2014.01.07

明日に向けて(780)原発災害についての心得 その1(VIDEO)・・・(1月17日舞鶴市でお話しします!)

守田です。(20140107 17:00)

放射線防護活動を進める中で、この間、僕が力を入れているのは、原発災害対策を進めることです。
1月17日にこの内容を舞鶴市でお話しします。末尾に集会案内を貼り付けておきます。

この企画に向けて田中ユージさんが、災害対策のポイントとして僕が語ったことを幾つかのビデオクリップにしてくれています。
今回は、あらゆる災害に適用できる「正常性バイアスのロックを解除すること」について語っています。以下、文字起こしを含めてご紹介します!

*****

命を守るため、正常性バイアスを解除しよう。そのために避難訓練を行おう
https://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=8_pBlqqHW-0

あらゆる災害に対して、人間がどうすればいいのかということには共通のことがあります。
それは災害心理学や災害社会工学という学問の中で語られていることなのですけれども、一番大事なことは、災害が起こった時にに、人が心理的に自分が危機に陥っていることをなかなか認めたがらないことです。
現代人は危機に瀕して命がなくなってしまうかもしれないという経験をすることが少ないので、よくあることは、危機に瀕した時に、危機を認めないことです。

例えば今ここで、避難放送が鳴ったとする。避難放送が鳴ったことをそのまま受け止めるならば、すぐに命がけで逃げ出さなければいけない。
その時、誰かが「これ、誤報じゃないの」と言ったとする。そうしたら誤報だと思うことの方が心理的に楽なので、「ああ、誤報だよ、誤報だよ」と言って逃げない。

そういうことを災害心理学では正常性バイアスと言います。自分が安心したい方を選ぶ。
だから実際のホテル火災などでも、ある部屋を見たら、ある家族がお茶を飲む姿勢のまま亡くなっていた。
その人たちは逃げ出そうと思わないうちに煙に巻かれてしまったのですね。

災害心理学では、正常性バイアス、正常に事態は戻っていくと偏見をかけてしまうということですが、そのロックを解除することが大事だと言っています。
そのためには何が必要なのかと言うと、事前に避難訓練を行っておくことです。
避難訓練を行っていると、実際に災害に際した場合に自分の心のよりどころがあるわけですね。実際にこういう時にはこうしようというものがあると、危機を危機として認識することができる。

これはあらゆる災害に共通することで、水害に対してもそうだし、津波被害に対してもそうだし、原発災害もそうなのです。
その意味では、まずはあらゆる災害に共通する命の守り方を学んで、その上でそれが水害だったらどう適用するのか、津波だったらどう適用するのか、あるいは原発だったらどうするのか、イメージやシミュレーションを作ることが大事なのです。

*****

★1月17日守田敏也さん講演会★

ーー大災害から家族を守る智恵ーー

日時 1月17日(金)午後7時開演
場所 舞鶴市中総合会館4階研修室
参加費 無料 運営のための費用のカンパをお願いします。
主催 講演会実行委員会
連絡先  舞田 090-1963-7252
     田中 090-4560-8560

19年前の今日起きた阪神淡路大震災、3.11の大地震と津波、原発事故・・・ 昨年、近畿を襲った台風18号。
そして、これからも私たちの暮らしを襲うであろう、さまざまな自然災害。
また、今も収束していない福島第一原発事故による放射能汚染や、可能性がゼロではない若狭の原発事故災害・・・
もし、大きな災害にあってしまったときに、私たちはちゃんと自分や大切な家族のいのちを守ることができるでしょうか。

「いざという時、どうやって逃げるの? 」「家族が別々の場所にいたら、どこに集合する?」
「非常持ち出しリュックは何を用意しとくべき?」「愛するペットは一緒に避難できるの?」
原発事故が起きてしまったら、どこに逃げるの?」「帰ってこれるの?」

私たちは、どのくらい心の準備ができているだろうか。
その心の準備を次第で、とっさの時に、生死を分けることになると言われています。

でも、こういう話、なかなかみんなで集まってする機会がないよなあ~と思っていて、
今回、守田敏也さんをお招きして、「みんなでざっくばらんに、話し合ってみよう!」と思います。
防災について、みなさんが知りたいこと、おすすめなことなど、話し合ってよい集いになればと思っています。

【安全食品について】
3.11の原発事故で、放射能汚染がひろがり続け、食料が汚染されています。
汚染された食べ物を食べると、私たちの体の中が汚染されて、ガンなどさまざまな病気にかかる可能性が高くなると言われています。
放射能汚染のこと、気にはしてるけど、実際、今の食生活で大丈夫かな?
そんな私たちに、放射線防護にたずさわっておられる守田さんは、わかりやすく教えてくださいます。いろいろ聞いてみましょ~。

【 守田さんプロフィル】
同志社大学社会的共通資本研究センター客員フェローなどを経て、現在フリーライター として取材活動を続けながら、社会的共通資本に関する研究を進めている。
3.11以降は、福島第一原発事故による放射能汚染に対する防護、そしてあらゆる災害に対して、身を守る術を伝えるために日本中を飛び回っている。
篠山市原子力災害対策検討委員会委員

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