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2013.05.02

明日に向けて(668)半断食というエクササイズ・・・ルポ5 マクロビのガイドライン

守田です。(20130502 22:00)

半断食道場6日目の夜です。ついにここでの生活も最後の一日になりました。今日はロードワークのあとにスイーツが出ました!!スイーツといっても砂糖類は一切、入っていません。りんごの自然な甘みと、ライスドリーム(玄米から作ったミルクのようなもの)などのほんのりした甘み。それのおいしいことなんの。
夕食には、細いうどん?と玄米海苔巻きも出ました。とにかくとてもおいしくいただきました!もちろん200回噛みながら。麺は100回ですが・・・。

さて、前回のルポで、この道場で教えられていることが、食べ物の選択権を天から与えられている私たち人間が、それそれの人生の目的に合わせつつ、正しい食べ物の食べ方をしていけばいいこと。それを身体で知っていくことが大事であることであることを書きました。
しかしそれだけでは、私たちには選択にあたっての判断基準がありません。そこで翌日の講義では「マクロビオティック食事法ガイドライン」が話されました。

これは人間の歯形から、生命体としての人間にとって何をどう食べるのかが、自然のバランスにかなっているかを編み出したものです。これを食のピラミッドといいます。まずはこれで、人間にはおおまかに何をどれぐらいの割合で食べるのが自然なのかを知っていこうというわけです。

もちろんその割合には幅があります。生命体としての私たちの基本を崩さない限りにおいて、そこに選択の自由が生まれるわけです。こうした自由を行使するためにも、まずは人間は何をどう食べてきた生き物なのかを知ろうということです。

以下、講義内容をお届けします。(なお講義では、食べ物のピラミッド図が配られました。スキャンニングができないのでここでは割愛し、必要に応じて文章で補います) (さらに…)

明日に向けて(667)半断食というエクササイズ・・・ルポ4 「食べ物とは何か」

守田です。(20130502 16:00)

半断食道場6日目です。ロードワークから帰ってきて、記事を書いています。
今日も足がやや傷んでいることをのぞいて快調でした!帰りに飛鳥寺によって、日本最古の大仏を拝観してきました。1400年を越えて、同じところに座り続けている素晴らしい仏様でした。

さて、毎日のようにレポートを書いていますが、昨夜の報告で夕食のことが抜け落ちてしまいました。実は昨日の夕食は、これまでで一番、おいしく感じられたので、今からでも書いておきたいと思います。
昨日は、玄米一膳のほか、再び少しだけ副菜が多くなったのですが、レタスなどの生野菜にドレッシングがかけてあり、少しだけ甘夏?が入っているもの、またほうれん草にのりを和えたものなどがとても美味で、このほかににんじんの白和え、ゴボウをたいたもの、こんにゃくのゴマ和え、ちいさなタクワン2切れとキュウリ3切れがでました。味噌汁もありました。

これを200回噛むので、1時間かけて食べました。とにかくおいしかった!このように感じることもまた、排毒が進行して、一つの山を越えたからだそうです。そのスピードに合わせて、食事も少しずつ変わっている感じです。体験していてとても面白いです。

ただし、この食事、全員に同じものが出されているのではありません。その人の体質、体調に応じて、内容が変わります。たとえば血圧が高い人、これまで動物性のものなどをたくさん食べている人に多いのですが、そういう人には、玄米に変えて、生野菜が一椀でたりします。それを200回噛むのです。

時によっては血圧に良いシイタケスープが出たり、もっと熱をさますためにオレンジジュースが出たりする。このように人に合わせて、食べ物が変わっていくのが、この道場の大きな特徴です。 (さらに…)

2013.05.01

明日に向けて(666)半断食というエクササイズ・・・ルポ3 半断食とは何か(下)

守田です。(20130501 23:00)

半断食道場参加5日目の夜です。
今日は朝からみなさんと橿原神宮に参拝しました。すがすがしく気持ちのいいひと時でしたが、朝日を浴びている本殿の前にいったとき、ちょっと変わったことが起こりました。なぜか爆発的に食欲が沸いてきたのです!

道場に参加してこれまで不思議だったのは、食を制限しているのに、ひもじさをほとんど感じないこと。さすがにイチゴ狩りハウスのそばを歩くときなど、プーンと漂ってくるイチゴの香りに「いいなあ」と心が動きましたが、それも笑い話にできる程度。水分も制限しているのに、のどが渇くということもない。その意味で何かを耐えている感じは、少なくもと僕はまったく持っていません。

ところがこのときは、ああ寿司が食べたい!バッテラや白身魚、アジやサバ・・・と具体的なイメージが沸きました。
さらにその後、研修所に帰って朝の体操を終え、フットマッサージをしていると、やにわに「ああ、ロードワークに早く行きたい」という気持ちが沸いて来ました。
毎日のロードワークを「嫌だな」と思ったことはありませんでしたが、「早く行きたい!」と思ったのは今日が初めて!どうも僕は一山越えて、新たな領域に入ったようです。

いや、周りのみなさんもそんな感じがでてきて、今日はワークが観光を兼ねることに。まずはみんなで高松塚古墳までウォーク。そこで高松塚壁画館に入ってしまいまいた!そこから二手に別れ、まずは天武・持統天皇稜に。さらにもう一つのグループの側に移って、石舞台(蘇我馬子稜)にまで行ってしまいました。

遠足の小学生がいっぱいいる中で、巨石で作られた墓所の中にまで入り、しっかり観光してしまった。いやいや、明日香村でのロードワークは大変贅沢です。

実はこの石舞台は、ここ数日、毎日その前を通過していたところ。寄れれば寄れたのですが、ワークに意識が集中していて、いまひとつ、そういう気になりませんでした。しかし今日は心が躍るものがありました。ちなみに今日のロードワークは3時間もかけてしまいました。 (さらに…)

2013.04.30

明日に向けて(665)半断食というエクササイズ・・・ルポ2 半断食とは何か(上)

守田です。(20130430 19:30)

半断食道場4日目、山場と言われる日を迎えています。
ここでの毎日を簡単にご紹介すると、朝は7時に集合。まずは前日のことを振り返った日誌を書きます。続いて外に出て体操。後半に気功でいい気を体に取り込みます。部屋に入って体の各所を伸ばす運動を継続。その後に2人で組になってフットマッサージを行います。これはマッサージをする側が、主に足を使って行うもの。全身をほぐしていきます。とにかく抜群に気持ちがいい。これに交代で1時間ほど時間をかけます。その後にリラクゼーション。体の各所から力を抜いていくエクササイズで、たちまち寝入ってしまう人も。これらとても気持ちのいいことの連続で10時ごろを迎えます。

この後、橋本宙八さんからの講義。これまでの3回で、半断食とは何か。食べ物とは何か。マクロビオティックの食事法ガイドラインを教わりました。かなり充実しています。
それが終わると、お茶を飲んでからロードワークに出発!明日香村の中をとにかくひたすら歩きます!初日は展望台などにも登りましたが、ちょっとハードだったので、二日目からは明日香の村の中をただひたすらテクテク。さまざまな寺院、古墳、そしてイチゴ狩りのハウスの横などを歩いていきます!距離は10キロ。連日2時間以上かけています。

ロードワークを終えて、宿舎に帰ってくると、お茶が振舞われます。毎日、少しずつ変化があり、生姜やレモンを加えてくれる。今日はお茶の種類が、番茶、玄米コーヒー、レモン水に増えていました。さらにお茶を飲んでから野菜スープ。これも毎日、少しずつ野菜の量が増えています。

このあと(まさに今、15時です)自由時間なのですが、みなさんだいたい昼寝をしておられるようです。僕も昨日、一昨日とすぐに寝入ってしまったのですが、ルポが書けないので、今はちょっと眠気を我慢してこれを執筆しています。
この時間が終わると午後4時過ぎから橋本ちあきさんによる体に優しい料理の手ほどき。玄米の炊き方(圧力釜、土鍋、炊飯器などなど)による炊き上がりの違い、体の状態への違いのお話や、調味料をどう選ぶのか、塩は何がいいのかなど、実際に炊事をする上での知恵を教えていただけます。今日は宙八さんによる講義に変わるようですが・・・。 (さらに…)

2013.04.28

明日に向けて(664)半断食というエクササイズ・・・体験ルポ1

守田です。(20130428 23:00)

今僕は、奈良県明日香村の由緒ある寺院の研修所にいます。昨日からここで行われている「半断食道場」に参加しています。今は(午後9時)一日のスケジュールが終わり、お風呂を終えて就寝前の自由時間を迎えているところ。参加されたみなさん、それぞれにのんびりとされているようです。

いきなり「半断食というエクササイズ」と言われて、「なんだそれは」と思われる方もいるかと思いますが、「半断食」とは「限りなく断食に近く、少食、少飲による心身改善法」のことです。この道場で行っている手法を開発されたのはマクロビアンの橋本宙八さん。以下にHPのアドレスを紹介しておきます。
http://www.macrobian.net/

ではなぜ僕が今ここにいるのか。もちろん身体の調子を整えるためでもありますが、何より、こうした健康法を実践してきた橋本宙八さん、お連れ合いのちあきさん、および橋本一家のみなさんに学び、今後の、東北・関東への健康支援にとって必要な何かを身体を通して学びたいと思ったからです。

実は僕は宙八さんよりも、二人の娘(明朱花さん朋果さん)と息子(卓道さん)に先に出会っています。原発事故のあった2011年夏ごろのこと、山水人たちと一緒に、京都大学の教室を借りてイベントを行ったことがあります。僕も講演と対談で出演させていただいたのですが、そのときにオーガニック食材などを振舞ってくれるお店がたくさん出展してくれました。その中に、オープン寸前だったベジタリアンレストランTOSCAがありました。現在も、3人を中心にまわしている素敵なお店です。場所は京都大学農学部の門の横。とにかくおいしいのでお勧めです!
http://tosca-kyoto.com/

このときとても印象的だったのは、企画の最後の方に発言してくれた明朱花さんの言葉でした。「自分たちは福島県いわき市に住んでいた。原発事故の直後に福島を飛び出して避難した。今、縁あって京都でレストランを開くことができた。ここから原発のない世の中を目指していきたい。そんなことも考えながらベジタリアンレストランをスタートさせます」というようなものでした。
大変、胸を打たれました。すぐに明朱花さんに直接にお話を聞きにいったのですが、彼女が言うには、「自分たちの家はチェルノブイリで被災した子どもたちを何度も受け入れてきた。小さいときから、チェルノブイリの子達と一緒で、その胸にチェルノブイリリング(甲状腺手術の痕)があることも見てきた。だから事故があったとき、ここにいてはいけない。すぐに飛び出さなくてはと思った」・・・とのことでした。 (さらに…)