2014.07.25

明日に向けて(899)ガザの痛みを共にし真の平和を求めて行動しよう!(ネナ・ニュース7月20日より)

守田です。(20140725 20:00)

ガザに関する記事の連投をお許しください。

ガザの事態はますます悪化するばかりですが、私たちは同時代を生きるものとしてしっかりとその過程を追いつづけ、イスラエルの戦争犯罪の生き証人となる必要があります。
そのためには現地で起こっているできるだけ詳しい情報が必要ですが、うってつけのニュースをイタリア在住の石山奈緒さんが送ってきてくれています。

彼女のニュースソースは「ネナ・ニュース(Nena News)」です。石山さんによれば同ニュースは、「イタリアのイル・マニフェスト(Il Manifesto)紙の特派員であり長年中東での取材活動を精力的に展開しているミケーレ・ジョルジョ(Michele Giorgio)氏によって共同通信社として設立されました。
彼の他に2名のメンバーとボランティアベースで中東に関するニュースをオンラインで配信しています。」とのことです。
この「ネナ・ニュース」に7月20日以降、現地で起こっていることが時間刻みで報告されてきており、石山さんが精力的に日本語訳をしてくださっていますので、この場に転載することにしました。
今回は20日と21日の分を掲載します。なお表記されている時間は現地、ガザでの時間です。イタリア語原文は、リンク先のみ示しておきます。

ぜひガザで起こっていることをリアルにとらえ、痛みを共有してください。その中から真の平和を求める行動を起こしましょう!
ちなみに本日25日19時35分発信のNHKニュースでは、ガザの犠牲者がとうとう800人を越えて815人になったと報じています。7月21日時点では558人。4日間で257人増えてしまいました・・・。

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2014年7月20日
Nena New通信より
http://nena-news.it/gaza-e-linferno-shajaiye-decine-morti-palestinesi-uccisi-numerosi-soldati-israeliani/

ガザ:シュジャイヤの地獄絵。何十人にもおよぶパレスチナ人犠牲者。イスラエル兵士らも多数死亡。イスラエル軍による爆撃は非常に激しさを増し、一晩中止むことなく続いた。
しかし現在は地上戦が激しさを増している。イスラエル防衛軍によれば、ガザ地区には数千人単位の兵士が投入されているという。
新たに2名の兵士の死亡が確認され、現在までに少なくとも9名の兵士が死亡している。しかし現地の情報によれば、戦闘中に命を落とした兵士の数は発表された数よりもはるかに多いはずだとしている。

9時30分:シファー病院の状況が非常に困難なものに:何十人もの負傷者および死者が運ばれてきている。
同通信社の記者であるミケーレ・ジョルジョからのガザ市シファー病院からの報告:「状況は筆舌しがたいものとなっており、まるで地獄絵のようだ。現在、何十人もの負傷者ならびに爆弾によって体をバラバラに引き裂かれた死者の遺体が多数運ばれてきている。
新たな情報が次々に入ってきている。何百人単位の負傷者が発生していると言われており、救急車はひっきりなしに現場に向かっている。2名の消防隊員が市民に救援物資を配布している途中で攻撃を受け負傷している。
死者の中には2名の医療従事者も含まれている。また3名のハマス戦闘員の死亡も確認され、私自身も制服姿の3名の遺体をこの目で見た。」

9時45分:イスラエル陸軍による発表:夜間の攻撃によってパレスチナ人60名が死亡、地上戦開始以来、死者数は130名に達する。
イスラエル陸軍の発表によれば、地上戦が開始されて以来、この3日間でパレスチナ人死者数は少なくとも130名に上り、昨晩だけでも60名の死者が出たとしている。しかしパレスチナ医療関係者によれば、死者数はそれよりもはるかに多いとしている。

10時15分:保健省による発表:シュジャイヤ地区の一軒家の瓦礫の中から40名の遺体を収容。

10時30分:ガザからのビデオ映像「シファ病院の死者と負傷者の模様」(イル・マニフェスト紙およびネナ・ニュースの記者ミケーレ・ジョルジョ撮影)

10時40分:ハマスがシュジャイヤ地区の負傷者を収容するために2時間の停戦を求める。イスラエルはそれに応じず。
イスラエル情報サイト「YnetNews」および「ハアレツ誌」によれば、ハマスが赤十字社を通じてイスラエルに対し、シュジャイヤ地区の何十人もしくは何百人にも及ぶ負傷者を収容するため、また同地区の犠牲者の遺体を収容するために2時間の停戦を要求したという。
イスラエルはそういった要求があったことを認めたが、未だにそれに応じていない。犠牲者の中には報道レポーターKhalid Hamid、そして医療従事者Fuad Jabirが含まれている。

11時40分:世界中でデモが行なわれる。ロンドンでは2万人がデモに参加。イスラエル国内では許可無しにデモをすることを禁じている。
国際的な外交交渉において成果が何一つ出ない中、世界中の市民社会によってガザ支援デモが行なわれている。
ヨーロッパ各国ならびにアメリカ合衆国内において多数の市民が広場に繰り出し、無差別殺戮を止めるよう呼びかけている。ロンドンだけでも昨日2万人の市民がDowing Streetにある首相官邸前に集まり、そこからイスラエル大使館に向かって行進した。
一方でイスラエル警察は許可無しのデモを禁じると発表。これはイスラエルの市民社会において少数派の意見を抑圧する方針である。

11時50分:ハマスによる発表「イスラエルは国際赤十字社によって提案された3時間の停戦を拒否した。」
ハマスのスポークスマンであるサミ・アブー・ズフリによれば、ガザ北部にいる負傷者および公道に放置されている犠牲者らの遺体を収容するために、イスラム運動および赤十字社がイスラエルに対し3時間の停戦を提案したものの、イスラエルはそれを拒否したという。
また彼は空爆下にある地域 へ救急車が立ち入ることをイスラエル陸軍が阻止していると付け加えた。
「イスラエルの占領政策はまさに戦争犯罪であることを示しており、その事実を彼らは国際社会に隠そうとしている。」イスラエル陸軍はコメントを発表していない。

12時20分:NGO《ヴェント・ディ・テッラ》「ベドゥインの子どもたちの学校《Umm Al Nasser》が壊滅的な打撃を被った。」
イタリアのNGO《ヴェント・ディ・テッラ》によれば、当団体およびArCoに所属する建築士らが2010年ガザ地区北部に設立したベドゥイン の子どもたちのための学校《Umm Al Nasser》にイスラエル軍が爆撃を加えたという。
当学校の建物は壊滅的な打撃を受けた。(リンク先にこちらの学校の爆撃を受ける前の写真が掲載されています)

12時30分:イスラエル陸軍がエレズ検問所付近に野戦病院を設置。
イスラエル陸軍の発表によれば、エレズ検問所付近にパレスチナ人負傷者のための野戦病院を開設するとしている。しかしこれらの負傷者がどういった経緯で傷を負ったのか、また無差別爆撃が続く中、負傷者達がどのようにして当病院に向かうことができるのかについての説明はない。

12時40分:イスラエルがシュジャイヤ地区に対する二時間の戦闘中断を受け入れる。
イスラエルは赤十字によって提案されたシュジャイヤ地区に対する二時間の戦闘中断に応じた。この停戦はイタリア時間12時30分から14時30分まで。

13時25分:同通信社記者ミケーレ・ジョルジョ「シュジャイヤ地区は地獄絵のようだ。救急車ならびにジャーナリストに対して怒りがぶつけられる。イスラエル軍ミサイルがそれほど離れてない場所に投下している。」
同通信ならびにマニフェスト誌の記者であるミケーレ・ジョルジョが「ここシュジャイヤ地区は地獄絵の様相を見せている。救急車はひっきりなしに行き交かっている。大勢の人々が白い布に包まれた遺体を外に運び出している。
人々はジャーナリストや救急車に対し怒りを表している。なぜなら、現場にすぐに駆けつけることができなかったからだ。一人の男性が空に向けて銃声を響かせている。何十軒もの住宅が破壊され、人々は2時間の停戦を利用して避難している。
ここからそれほど遠くは慣れていない場所でイスラエル軍による爆撃が聞こえた。パニック状態となり、人々は叫びながら逃げて行った。」

13時35分:イスラエルはハマスがロケット弾を発射したと非難し、停戦発効後からわずか一時間経った時点で爆撃を再開する。
イスラエル軍は二時間の停戦発効からわずか一時間しか経っていない時点で、ハマスが停戦を破りイスラエル軍に対して発砲したと非難して、シュジャイヤ地区に対する爆撃を再開する。

14時00分:アル=ブレイジ難民キャンプで4名の死者。

14時20分:ハマスのスポークスマン「抵抗する以外に我々には選択肢がない。」
ハマスのスポークスマンであるファウジ・バルホウムはアル=ジャジーラのインタビューに対し、イスラム運動はこのような状況下において抵抗する以外、他に選択肢を持たない。
我々はシュジャイヤ地区やガザだけを守っているのではなく、占領下におかれたすべての地区を守っているのだ。」

14時25分:イタリア時間夜8時にイスラエルの安全保障に関する会議が開かれる。
イスラエル首相ネタニヤフはガザに対する軍事作戦について議論するため、イタリア時間夜20時に安全保障に関する会議を新たに招集した。

14時30分:イスラエル軍による攻撃を受けた赤新月社の救急車の写真。パレスチナ保健省による情報:少なくとも410名が死亡。ハマスは「戦争犯罪」と非難する。

15時:イスラエル1チャンネル放送「地上戦開始以来、ベエール・シェヴァのソロカ病院に50名のイスラエル兵士が収容された。」

15時05分:カタールがハマスの要求を国際社会へ提示する。
カタール情報筋がロイターに語った内容によれば、「カタールはハマスからの要求を国際社会に向けて紹介した。カタール政府は連絡役としてのみ役割を果たすつもりであり、ハマスによる要求を変更するようイスラム運動に対して働きかけることはしない。」

15時30分:フィガロ誌「シュジャイヤ地区での戦闘でイスラエル兵士15名が死亡」と発表。
フランスの日刊紙「フィガロ」によれば、ガザのシュジャイヤ地区でパレスチナ人武装勢力との戦闘によって15名のイスラエル兵士が死亡したという。
ガザ地区に対するイスラエル空軍による爆撃が続いている。つい先ほど、ガザ市中心部にあるブルジ・フィラスティン地区が攻撃を受けた。
ラマッラーおよびジェニンではガザ地区に対するイスラエル軍による攻撃に反対するデモが行なわれている。エジプトのカイロでもガザ連帯の抗議集会が開かれ、参加者達は報道労働組合のある建物の外に集まった。

15時45分:イスラエル10チャンネル「イスラエル南部の都市から住民が退避している」と放送。
イスラエル10チャンネル放送によれば、ガザ地区との国境付近にあるイスラエルの都市は地上戦のために大半の住民が避難しているという。
アメリカ国務長官ジョン・ケリーは先ほど同大統領オバマから、中東に向かいエジプトによって提案された停戦を実現させるよう要請を受けたと発表した。「重要なのは、停戦が人々の命を救うことになるとハマスが理解することである。」

16時20分:アル=マヤディーンTV「今朝以降、殺害されたパレスチナ人の数は62名に上る。」と発表。

16時40分:死者数は425名に達し、そのうち子どもの犠牲者数は112名、負傷者は3008名に上っている。
ガザ地区保健省は先ほど、イスラエル軍事作戦「境界防護」開始以来、殺害されたパレスチナ人の数は425名に上ると発表。そのうち、112名が子どもたちで、41名が女性、25名が高齢者である。
そして負傷者は3008名に達している。今日だけでも犠牲者の数は89名に上り、そのうち60名がガザ地区東部のシュジャイヤ地区の犠牲者である。
イスラエルの10チャンネル放送によれば、今朝からイスラエル領内に向けて発射されたロケット弾の数は70発に上るという。そのうちの9発はベエル・シェーバ地区(5発)およびネティヴォット地区(4発)に向けて発射された。
ガザのシュジャイヤ地区で起きた虐殺に関して、アブー・アリ・ムスタファ旅団(パレスチナ解放を求める人民戦線の武装勢力)のスポークスマンであるアブー・ジャマルは「敵であるシオニストは大量虐殺によって我々を脅かそうとするが、それは不可能である。」と語った。

17時00分:ユーロ・ミッド人権オブサーバー「避難民は13万5000人に上り、《キャスト・レッド作戦》の時よりも劣悪な状況である」と発表。
ジュネーブにあるユーロ・ミッド人権オブザーバーによれば、13日間におよぶイスラエル軍事作戦によって、13万5000人を超えるパレスチナ人が自宅 を離れることを余儀なくされた。これらの人々の半数は国連パレスチナ難民救済事業機関(Unrwa)が維持する複数の学校に避難しており、その他の多くの人々は親戚や友人の家に身を寄せている。昨日だけでもイスラエル軍は756回にわたる空爆を行ない、6589回におよぶ爆撃を繰り広げ、そのうち 3121 回は空軍によるもの、1545回は海軍、1923回は砲兵隊による攻撃である。

17時30分:今晩ガザで13名のイスラエル兵士が死亡。
イスラエル軍は今朝から流布していた情報が事実であることを認めた。昨晩ハマス民兵とゴラニ旅団の兵士達との間で戦闘があり、同旅団の兵士13 名が死亡したという情報である。これは長年において、一日当たりのイスラエル兵士犠牲者数の中で最も多い数字である。地上戦が開始されて以来、イスラエル兵士の死者数は18名に上っている。

18時30分:イスラエル軍が「トンネルを破壊した。そのうちの3つはイスラエル領内に入り込んでいた」と発表。参謀長官は「今のところ満足のいく結果を得ている」と発言。
「ガザの幾つかの地域での戦闘行為は複雑であり、困難を伴っている。」とイスラエル参謀長官のベンニー・ガンツがガザとの国境沿いで開かれた記者会見で発言した。
「しかし兵士たちは作戦を遂行するための強い意志を持っている。勿論、戦場では犠牲者が出ているが、我々は使命を有しているのだ。現在までの成果は非常に満足の行くものとなっている。我々の最終的な目的を果たすまで作戦を続行するつもりである。」
非常に多くのパレスチナ人犠牲者が出ていることに関して質問を受けたガンツは「シュジャイヤ地区の住民達は自分達がハマスによる犠牲者なのだと知るべきである。負傷した女性や子どもたちの姿を目にするのは残念だ。」と答えた。

18時45分:アラブ連合が「シュジャイヤ地区に対する攻撃は戦争犯罪である」と発表。

19時:レマル地区でパレスチナ人8名が死亡。死者数は435名に達する。
ガザ市西部のレマル地区の住宅に向けて発射されたイスラエル軍ミサイルによって8名のパレスチナ人が死亡する。殺害されたパレスチナ人の数は435名に達し(今日だけで97名が死亡)、3000人を超える負傷者が出ている。

19時30分:死亡したイスラエル兵士13名のうち、2名はアメリカ市民権所有者。ネタニヤフ「正当な攻撃である。私達が続行するつもりだ」と発言。
イスラエル軍が先ほど発表した内容によれば、この数時間ガザで死亡したイスラエル兵士13名のうち、2名はアメリカ市民権所有者だという。ネタニヤフ首相は官房会議の直前、ガザに対する攻撃は「正当なもの」であり、「必要がある限り」続行すると発言した。

20時30分:国連事務総長バン・キ・ムーン「イスラエルは戦闘行為を自制するべきである。」イスラエル軍はガザ地区北部の住民に対し「壊滅的な爆撃を加えるため一帯から避難するように」と警告する。
ガザの紛争について議論するためカタールを訪れていた国連事務総長はこの紛争の「残忍さ」を避難し、またイスラエルに対し「自制するよう」求めた。
一方、イスラエル軍はアタトラ、ベイト・ハヌーン、イズバット・アベッド・ラッボー地区の住民に対し、「壊滅的な爆撃を加えるため自宅から即刻避難するように」という警告を発した。

21時:今日だけで100名のパレスチナ人死者、そのうち66名はシュジャイヤ地区への空爆による犠牲者。死者数は437名に上り、ガザ地区の複数の病院は虚脱状態に陥っている。

21時45分:アッバス議長「私達の統一を今一度強く宣言する。イスラエルによる犯罪行為を止める時がやって来た。」
オバマ米大統領からネタニヤフ・イスラエル首相へ「ガザ市民の犠牲者数が非常に多いこと、ならびにイスラエル兵士の間に犠牲者が出たことに懸念を抱いている。」
ドーハで国連事務総長バン・キ・ムーンと会談を終えたパレスチナ自治政府アッバス議長は「停戦および検問所の開放、シャリット兵士の解放に伴って釈放された政治的囚人らの解放(編集註:3名のイスラエル入植者の失踪後、これらの囚人達は再び逮捕されている)を強く求める。私達の統一を今一度強く宣言する。イスラエルによる犯罪行為を止める時がやって来た。」と話した。
さらにアッバス議長はシュジャイヤ地区で起きた虐殺に関する緊急会議を国連安全保障理事会内で行なうよう求めた。
一方、トルコ首相レチェップ・ タイップ・エルドガンは今日国連に対し、「イスラエルによる攻撃を非難せず、またイスラエルと共にガザ市民の流血の惨事の責任を負っている」と批判し、 「イスラエルによる犯罪とヒトラーによる犯罪」との違いは全く見られないと発表した。
その後エルドガン首相は国連安全保障理事会が「再編成されるべきであり、また 一部の勢力による支配権から解放されるべきだ」と発言した。
(出典:ネナ・ニュース、文責:石山奈緒)
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