2012.09.09

明日に向けて(540)チェルノブイリ―大惨事が人びとと環境におよぼした影響(下)

守田です。(20120909 08:30)

9月7日尾道、9月8日大阪市カトリック教会と、素晴らしい時間を過ごしてきました。そこでお話したこと、感じたことなど、ぜひ紹介したいのですが、いかんせん能力が追いつきません。もうしわけなく思いますが、またおいおい報告させていただきます。尾道のみなさん、カトリック教会のみなさん、どうもありがとうございました。

さて今日はこれから長野県高遠町の千代田湖キャンプ場に向かいますが、その前に、(538)でお伝えした、チェルノブイリ事故による死者数についての続編を書いておこうと思います。今日は、「100万人の犠牲者」と題された、重要なビデオを紹介します。

これは、前回ご紹介した、アメリカ・ニューヨーク科学アカデミーから出された著書「チェルノブイリ―大惨事が人びとと環境におよぼした影響」の寄稿者である、ジャネット・シェルマン博士に対して、カール・グロスマンというキャスターがインタビューしたものです。本書のエッセンスがコンパクトに紹介されているので、ぜひ、ご覧になってください。映像をみる時間のない方のために、書き起こしも行いました。なお収録は2011年3月5日!なんと、福島原発事故の直前でした。このことにもご注意ください。

ただしその前に、僕の前回の記事に関する重大な訂正があります!!というのは、前回の記事の中で僕はの内容について次のようにコメントしました。「この中でチェルノブイリの犠牲者(1986年から2004年の推計で今後亡くなりうる数も含めたもの)が98万5千人になることが明らかにされているからです。衝撃的な数字です。」

ところが、このビデオ番組の中で2人は、98万5千人という数は、2004年までにすでに亡くなった方の数だと語っています。僕はIAEAや、WHOの報告と同じように、今後、亡くなる人も含めた推計だと理解していたので、翻訳チームの方に確認をしたのですが、やはりそうではなく、すでに亡くなった方の数だということがわかりました。僕の勘違いでした。申し訳ありません。

この違いはとてつもなく大きいです。IAEAの発表の4000人はすでに亡くなる人の方が圧倒的に多い数になっています。ところがこの書の発表は、すでに亡くなった方であり、ということはさらに長く時間が経てば、死者数はもっと増えることになるからです。

このように膨大な死者を出したのがチェルノブイリ事故だったのにもかかわらず日本政府は首相官邸ホームページに、死者数を62人と掲載し続けています。カール・グロスマンはインタビューの中で、「チェルノブイリ事故による犠牲者はわずか数千人とよく引用されて聞きますが、これは史上最大の嘘の一つですよね」とジャネット・シェルマン博士に問いかけているのですが、日本政府は、その「史上最大の嘘の一つ」のさらに上をいっているのです。

記事内容のあやまりへの訂正とお詫びとともに、この日本政府の大嘘つきをただし、罰を与えるために、ともに努力を傾けることを訴えたいと思います。

以上のことを踏まえて、「チェルノブイリ100万人の犠牲者」をご覧ください。

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チェルノブイリ100万人の犠牲者
http://www.universalsubtitles.org/en/videos/zzyKyq4iiV3r/info/chernobyl-a-million-casualties/

ようこそ。司会のカール・グロスマンです。
2011年4月26日はチェルノブイリ事故よりまる25年になります。
その一歩世界中の原子力産業は再興を図っています。
この重要な本が出版されました。
「チェルノブイリ~大惨事の環境と人々へのその後の影響」について取り上げていきます。

この本は公開された医学的データに基づき、事件のおきた1986年から2004年までに98万5千人が亡くなったとしています。そしてその死者数はさらに増え続けています。

スタジオにはジャネット・シェルマン博士をお迎えしています。ジャネット博士はこの本の寄稿者です。
共著はベラルーシのアレクシー・ヤブロコフ博士、バシリー・ネステレンコ博士、そしてアレクシー・ネステレンコ博士です。

G ようこそジャネットさん。チェルノブイリ原発事故の死者は100万人ということですが、死因は何でしょう?

S がん・心臓病・脳障害や甲状腺がんなど、死因はさまざまでした。何より多くの子どもたちが死にました。胎内死亡、又は生後の先天性傷害です。

G 科学者たちが98万5千という死者数を特定した方法は?

S これは公開された医学データを基にしています。

G 原子力を規制・奨励する国際機関である国際原子力機関(IAEA)はチェルノブイリの死者数を約4千人とホームページで発表しています。これは本に発表されている98万5千人と大きく異なるのはなぜでしょう?

S IAEAが発表したチェルノブイリフォーラムという調査書は350の論文に基づき英文で公開されている資料でしたが、ヤブロコフ博士とネステレンコ博士たちは5千以上の論文を基にしています。それは英文の論文に限りません。
また実際に現場にいた人たちの声を基にしています。現場にいたのは医師、科学者、獣医、保健師など、地域の人々の病状を見ていた人たちです。

G この本によりますと、世界保健機構(WHO)さへ、チェルノブイリの真実を語っていないと批判していますね。WHOとIAEAは協定を結んでおり、発表することができないとのことですが、それについて説明していただけますか?

S 1959年に結ばれた協定は、それ以来、変わっていません。一方がもう一方の承諾を得ることなしに、調査書を発表することを禁じています。WHOはIAEAの許可なしに調査書を発表できないのです。

G IAEAは世界中の原子力の規制だけではなく、原子力の促進をになう機関でもありますからね。当然、WHOに「原子力は健康に有害だ」と言われては困るわけです。

S そのとおりです。こうした協定は終結すべきです。協定は破棄されるべきです。

G さて毒物学者として、研究に生涯を捧げておいでのあなたが、今、この本を編集されている中、あらゆる科学的なデータをみた上で、チェルノブイリの犠牲者数は100万人とおっしゃる。これは科学技術による史上最悪の事故ということですね。

S そのとおりです。

G データを読み取り、本を編纂された時の感想は?

S 事態は私が思っていた以上に深刻でした。人々ががんや心臓病で命を落とすだけでなく、体中のすべての臓器が害されて、免疫機能、肺、眼内レンズや皮膚など、すべての器官が放射能の悪影響を受けたのです。しかも人間だけではありません。調査した全ての生き物、人、魚、木々、鳥、バクテリア、ウイルス、狼や牛など、生態系のすべてが、例外なく変わってしまいました。

G そのことが本に書かれてあるのですね。

S 人間への影響にとどまらず、鳥や動物にも人間と同様の悪影響がありました。

G 今となってはがんと放射能の関係はわかりますが、心臓病はどうして起こるのでしょう?

S 私がこの本を編集するときに気づいた重大なことの一つですが、バンダジェフスキーという科学者は研究で、子どもたちの体内に蓄積されたセシウム137の量が、実験動物と同じ値になっていることを発見し、それが心臓にダメージを与えていることに気づきました。この研究結果を発表したことで、彼は刑務所に収監されてしまいました。

G 刑務所に収監されたのですか?

S そうです。

G 彼は動物実験をしたのですか?

S 病理学者だった彼は、まず動物実験を行ってから、子どもへの影響を調べようとしました。その結果、亡くなった子どもたちの心臓に蓄積されたセシウムの量は動物の場合と同じでした。これを発表したために逮捕され刑務所に収監されました。

G チェルノブイリからの放射能によって、ロシア、ベラルーシ、ウクライナは高濃度で汚染されましたが、この本によればそれどころか世界中に拡散したと書かれていますね。

S そのとおりです。放射能がもっとも集中したのは前述の三国ですが、最大量の50%以上は北半球全体に行き渡ったのです。特に北はスカンジナビア、東やアジア圏へと。

G 中国までもですね。

S そうです。

G チェルノブイリによる死者は近隣国だけでなく、もっと広いエリアで見られたということですか。

S もちろんそうです。世界中です。

G この悲劇はいつまで続くのでしょうか?放射性物質が浄化されるには千年はかかるのでしょう?

S もちろん。セシウム137およびストロンチウム90だけでも半減期は30年。少なくとも3世紀は残ります。多くの同位体が千年残るはずですのでおっしゃる通りです。

G この本には最大の被害が起きたのは最初の数ヶ月、もしくは数週間と強調していますが、とてつもない大火事が起きていた時のことですね?

S はい。今でも原子炉から水道へタダ漏れてしています。今も原子炉の周りの構造も安全ではありません。もし小地震でもあれば建物が崩壊する可能性もあります。原子炉は安全に覆われ、漏れていないとは言えません。

G チェルノブイリの真実を語るこの本は、権威あるニューヨーク科学学会によって発行されましたね。科学の専門機関はこれ以外にもあるわけでしょうが、チェルノブイリの情報を外に出すことについて、彼らの立場はどうなっているのでしょうか?

S 情報を外に出すことに好意的なグループもあり、原子力御用学者と組み合い、どの様な内容が書かれていたのかは明らかではなかったようです。

G 著者のヤブロコフ博士とネストレンコ博士たちは、チェルノブイリの影響を調べる為に、あなたとどのように取り組んだのですか?

S 彼らはWHOとIAEAの協定の事を前から知っていました。実はジュネーブのWHO本部の前で一日中、協定を抗議するデモを行なっている人々がいます。

G この方たちがデモを行なっている人々ですか?

S そうです。

G この本にはIAEAとWHOの「談合の協定」と呼んでいますね。

S そうです。チェルノブイリの件で、ヤブロコフ博士は、ゴルバチョフとエリツィンの補佐を務めていました。事故直後の3年間、ソ連政府は情報の隠蔽を続けていましたし、一般に真実を知らせまいとデータ収集もしませんでした。ヤブロコフ博士はそれを知り、情報収集を始めました。出版された論文の数は15万以上でしたが、この本の執筆には5千点以上が使われました。これらの資料は英語に訳されたことが無く、ほとんどがウクライナ語、ロシア語、ベラルーシ語の論文でした。こうした情報が西側世界の眼に触れるのは初めてです。

G 人、動物、植物への影響について、違いはなんでしょうか?

S メカニズムは同じです。放射性同位体に汚染されると、人や鳥や動植物が受ける影響は、細胞が破壊されダメージを受けるということです。DNAの損傷がもたらされ、遺伝メカニズムがダメージを受けるという点で同じです。細胞を破壊するのであればガンにはなりませんが、細胞にダメージが与えられるとがんになります。もしくは先天性障害の原因となります。人や鳥だけでなく植物にさえ先天性障害が出ます。チェルノブイリのせいで植物にも変異が起こりました。

G 風の影響で北西が被害を受けたとのことですが、チェルノブイリや原子力とはまったく無縁だったスカンジナビアのラップランドの人々でさえも、雨などによる放射性物質拡散で余波を受けました。こうした事後的影響については?

S 最近の研究によると、チェルノブイリの事故当時に生まれたスカンジナビアの子どもは、高校を卒業する割合が低いようです。知的能力に影響が出たのではないかと思います。私が知る限りのチェルノブイリの最悪な影響は健康と言えるベラルーシの子どもは、わずか2割だということです。つまり8割のベラルーシの子どもたちは、チェルノブイリの事故以前のデータと比べると、健康でない状態だということです。医学的に健康でないだけでなく、知的にも標準以下となってしまっているのです。

G 知的能力の低下と放射能の関係について教えてください。

S 妊婦たちが食べる物の汚染については、きちんと知らされていない場合が多かったようです。または汚染されていない食べ物が手に入らなかったのです。妊娠中に放射性同位体が体内に入ると、母体を通じて胎児に届き、心臓、肺、甲状腺、脳と、すべての細胞、免疫系統にもダメージを与えたのです。こぷした子どもたちは未熟児で、生まれつき健康状態が悪く、死産の率も非常に高く、これは被曝がもたらした結果です。人間の文化に起こりうる最悪の悲劇です。

G チェルノブイリの原発事故があったウクライナは、旧ソ連の一大穀倉地帯でした。チェルノブイリ原発の3基の原子炉は今でも運転中です。そこでとれた食べ物はあちらこちらへと出荷されました。

S はい。これは、きわめて深刻な問題です。数百年間も土壌汚染が続く中、どの様にして人々に食料をまかなっていけばよいのでしょうか?しかも小麦やライ麦などの穀物だけでなく、マッシュルームも汚染されています。重要な食料と思えないかもしれませんが、この地域では広く流通している食べ物で、非常に高濃度で汚染されています。

G 本は医学的データに基づき、死者数は98万5千人と結論づけました。けれどもこのデータは1986年から2004年までのもので、番組のはじめに「100万人の犠牲者」という言葉を使いましたが、やはりチェルノブイリの犠牲者の数はその位になりますでしょうか?

S そう思います。やがてその莫大な規模が知られることでしょう。例えば「清算人(リクビダートル)」と呼ばれた人たちがいました。近隣諸国から主に軍より召集された若き男女でした。火災を消化し、問題の原子炉を封印する仕事をさせられました。その15%が死亡しています。この人たちは18~30歳くらいの若い男女だったのです。

G 原子炉から放出された放射性物質の数量ですが、これにつきましても本が記す数値と公式に発表された数値に大幅な違いがありますね?

S まったくです。もし放出されたのが少量だったならば、低レベルの放射性物質は極めて危険だということですし、もしそれが大量に放出されたのだったら、その甚大な被害の規模をみなければなりません。しかし私たちはいまだに真相を知らないのです。なぜなら原子炉に残されているものは何か、地下水に漏れ出しているものは何かを、実際に現場に行って確かめることができないからです。

G 原子力の安全性はどういうことになりますか?原子力産業、原子力関係の組織は大抵、政府系の機関だったりするもので、原子力「ルネサンス」の再興を押しまくり、原発をもっと建設しようとしていますね。
チェルノブイリ原発事故の教訓は?

S 私が思う教訓とは、技術を促進する前に慎重に考えることだと思います。例えばBP社によるメキシコ湾の石油採掘については、何の問題もないと私たちは聞かされていました。一つの問題として、技術者たちは技術に関する事については分かりますが、彼らは生物学をよく理解していません。彼らは設備周辺にある生物生命に与える影響を理解していません。チェルノブイリ事故の最大の教訓は、汚染されたすべての生物に影響を与えたことです。例外はないのです。

G 本にはフクロウのことも書かれていましたね。動物への影響についても少し詳しくお願いします。

S 本のカバーの写真を撮った南カロライナ大学のティム・ウーソールさんは、25人以上の科学者をチェルノブイリ現地に連れて行き、昆虫、鳥、ふくろうとあらゆる動物を調査しました。現地調査をしている時、突然、ミツバチがいなことに気づき、木の実が落ちていないことにも気づいたと言っていました。実がないのは花粉を運ぶミツバチがいないからです。
現実になっているかもしれない彼の予想ですが、未だに崩壊し続けている放射性同位体によって、チェルノブイリ周辺の生命体が、すべて失われた可能性もあるということです。すべての種を絶滅させるかもしれないのです。そこは渡り鳥の主な飛行ルートです。渡り鳥が来たあと、どうなっているかわかりませんから、土壌にある物を何でも食べて、チェルノブイリを飛び立って行きます。食べた小果実が糞となりチェルノブイリ以外の場所で排便されているはずです。

G 放射能は遺伝子に甚大な影響を与えるのですよね?それについてはどうお考えですか?

S これは改善する見込みのない話です。一度遺伝子が損傷を受けると、何世代にも引き継がれます。ですから、こういった損傷が、人、鳥や植物の遺伝子に起きていて、それぞれの種が増進することは無いでしょう。

G 具体的にどのような遺伝子損傷のことですか?

S 脳や心臓、肺への影響、腕のない子ども、水頭症の赤ちゃんです。鳥の場合は、羽毛とくちばしの変化、脳の大きさなどがあります。これらの鳥はあまり利口ではなく、汚染されていない鳥に比べたらそれほどよく生きていません。植物も永久的に変わったのも分かっています。難しいことではないのです。放射性同位体の行き先は明らかです。ヨウ素は甲状腺に、ストロンチウムは骨や歯に蓄積します。特に胎児に影響が及びます。
セシウム137は心臓と筋肉に蓄積されます。これは謎などではありません。これを知っている為、どんな悪影響がでるのかを予測できます。そして結果はまさに予測通りであり、それを本で証明しました。

G 「チェルノブイリ事故による犠牲者はわずか数千人」とよく引用されて聞きますが、これは史上最大の嘘の一つですよね。

S はい。追求もされずに逃れています。私たちはWHOと国連に圧力をかけねばなりません。WHOとIAEAを分離させることです。

G WHOとIAEAのみならず、ここ米国の原子力規制委員会もまた、放射性物質の影響を過小評価しようとしていますね。

S 全くその通りです。私は原子力規制委員会の前身であった原子力委員会(AEC)で働いていました。それはカリフォルニア大学内で、1952年のことでした。新卒で働いていました。当時の私の限られた教育と経験でも、他の人が思っているより、放射能は危険だと分かっていました。
放射能のもたらす害については米国民に対しても何十年にもわたり、秘密と嘘で騙されていました。隠蔽及びデータの書き換えが行われ、多少の放射能なんか大丈夫だと吹聴されました。しかしデービスベッセ原発所ではメンテナンス不足の為、炉心が格納容器の中で溶け出すところだったことがわかっています。米国でなくとも世界のどこかで再び、原発事故が起こるのは時間の問題だと信じています。

G 50年以上も原子力産業に携わってきたあなたがなぜその様な事を言うのですか?

S はい

G それはお金のためですか?それとも技術を推進するためですか?原子力産業の関係者はなぜ嘘やごまかしをするのでしょうか?

S 複合的な要因があるでしょう。金や原子力を促進する企業による支配ですが、米国の人々はあまりに原子力について無知です。生物学を全く理解していない学者がいます。町で20人の人を集めて「肝臓に手を当てて!」と言っても、できる人は半分のいないと私は賭けますよ。放射能の害についての教育を考えると、現在の米国はあまりにお粗末で、子どもたちは生物・物理・化学を学んでいない。原子力が米国の文化、経済に占める位置は大きいのに。

G チェルノブイリの影響を表すデータを見る上で、数十年前のご経験は役に立ちましたか?

S もちろんです。放射能が与える悪影響につきましては、もう何十年にも渡り広く知られています。ここ数年間で突然明らかになったことではありません。物理を少しでも知っている科学者なら誰でも、放射性同位体が人体、植物又は鳥のどこに入っていくか位はわかるはずです。謎の科学ではありません。

G チェルノブイリの犠牲者が100万人というとき、テクノロジーの歴史や、その現場にとって何を意味しますか?

S 技術だけに頼るのは間違いだということです。それを設計・操作する人間にも頼るべきでもない。なぜなら、最終的にチェルノブイリ事故の様なミスを起こすのは人間だからです。

G 健康への影響は大規模ですね。

S そのとおりです。北半球全域にわたります。放射性物質の降下地点で人々は死んでいきます。死ななければ、子どもたちは知的・医学的傷がいをもって生まれてきています。これがいまだに続いており、まだ終わりではないのです。

G この本はどこで手に入れることができますか?

S 私にメールをください。toxdoc.js@verizon.netです。

G チェルノブイリ事故で何が起きたのか。人々が真実を知ることがとても重要だと思います。貴重なお仕事に感謝します。

私、カール・グロスマンがお送りしました。ごらんいただきありがとうございました。www.envirovideo.comにどうぞお越しください。

インタビュー番組終わり

G 収録を行なったのは2011年3月5日でした。日本の福島原発大惨事がはじまる6日前です。チェルノブイリそしてこの日本の悲劇の教訓は、すべての原発を停止するべきだということです。原発は明らかに地球上の生命に危険をもたらしています。
二度と新たな原発の建設をすべきではありません。原子力への税金を使った補助金をやめにすべきです。効率のよいエネルギー政策にただちに転換し、すでにある風力・地熱・太陽光など安全でクリーンな技術を、フルに回転させるべきでしょう。死を招く原子力は完全に不必要なものです。

以上

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