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2017.09.28

明日に向けて(1427)政治は劣化しきった!今こそ災害対策の前進を!地域から政治を立て直そう!(講演会にご参加を)

守田です(20170928 12:30)
総選挙に向けて大荒れの状態になってきました。言いたいこと、言うべきことはたくさんありますが、一言、現状を示すならば、政治家の劣化のもとでの大混乱が起きていると言うことです。
もちろん一番悪いのは安倍政権です。今回の解散、大義がないどころか、明らかに朝鮮からのミサイルを追い風にしたものでとんでもなさすぎる。
安倍首相は国連で「北朝鮮との対話は不可能。圧力のみが有効だ」などと連呼しましたが、それが意味するのは日本の私たちにどんどん戦争の危機が迫ってくることです。
これに対して韓国はまさにこの時期に人道援助を行いました。これは朝鮮民主主義人民共和国に対しての「戦争をする気はない」という大きなメッセージの発信です。
日本の右派系メディアは「裏切り」だの「国際的足並みを乱す」など言っていますが、冗談じゃない。戦争になったら真っ先に一番死ぬのは朝鮮半島に住まう南北の人々なのです。
だからこそ、被害を最も受ける当事者であるがゆえに韓国は、アメリカトランプ大統領の圧力に抗して、戦争を避けるメッセージを北に送っているのです。国民、住民を守ろうとする立派な態度です。
安倍政権はまったく逆です。戦争を煽っているようにしか思えない。実際に中国は「日本はアメリカに戦争を煽っているように見えるが危険すぎる」と懸念を表明しています。
では本当に安倍首相が戦争になることを考えているのかというと、まったくそうではないことが透けて見えてしまう。
一つに朝鮮半島の目の前にある高浜原発を稼働させ続けていること。本気で戦争を考えるなら真っ先に止めているでしょう。さらに「国難」だとかなんだか叫んでいるこの時期に、政治空白が生じる解散総選挙に打って出たことです。
これに対して小池新党が立ち上り、民進党がまさかの解党で合流して、政局の大転換を狙いだしたわけですが、端的にどうなろうと日本の政治が流動化するのは必至で、とてもですが、短期のうちに朝鮮半島の緊張関係に向き合える態勢など作れません。
事態のここまでの流動化を安倍政権は予想していなかったと思われますが、ともあれ安倍政権をみているとはっきりと目に見えるのは、実は心の底では朝鮮民主主義人民共和国を信頼しかつ甘えきっているということです。
かの国が高浜原発を狙うことなどはないだろう。政治の空白時に戦争を起こすことなどないだろうとまったく高をくくっているのです。
もちろん実際に僕もかの国が高浜原発を襲うことも、戦争を仕掛けてくることもないと思います。もちろん、そうなればアメリカの軍事力による報復は必至で、とても国家を維持できなくなるからでもありますが、それ以上にそもそも朝鮮民主主義人民共和国が一貫して求め続けているのは、アメリカと平和友好条約を結び、1950年に始まった朝鮮戦争以来続いている「休戦」状態に最後的に終止符を打つことにあるからです。それこそが戦略目標なのです。
しかしそうであるならばその読みをこそ明らかにし、アジアでの無用なテンションの高まりを作らない努力を続けることこそが平和の道なのです。いまのように「北が暴走することなどない」と考えて恫喝を繰り返すのはタカ派の平和ボケです!

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2017.09.22

明日に向けて(1426)日本は自然災害にも極めて脆弱。ましてや戦争などとてもできない!

守田です(20170922 15:00)

前回の記事で日本を軍事力で守ることは到底できないことを述べました。とくに防空体制に必須な旧陸軍の分類による「消極的防衛」・・・都市構造を空襲から強くすることなど現代ではとてもできないからです。
そもそも第二次世界大戦時に比しても、日本は空襲に対して格段に脆弱さを増しています。原発や石油コンビナートをはじめ攻撃されたらひとたまりもない構造物が海岸線に林立しているからです。
これらを空襲を避けるために疎開させるなどまったく現実味がありません。外交で、絶対に空襲など受けないようにすること以外に、この国をリアルに守る道はないのです。

そればかりではありません。実は現代の日本は自然災害に対しても極めて脆弱な都市構造を持ってしまっています。これらの弱さをたたかれたらやはりひとたまりもありません。
このことはスイスの保険会社スイスリーが、世界の616の都市を主に水害の観点から比較する中で明らかにされたことです。
それによるとなんと世界で最も危険度の高い都市圏は東京・横浜だとされたのです。ワースト4が大阪・神戸、ワースト6が名古屋と、日本の五大都市がランクインしてしまっています。
以下にランキングとニュースソースを示しておきます。(東京・横浜、大阪・神戸は一つの都市圏として捉えらえている)

1位 東京・横浜(日本)
2位 マニラ(フィリピン)
3位 珠江デルタ(中国)
4位 大阪・神戸(日本)
5位 ジャカルタ(インドネシア)
6位 名古屋(日本)
7位 コルカタ(インド)
8位 上海・黄浦江(中国)
9位 ロサンゼルス(アメリカ)
10位 テヘラン(イラン)

http://news.livedoor.com/article/detail/8709053/

http://media.swissre.com/documents/Swiss_Re_Mind_the_risk.pdf

日本の諸都市の水害へのこの圧倒的な脆弱性を踏まえて、このことを特集した東京新聞紙上で、元東京都職員の土木専門家、土屋信行さんが次のように述べられました。
「日本を攻撃するのに、軍隊も核兵器も必要ない。無人機が一機、大潮の満潮時にゼロメートル地帯の堤防を一カ所破壊すれば、日本は機能を失う」 (さらに…)

2017.09.01

明日に向けて(1422)原発からの命の守り方と、戦争からの命の守り方についてお話します!

守田です(20170901 21:00)

今週末からまた各地でお話します!ぜひ近くの場にお越しください。
それぞれの現場で話す内容は変わりますが、基本的には「原発からの命の守り方」と「戦争からの命の守り方」についてお話します。

「原発からの命の守り方」については再稼働している川内、伊方、高浜原発の危険性と、災害に対してどのように備えたら良いのかをお話します。
いつものことですが、その際、災害全般を問題にします。災害に備えるために共通する事項が多いためです。
とくに今年は各地で洪水が多発しました。しかもどこも年間降水量の半分近くが1日で降るようなとんでもない状態になっています。
今日9月1日は関東大震災のあった日で、全国的に「防災の日」ですが、迫りくる南海トラフ地震の危機や東海大地震に本当に備えるものになっていません。
いやそればかりか利根川や淀川の堤防決壊の恐れも現実味を帯びてきており、まじめに国防を考えるならもっと抜本的な災害対策を進める必要があります。

にもかかわらず政府はこの現実を無視して、愚かにも原発を再稼働させてしまいました。
危機意識が根本的に欠如しています。東日本大震災の教訓すら生かされていない。いわんや福島原発事故の教訓など何一つ引き出していない。
こんな政府に命をゆだねていたらダメです!この点についてもっと具体的なお話をします。

同時に今回は「戦争からの命の守り方」についてもお話します。
この間、アメリカと朝鮮民主主義人民共和国の間で軍事的なテンションがあがり、ミサイルが北海道を越えて撃たれたり、朝鮮半島上空にアメリカの戦略爆撃機が展開したりして、注目が集まっているからです。
その際、「戦争からの命の守り方」の基礎中の基礎は、戦争に向けて、国民・住民を動員するための嘘のカラクリを見破る観点を身に付けることです。
戦争をおこす側が常に問題とするのは、自国民の戦争に向けた意志をいかに作りだすかで、端的には「敵国」の脅威をあおり、憎しみを植え付けようとします。
朝鮮半島問題ではそれがどのように行われているのか、嘘のカラクリの軸にあるのは何かについてお話します。

ぜひお近くの場にお越しください!以下、それぞれのスケジュールをご紹介します。 (さらに…)

2016.08.29

明日に向けて(1297)台風10号東北初上陸の恐れあり!行政任せでない命を守る能動的な行動を!

守田です。(20160829 23:00)

大型の台風10号が太平洋上を記録にない形で迷走した上、日本列島に近づいてきています。
29日21時現在の位置は関東の南東沖数100キロの海上ですが、今後、進路を北西に変え、関東・東北に接近し、明日の午前中から午後にかけて東北地方に上陸する可能性があります。
東北への上陸は1951年の現在の体制での観測開始以来、初めてのことになるそうです。

この台風により記録的な暴風雨が各地を襲うことが懸念されています。
気象庁は8月一月分の雨が1日で降る可能性があるとしています。このため洪水や土砂災害の発生が強く懸念されています。
また今の時期は年間でも最も潮位の高い「大潮」の時期にあたっています。このため台風で高潮が発生し、海岸地帯で浸水被害が発生する可能性があります。

非常に懸念されるのは、東日本大震災から復興、ないし街の回復がまだきちんとなされていない東北の太平洋岸の町々にこの猛烈な台風が襲おうとしていることです。
これまでも指摘してきましたが、日本政府は東北沿岸部の復興をきちんと行わないままに東京オリンピックなどに取り組み始めてしまったため、今も沿岸部では町の再建が十分に進んでいるとはいえません。
2016年1月現在で仮設住宅に住まわれている方は約18万人。さらに激しく壊れた防波堤をどうするのか、高台移転をどう進めるのかなども含めて、さまざまなことが中途半端なままです。

ここに猛烈な台風が襲おうとしており、それに伴う高潮などが起きようとしています。とても心配です。
また初めての台風上陸ということで、東北の方々が、行政を含めて未経験な体験に晒されざるをえないことも大きな懸念材料です。
その上、すでに台風9月、11号でたくさん雨が降り、地盤が緩んでいる後ですので、土砂災害も発生しやすくなっています。

このような状態を前にして、今、提案できることはとにかく「念のため」の精神を大事にした「早目の避難」を広範に行っていただくことです。ぜひとも、とっとと逃げていただきたいです。
とくに大事なのは「行政任せでない命を守る能動的な行動」に出ることですが、このことはけして行政当局への批判、批難を意味しているのではありません。 (さらに…)

2015.12.08

明日に向けて(1186)災害対策のソフト面からの強化は民主主義の促進につながる(12日は新島会館に)-2

守田です。(20151208 09:30)

昨日の続きです。三回に渡った滋賀県での取り組みに関する感想の続きです。

*****

近江八幡での「くらしとせいじカフェ」もとても印象的でした。ここには社民党の福島みずほさん、共産党の宮本たけしさん、民主党の徳永ひさしさんなど国会議員と国会経験者が参加されていて、さまざまな話題が論議されました。
最後の方で僕が原子力災害対策についての自論と兵庫県篠山市での実践を紹介し、同じような取り組みを各党で行って欲しいと要望したところ、社民党の福島みずほさんが、国が行っている避難計画のひどさを指摘し、避難なんかできないと言われるのです。
ちなみに福島さんのお連れ合いの海渡弁護士は数々の原発訴訟を担われてきた方です。福島さん自身も各地の原発の視察を行われています。僕など足元にも及ばないほど、原発の現場を周ってきて原発に反対して来られた方です。

しかしその福島さんですら、国の行っている災害対策のひどさの指摘(それ自身は実に的確ですが)にとどまってしまい、それでは民衆の側がどうすべきかについては触れられない。「避難は無理」と断言される。
僕は「避難はできないとは言わないで下さい。それでは実際の事故の時に多くの人が避難しなくなってしまう。現実には原発事故はどう進展するか分からない。もちろん最悪の場合は膨大な人が急性死することもありえる。
だから完璧な避難計画などできないと言うのは正しいけれども、実際に避難できないかどうかとは違う。福島原発事故では時間的余裕があった。だからとどうなるか分からないから可能性にかけて必死に逃げ出すことが必要です」と述べました。 (さらに…)

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