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2015.05.14

明日に向けて(1085)女たちの大行進に参加、ロクロ―お疲れさま企画・甲賀市・綾部市・明石市でお話します!

守田です。(20150515 23:30)

直近の参加企画や講演スケジュールなどをお知らせし、それぞれの企画の案内を貼りつけます。

5月16日京都市で「女たち・いのちの大行進in京都」に参加します。京都市の円山講演で11時からです。発言等はしませんが、当日スタッフとして運営のお手伝いをします。賛同人にもなっています。
「私たちの望むものは、原発・核のない世界、戦争のない世界、差別のない世界。ひとりひとりの私たちが本当のいのちの平和を創る。あたなと一緒に歩きたい。あなたと一緒に世界を変えたい。光のほうへ」
とチラシにあります!素敵なステージとウォークが実現されそうです。
「女たち~」と銘打っていますが、もちろん男性の参加も大歓迎だそうです。京都近辺のみなさん。ぜひご参加下さい。 (さらに…)

2014.12.20

明日に向けて(999)いかに反安倍勢力を一体化させるのか。選挙に欠けていたものは?(総選挙を捉え返す-3)

守田です。(20141220 12:00)

選挙の捉え返しの最終回です。

前回は今回の選挙で安倍政権が民意を得たわけではないことを親安倍派、反安倍派のオピニオンから紹介しましたが、今回はもう少し細かい分析を試みたいと思います。
すでに繰り返し述べているように今回の議席は民意を反映したものではありませんが、しかしその議席の上でも安倍首相の主張の後退を見ることができます。
この点を分析しているのは東京新聞です。以下、記事のアドレスを紹介し、少し引用してみます。

首相は「公約支持」というが 議席数 「改憲」減 「脱原発」増
2014年12月16日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2014121602000122.html

「九条改憲に積極的な自民党と次世代の党を合わせた議席は、公示前は衆院での改憲発議に必要な定数の三分の二に迫る三百十四あったが、二百九十二に減った。
九条改憲を公約には入れなかったが道州制導入など統治機構改革の改憲を位置づけた維新の党も含め、改憲に前向きな勢力は総じて後退した。
「原発再稼働をめぐっても、前回衆院選では超党派議員でつくる「原発ゼロの会」などに属した脱原発派の約百二十人の七割が落選・引退したが、今回は民主党などから九人が返り咲いて議席を得た。
脱原発を明確にする共産党も議席を八から二十一まで伸ばし、社民党も公示前を維持した。
再稼働で与党と歩調を合わせる次世代を除き、慎重・反対を唱える野党の勢力は公示前の百十九議席から百三十九議席に増えた。」

この記事において東京新聞は原発再稼働については改選前が慎重・反対派119対推進派345が、改選後は同139対327となったとしています。
慎重・反対派は「民主・維新・共産・生活・社民」、推進派が「自民・公明・次世代」です。ここでも極右政党「次世代」の没落が大きく影響していることが分かります。
9条改憲については改選前が慎重・反対派150対賛成派314が、改選後は同174対292となりました。
慎重・反対派は「公明・民主・維新・共産・生活・社民」、賛成派が「自民・次世代」です。

議席数で見ても安倍首相の野望が後退していることがはっきりと表れています。これだけ歪んだ選挙制度の中でもこうした成果を確認できることは喜ばしいことです。
安倍首相の極右政治を支える「次世代の党」が激減したことに対し、原発再稼働にも9条改憲にももっとも鮮明に反対を打ち出してきた共産党が8から21議席へと大幅に伸長したことがなんと言っても大きい。
東京新聞は共産党が比例区約600万票小選挙区約700万票と大幅な増加を実現したこと、小選挙区にいたっては230万票の増加だったことを記しています。低得票率を狙った安倍政権の劣悪な作戦に最も抗することができたのは共産党でした。他党はぜひ参考にすると良いと思います。 (さらに…)

2014.12.19

明日に向けて(998)読売新聞が安倍政権は民意を得ていないと自民党議員を説得?(総選挙を捉え返す-2)

守田です。(20141219 22:00)

前号の「明日に向けて」で「史上最低の投票率こそ問題。安倍政権は信任を全く得ていない!」と書きました。
しかしネットなどを読んでいると、民主的な側にスタンスを置く人々の間に、「ヴィジョンを出せなかった野党の敗北」という見解がけっこう多くあります。なぜ自民党の圧勝を許したのか・・・みたいな論調です。
そうした論調はさらに野党のふがいなさとか、対与党統一候補を作れなかったからよく無かったとか、なぜ人々はこんなに大事な選挙なのに棄権したのかという方向にむかいがちです。

これを聞いて僕は先日、滋賀県で対談した映画監督、鎌仲ひとみさんの言葉を思い出しました。
「日本人はまじめで責任感が強いから、ひどいことをされたと思うよりも、避けられなかった自分が悪いとすぐに思っちゃうのよ。そう教育されちゃってるのよ」というものです。
これは子どもを初期被曝から守れなかった女性たちが、被曝をさせた東電や政府に怒りを向けるよりも、ともすれば何も知らずに被曝を避けられなかった自分を責めてしまうことをさして語ったことです。

鎌仲さんは「あなたたちが悪いんじゃないんだ。政府や東電が悪いんだ。そのことに目を向けよう。その上で子どもを守るためにできることを探そう」と女性たちを励ましていくのですが、同じことを僕は感じています。
みなさん。いい加減、「良い子」でいることを止めましょう!何度も言いますが、第一に安倍政権の今回の選挙の仕方が卑劣だったのです。第二にそもそも歪み切った小選挙区制が問題なのです。第三に無責任な報道をした一部のマスコミが悪いのです。
怒りは安倍政権に向けなくちゃいけない。野党のふがいなさ批判はその次。いわんや統一候補が作れなかったと民衆勢力の間でもみ合うのは愚の骨頂。民衆そのものである棄権者に怒りを向けるのもやめましょう。

見据えるべきことは、これほど民主主義に背いた選挙を行った報いは必ず安倍政権自身に跳ね返るのだということ。そこを見逃さずに民主主義の破壊者安倍政権と対決しなければならないということです。
仲間割れしていてはいけない。選挙において戦術がそれぞれで違うのは当たりまえ。それぞれが懸命に考えて行ったことを尊重しあいましょう。棄権をした人の気持ちも忖度しましょう。そうして次に備えて仲よくなりましょう。仲良くなくてなんで真の連帯ができるでしょうか?
民衆勢力の中で問われているのは、まずは自分が正しいと思う行動をとらなかった人の立場を考えて見ることです。そこに気づきがあれば最高。そうでなくても思いやりを持てば互いの説得力があがるはずです。もちろんこれは常に僕が自分自身に言い聞かせていることです。

安倍政権の衰退の兆候を書きましょう。
極めて興味深い記事があります。読売新聞に載った「『熱狂なき圧勝』浮き彫り・・・自民党支持率ダウン」という記事です。
なぜ興味深いのかと言うと、今回の不意打ち的な総選挙の仕掛け人ではないかともうわさされるナベツネ氏率いる読売新聞の記事だからです。短いので全文を掲載します。

「熱狂なき圧勝」浮き彫り…自民党支持率ダウン
2014年12月17日 09時33分
http://www.yomiuri.co.jp/politics/20141217-OYT1T50000.html (さらに…)

2014.12.10

明日に向けて(993)すべての票は命のこもった声だ!「死に票」という言葉に惑わされず心を込めて投じに行こう!

守田です。(20141210 22:00)

総選挙が終盤を迎えており「自民党圧勝か?」という報道が繰り返し流されています。
大手マスコミの論じていることを見ていると、あたかももはや勝敗の大勢が決したかのようです。
公正を欠いた報道だと僕は思いますが、みなさん、そんなことに惑わされずに投票に行きましょう。投票を通じて自分の意志を国と社会に表明しましょう。「投票に行こう」と最後まで訴え抜きましょう。

けして惑わされてはいけないのは、自分が投票した候補が勝利しなければその投票は無駄になるという言説です。「死に票」という言葉ですが、これにひっかかってはいけない!!
この言葉自身が実は小選挙区制のもとでは与党に有利に働く面もあるのです。例えば今のような情勢になると「もう反対候補に入れてもダメだ。どうせ死に票になるんだから投票にいかなくても」と思う人も出てきてしまいます。
それだけでも与党に有利になります。まだ残されている形勢逆転の可能性が消えて行くからでもありますが、同時に反対の民意がその分選挙に反映しなくなるからでもあります。

選挙はふたをあけてみてみなければ分からない。大新聞の与党圧勝の大合唱に乗って諦めてしまってはいけない。
同時にかりに私たちの応援する候補が結果的に負けたとしたって、そこに投じられた票は「死に票」になどなりはしないのです。まったく逆です。破れた候補者の票が多いほど当選した候補者は反対意見に規制されるのです。
だから負けたら民意が届かないと思わされてここで萎えてしまってはいけない。そもそも民主主義は多数決で負けた側を切り捨てる制度ではありません。いわんや勝った側が何でもしていいなどと考えるのは大間違い。勝った側には負けた側の意をいかに受け止めるのかが問われるのです。

このためそもそも選挙システムには少数派の意見が尊重される仕組みがなくてはならないのです。だからこそかつては選挙区がもっと大きく作られていて、少数派でも議会に進出できる仕組みが保障されていたのです。
ところが今、私たちはとんでもなく歪められた選挙制度のもとにいます。あまりに間違った制度です。何せ前回、与党連合は、実質選挙民の2割台の支持で7割もの議席を獲ってしまったのです。
明らかに選挙制度に公正と正義が欠けすぎている。だから極端なほど民意が議席に反映しない。そのことが選挙へのしらけ、投票放棄にもつながってますます選挙制度を劣化させてきました。

実は少数選挙区制度の成立のために奔走したご本人が、この制度をスタートさせてしまったことを心から悔いています。自民党の河野洋平さんです。
日本憲政史上、初めて女性の政党党首となられ、小選挙区制にも反対していた旧社民党党首土井たか子さんが9月にお亡くなりになり、11月に追悼会が開かれましたが、ここに出席した河野洋平さんは次のように語られました。
「あなたに大変申しわけないことをした。おわびしなくてはならない。謝らなければならない大きな間違いをした」
「私は~中略~小選挙区制を選択してしまった。今日の日本の政治、劣化が指摘される、あるいは信用ができるかできないかという議論まである。そうした一つの原因が小選挙区制にあるかもしれない」 (さらに…)