さん)、青森・六カ所村再処理工場(山田清彦さん)、北海道・泊原発(小野有五さん)について、それぞれの現状と取り組み報告が行なわれました。福島からは、双葉町の井戸川克隆・前町長と浪江町から避難している柴口正武さんが避難者の立場から「事故は全く収束していない」などと東京電力と政府の対応を強く批判しました。

第二部は女優の木内みどりさんの司会で進められ、最初に全員で黙とうを行った後、呼びかけ人から4人が発言。鎌田慧さんは「原発事故より経済が大事だという政治の動きがあるが、私たちはそれを許さない」と指摘。大江健三郎さんも「福島原発事故をなかったことにしようとする勢力と闘い、原発の再稼働はさせない」と語り「今日のデモは最後まで歩く」と決意を表明しました。落合恵子さんは「原発を推進してきた自民党が政権を取ったが、くじけずに行こう」と呼びかけ、澤地久枝さんは「福島で被曝した人達は全て国の責任で補償させよう」と訴えました。
早くから原発問題を訴えてきた作家の広瀬隆さんは、地震発生や子どもたちの健康、生態系のの異変など、原発事故による恐怖の実態を指摘した後「原発を稼働させる方が多大な金がかかるということをマスコミはきちんと報道してほしい」と訴えました。また、集会参加のために来日した韓国の環境団体「韓国環境運動」の共同代表で「核なき世界のための共同行動」のチェ・ヨル代表が、国際的に連帯して脱原発をめざそうと呼びかけました。
最後に福島から京都に避難している斎藤夕香さんが「事態の深刻さを知らずに避難をしていない人も多い。多くの人に伝えていきたい」と述べ、「私たちのことを忘れないで、繋がってほしい」と訴えました。
集会後に、二つのコースに分かれて、「原発はいらない」「政府は責任を取れ」「エネルギー政策の転換を」「再稼働を許すな」などとシュプレヒコールを行い、横断幕やプラカードを持ち、沿道の人達に呼びかけながら行進をしました。

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貫く脱原発 福島と共に 1万5000人集会
東京新聞 2013年3月10日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013031002000115.html

東日本大震災からあす二年を迎える。市民らが脱原発を訴えるイベントが九日、各地で開かれた。東京都新宿区の明治公園では「つながろうフクシマ! さようなら原発大行動」と題した集会があり、約一万五千人(主催者公表)が参加。ノーベル賞作家の大江健三郎さんらが「私たちの思いは福島の人たちと共にある」などと訴えた。 
集会は、脱原発を目指して署名運動を続ける市民グループが主催。九日現在で約八百二十万人分の署名が集まったという。

壇上で大江さんは「東京電力福島第一原発事故をなかったかのようにしようとする人々と闘う」と決意を語った。作家の沢地久枝さんは「福島の事故を二度と繰り返さないために、私たちに何ができるか。一人一人が考えることが、世直しにつながる」と訴えた。
集会の最後、最近になって福島市から京都に避難した斎藤夕香さん(40)が「私たちは忘れられるんじゃないかと不安。原発事故は終わっていない。さらに状況が悪化していることを知ってほしい」と壇上から訴えると、会場から大きな拍手が湧き起こった。
集会後に参加者は会場周辺をデモ行進し、「原発やめろ」「子どもたちを被ばくから守れ」と声を上げた。

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東日本大震災:「脱原発」京都も訴え 「バイバイ」集会、3500人参加−−円山公園 /京都

毎日新聞 2013年03月10日 地方版
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20130310ddlk26040318000c.html

東日本大震災後の福島第一原発事故による被害を考え、脱原発10+件を訴えるイベント「バイバイ原発3・9きょうと」が9日、京都市東山区の円山公園で行われ、約3500人(主催者発表)が参加した。
イベントでは福島市から京都市へ避難してきた人や、環境団体のメンバーがスピーチ。福島などで被災者の心のサポートを続けている人材育成コンサルタントの辛淑玉さんは「原発被災者がいじめやいやがらせにあっている」とし、「原発ムラに対抗するために、弱者を差別せず共に生きる社会を作ることが私たちの生き方だと思う」と述べた。
集会後、着ぐるみで仮装したり、楽器演奏に合わせながら京都市役所までデモ行進。「原発あかん」「カネより命」などと訴えた。娘や孫と3世代で歩いた京都市北区の主婦、渡部彰子さん(75)は「2年経っても続く原発の被害を忘れないために、堅い気持ちでなくデモには参加し続けたい」と話した。【林哲平】

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都心デモ「事故忘れない」と誓う 原発ゼロ求め
京都新聞 2013年03月10日 22時40分
http://www.kyoto-np.co.jp/environment/article/20130310000091

毎週金曜日に首相官邸前で脱原発を求めて抗議行動をしている「首都圏反原発連合」は10日、東京都心で集会を開き、霞が関や官邸周辺をデモ行進した。主催者によると、参加者は約4万人。
日比谷公園での集会では、主催者を代表して女性イラストレーター、ミサオ・レッドウルフさんが「自民が与党に戻り、運動が困難になったと思う人がいるかもしれないが、今年こそ原発ゼロを政府に言わせたい。まずは今日、福島原発事故を忘れないよう印象付けよう」と呼び掛けた。
東日本大震災の犠牲者に1分間黙とう。集会後、「原発いらない」「再稼働反対」と声を合わせてデモ行進した。(共同通信)

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脱原発求め各地で集会 東京都心ではデモ行進
日本経済新聞 2013/3/10 19:45
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG1001W_Q3A310C1CR8000/

脱原発を求める集会が10日、各地で開かれた。
広島の被爆者や核廃絶を訴える団体のメンバーらは、広島市中区の中央公園で脱原発を訴える集会を開いた。主催者発表によると、約1500人が参加。集会後には市内中心部をデモ行進した。
集会で、広島県原爆被害者団体協議会の坪井直理事長(87)は「多くの被爆者は今でも放射線の影響で苦しんでいる。(その点で)共通する福島のために、脱原発に向けてあきらめずに頑張りたい」とあいさつした。
毎週金曜日に首相官邸前で脱原発を求めて抗議行動をしている「首都圏反原発連合」は東京都心で集会を開き、霞が関や官邸周辺を「原発いらない」「再稼働反対」と声を合わせデモ行進した。
日本原燃の使用済み核燃料再処理施設(青森県六ケ所村)の撤廃を求める市民団体などは青森市で集会を開き、ルポライター、鎌田慧さんらが参加。東北電力東通原発(同県東通村)の再稼働反対を訴えた。〔共同〕

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