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2017.10.26

明日に向けて(1439)みんなで考えを深めて選挙文化の熟成をはかろう!・・・滋賀での玉崎洋子さんの振り返り、とても感慨深いです(総選挙の考察2)

守田です(20171026 23:30)

今宵は連投をお許しください。今回は総選挙の考察の2回目の投稿です。
いろいろな意味で確かに激動だった今回の選挙、さまざまな形でのとらえ返しが始まっています。

マスコミの動きを見ていて前回選挙と違うなと思えるのは、小選挙区制の歪みに言及する論調が非常に大きくなっていることです。
世論調査でも「自公の議席が多すぎる」という声が高まっていることが明らかにされています。
「内閣不支持率が支持率を上回っているのに安倍政権が信任されたかのようなこの結果はおかしい!」という声が起こっているのです。ならばぜひこれを促進させましょう!

一方で民進党が一夜にしてなくなってしまい、希望に合流し、かと思ったら排除され、立憲民主党が立ち上り・・・という連夜の「事件」は、これまで市民と野党の共闘を前進させてきた多くの市民勢力をもふるいにかけました。
しかし各地で市民たちはそれを逞しく乗り越えられたと思います。その中でみんなで立憲民主党の議員三倍増の大躍進にもいたれたのではないでしょうか。
この共闘を誠実に支えた共産党の議員が大きく減ってしまったことはなんとも残念ですが、いわば市民と野党との共闘壊しでもあった小池―前原劇場を市民勢力は乗り越え、より成長することができたようにも思います。

いま大事なのは実際に現場を担った人々の意見をおおらかに語り合い、前向きに学びを深めることです。
そう考えているときにとても感動する一文につきあたりました。滋賀県信楽に住まい「くらしとせいじカフェ」などで懸命に頑張っている玉崎洋子さん(「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民の会しが」副代表の一人)のFacebookへの投稿です。
玉崎さんはこの試練の中での市民の成長を生き生きと描いています!ここに新たな可能性、選挙文化熟成のはじまりがあると僕は感じています。 (さらに…)

2017.10.05

明日に向けて(1429)ショートムービー「希望の党☆」を観よう!

守田です(20171005 06:30)

ショートムービー「希望の党☆」をご覧になったことがありますか?

これは面白い!しかも深い!
製作はなんと「総務省・(財)明るい選挙推進協会」。
最近作られたのではありません。2005年の作品です。
監督は金子修介さん。まるで「いま」を予見したかのような作品です。

基本は選挙の大切さを訴え、投票を促しているムービーです。
しかしそこへの入り方が面白い。
一方でたとえ「選挙に行く」ことですら、他者を許さず、異論を排除する狭隘な「正義」となった場合、恐ろしさに転じかねないことが描かれているのです。

話はある平凡は家庭から始まります。高校生の娘は政治への関心が強く、選挙も大切だと思っています。
しかし両親は「誰が政治家になっても日本は変わらなくない?なくなくない?」とか語っていて、投票日にも早朝から二人で予定していたピクニックに行ってしまいます。
そんな中で、なんとにわかに登場してきた「希望の党」が政権を獲ってしまうのです。

そして暫く経ったある日「国民権利義務省」から父親に一通の封書が送られてきて、こう書かれていました。
「右のものは国民権利義務新法に基づきその選挙権を剥奪する」。
唖然としつつも「こんなの冗談だろう」と言う父親の前にいつのまにか「希望の党」に参加していた娘が現れてこう言います。
「今回の選挙は選挙権の見直しが課題だったのよ」「お父さん。だから選挙に行ってっていったじゃない」と。

その後、希望の党の暴走が始まります。犬を家から排除した女性が「生類憐みの法」によって逮捕されてしまいます。
「こんな感じで希望の党が政権を獲ってからは世の中が少しずつおかしくなっていき、気づいたときには誰にも止められなくなっていたのです」と述懐する父親。
さらに隣家の男性が、痴漢行為で死刑を宣告されてしまいますが、娘は断固支持。犯罪者は排除して当然、死刑にして当然と叫びます。

ところがその娘がやがて徴兵されてしまい・・・
父親は叫びます。「戦争反対に一票!」と。「俺は選挙権がなくても選挙に行くぞ」と。
~これ以上はぜひムービーをご覧ください。 (さらに…)

2017.10.04

明日に向けて(1428)この国を嘘つきから取り戻そう!

守田です(20171004 17:00)

総選挙に向けて自民、希望+維新、共産+社民+立憲民主+市民連合という三極構造が見えてきました。しかし三極といいながら実は機軸は改憲派と立憲派という構造であって二極の対決であると言えます。
同時に今回、問われて言るのは、政治家や選挙のあり方でもあることを私たちは見据えておかなければなりません。端的に言って「選挙に勝つためなら何をしてもいい」というあり方が正されなくてはならない。「この国を嘘つきから取り戻す」ことこそが問われているのです。

安倍政権は選挙のたびに争点を隠し、選挙が終わると公約すら軽々と捨てて、自分たちのやりたいことを押し通してきました。
「TPP反対!絶対にぶれない!」とかいいながら、TPP促進にまわったり、選挙で原発の話を徹底的に避けつつ、「しゅくしゅくと」再稼働を進めたり。

しかも「国難」だとかなんだかいいながら、もり・かけ問題に明らかなように、国の財産をどんどん奪い去って私腹を肥やしてばかりいるのが安倍政権とその取り巻きです。
その首領である安倍首相は批判に対してはすぐに居直り、平気で嘘を連発しながら逆切れすることを得意としています。いやもっと苦しくなると国会すら開かず、議論の場をなくしておいて解散総選挙を挙行し、都合の悪いことの書き消しに走っています。

これに手を貸して嘘の政治を延命させてきたのが公明党です。しかも公明党は確実に勝てるところ以外では候補者を立てずに自民党に票を回し、裏から影響力を及ぼしていくという手法を、もう長い間、とり続けてきて選挙制度をダメにしてきました。
それで自民党の劣化がますます進んだのです。選挙民などそっちのけで公明党からまわされた票をいかに首相から分けてもらうのかに腐心するおべんちゃら議員ばかりが増えてしまったからです。

こんなにひどい政治が蔓延し、憲法違反の戦争法が強行通過される中で、「野党は共闘!」という言葉を掲げた市民勢力が台頭し、下からの変革の機運が作られてきました。
「もり・かけ問題」もそんな中で明らかになり、安倍政権を倒せる可能性が高まってきました。

ところがいま「安倍政権打倒!」を合言葉にしつつ、「選挙に勝つためなら何をしてもいい」という新たなひどい動きが始まりました。「希望の党」の結成と民進党の解党のもとでの合流です。(以下、希望、民進と略します)
この過程はあまりにひどい。いまの日本の嘘にまみれた政治のひどさが露骨に表れています。

いま、問われているのは、憲法を守ることとともに、「選挙に勝つためなら何をしてもいい」「政治家は嘘をついて当然」というような歪み切った風潮を正すことです。
そうです。私たちは今こそ、嘘つきからこの国を奪い返さなくてはならないのです! (さらに…)