2015.01.17

明日に向けて(1016)仏「対テロ戦争」反対!暴力を捉え直すために「ガザ希望のメッセージ」へ!

守田です。(20150117 23:30)

フランス新聞社襲撃事件は、不穏な方向に展開しつつあります。
1月13日フランスのパルス首相は「フランスはテロとの戦争状態に入った」と語りました。
翌日14日にはオランド大統領が「イスラム国」に対する空襲作戦に仏海軍の主力空母「シャルル・ドゴール」を参加させる意向を表明。
「シャルル・ドゴール」は前日13日に仏南部トゥーロン港を出港。すでにペルシャ湾近海に展開していると思われます。

しかしちょっと待ってほしい。そもそもフランスはこれまでも「イスラム国」への空襲に参加してきているのです。
「対テロ戦争」だってほかでもずいぶんやってきた。「フランスはテロとの戦争状態に入った」のではなく前から「入っている」のです。
それをあたかもフランス新聞社襲撃事件への回答として攻撃を行うかのような言い方をしています。
おかしい。まったくおかしい。

フランス政府は暴力反対とは一言もいいません。「テロ反対」とは言う。自分たちの暴力は棚に上げて、自分たちに敵対するものの暴力のみを「テロ」と呼んでいる。
それでジェット戦闘機を飛ばし、ミサイルと撃ち込み、爆弾を投下してきています。しかも「敵」だけを殺しているのではない。たびたび民間人を巻き込んで酷く殺しています。
正義だったらどんな暴力も振るっていい。悪だったらどんな暴力も許さない。フランスはそんな傲慢な立場から近代兵器をつぎ込んだ攻撃を継続している。
でもそんな考えは容易に反転するのです。つまりフランスが攻撃する側もまったく同じ論理を行使してくる。こうして互いに正義を掲げ、相手を悪となじり、交戦する・・・それこそが戦争なのです。

もうたくさんだ。何時までも人類はこんな低次元にいてはいけない。いい加減、戦争遂行者のマインドコントロールから解き放たれなくてはいけない。
フランス新聞社襲撃事件に際して言うべきことはただ一言、暴力反対、殺人反対です。だからさらにこう言わなければならない。殺し合いをやめよう。報復の連鎖をとめようと。
その点でシャルリー・エブドが14日に発効した風刺画も大変間違っていると思います。何より殺人襲撃にえぐいヘイトスピーチで対抗しているに過ぎないからです。
世界中のムスリムの方たちがとても神聖だと思っているものを著しく傷つけている。僕はそれも一つの暴力だと思います。シャルリー・エブドに言いたい。ぜひとも目の前にいる最も強大な暴力的権威、フランス軍をこそ皮肉って欲しいと。

フランス政府は明らかにシャルリー・エブド襲撃事件を、すでに行ってきた戦争の継続のために利用しています。死者への冒涜です。
こんなところに正義はない。愛もない。人権もない。自由もない。平等もない。フランスは自由と平等を踏みにじっている。そのことを僕は言論と、民衆の非暴力直接行動で示していくことこそが必要だと思います。
そのためにも、ぜひともみなさん。今この時だからこそパレスチナに目を向けてください。フランスが、アメリカが、西欧列強国が、どんなにひどい国家テロを容認していきたのかを知ってください。
知って、この暴力を止めさせるためにこそ、努力を傾けましょう。今こそ平和思想を逞しく成長させ、広げていきましょう。

パレスチナから暴力を捉え返すための一助として、再度、朗読劇「ガザ・希望のメッセージ」をご紹介したいと思います。
今回はこの朗読劇を製作・プロモートしてきた友人の岡真理さんが発したメッセージをそのまま転載します。
ぜひ周りの方にもお伝え下さい。
大阪市、津市近郊の方は、ぜひ朗読劇をご覧になってください。

*****

■拡散歓迎■

みなさま、
京都大学の岡真理です。ガザ朗読劇のご案内です。

朗読劇「The Message from Gaza ガザ 希望のメッセージ」は、2009年、2011年、2014年と,
のべ4回にわたり京都で上演しておりますので、ご覧くださった方もたくさんいらっしゃると思います。この2月、1年ぶりに再演の運びとなりました。

まずは、こちらをご覧ください。ガザ朗読劇2013年東京公演のようすを収めた動画です(2分)。
http://readers-without-borders.org/

2008‐2009年のガザ攻撃以来、毎年、年の瀬が巡ってくるたびに、あの攻撃を思い出します。世界がクリスマスの余韻に浸り、新年を言祝いでいたとき、ガザの、150万(当時)のパレスチナ人は、封鎖されたガザに閉じ込められ、イスラエルによる一方的な攻撃にさらされて、虐殺されていました。
人間を文字どおり「袋のネズミ」状態にして、空から陸から海から、ミサイルや砲弾を見舞い、殺戮する――攻撃は22日間にわたり、1400名以上が殺されました。人間の想像を絶する出来事でした。
この出来事に対する応答として、朗読劇「ガザ 希望のメッセージ」は生まれました。そして、この朗読劇を上演するため、私たちは京都市民・学生有志からなる朗読集団「国境なき朗読者たち」を結成し、2009年以来、京都を中心に上演を重ねてまいりました。

昨年夏、ガザはまたも、イスラエルの大規模軍事攻撃に見舞われました。この6年間に、実に三たびもの攻撃、しかも、6年前のあの、人間の想像を絶する攻撃と思えたそれが「のどか」なものに思えてしまうような、異次元の破壊と殺戮でした。
攻撃が続き、毎日、人間が大勢殺されているあいだは、マスメディアもさかんに報道します。しかし、一旦、停戦が成立し、人が大量に殺されなくなると、潮が引いたように、ほとんど報道されません――ガザの人々が「生きながらの死」と呼ぶ封鎖は依然続き、イスラエルによる断続的空爆は日常茶飯事であるというのに・・・。

私たちは、この朗読劇が、過去の物語となり、再演する必要のない日が来ることを願っています。しかし、エンドレスフィルムのように繰り返される殺戮と破壊によって、ガザ朗読劇は私たちの願いに反し、皮肉にも、古びるどころか、ますますその今日的意義を帯びて止みません。
ふぇみん大阪、ガザ朗読劇三重公演実行委員会の制作、市民社会フォーラムの協賛で、2月1日、8日、大阪と三重県津市で、ガザ朗読劇を再演します。(再演の機会を作ってくださったふぇみん大阪と三重の実行委員会のみなさま、そしてこの間、情宣にご協力くださったすべてのみなさまに心から感謝申し上げます。)

韓国の詩人の言葉、「忘却が次の虐殺を準備する」を胸に、肉声によってガザと私たちを架橋します。ガザを忘却しないために、そして、1人でも多くの方がガザと出会い、ガザの思いに触れ、私たちが生きるこの世界への思いを新たにすることを願って。

すでにご覧になった方も、初めての方も、ぜひお越しください。
今日とは違う明日の世界を、ともに創りましょう。

※過去公演、来場者の感想はこちら↓
http://readersforpeace.sakura.ne.jp/?page_id=399

以下、公演の情報です。
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※詳細はHPをご覧ください。http://readers-without-borders.org/

■大阪公演
日時:2015年2月1日(日)14:00 / 18:00
会場:ドーンセンター
http://www.dawncenter.or.jp/shisetsu/map.html

■三重公演
日時:2月8日(日) 14:00
会場:津市中央公民館
http://www.miyakohotels.ne.jp/tsu/facilities/index.html/

■料金
事前予約 1500円(障がいのある方及び介助の方・学生 800円)
当 日  2000円(同 1300円)

※メール、またはお電話でご予約ください(問合せ先も同じ)。
大阪 080-5314-1539(つくい)、tsubamegekidan@gmail.com (つばめ劇団)
三重 059-229-3078(FAX兼)、090-1239-1410(宮西)、syashinten@za.ztv.ne.jp

■以下、ご注意ください。
※いずれも開場は開演の30分前、受付開始は開場の20分前です。
※開演10分前までに受付をお済ませください。開演前10分を過ぎても受付ををされていない場合は、自動的にキャンセル扱いになります。
※満員の場合はご入場できませんので、事前に予約お申込みくださいますようお願い申し上げます。(当日でもご予約になれます。)

※公演直前になると予約がめちゃくちゃ立て込みます。なるべくお早めにご予約ください。

■情宣にご協力ください。
一人でも多くの方に、聴いていただきたいと思います。
ぜひ、情報の拡散にご協力ください。

※HPからチラシをダウンロードできます。

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制作:ふぇみん大阪、ガザ朗読劇三重公演実行委員会、つばめクラブ
協賛:市民社会フォーラム
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